二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【ポケモン】_出逢いはナナイロで…_【コラボ】 ( No.4 )
日時: 2015/09/23 22:41
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: Slxlk2Pz)


・・・・・

カルムが絶賛迷子中の頃リュウトもようやくプレミシティに到着していた。久しぶりのプレミシティ実際言う程久しぶりというわけではないのだが久しぶりに感じてしまう。
街を見上げるとあちらこちらの建物がまだ破壊されたままだった。

「……たくっ、街を救ったヒーローが戻ってきてやったと言うのになんも無しかよ。」
「そりゃそうでしょ。クロバットを止めた人がリュウトだって事は殆ど知ってる人は一部しか知りませんもん」

あの事件に終止符を刺した自分に対してなんにも歓迎もなにもない事に不満があるがヒメの言う通りリュウトが『クロバット』を倒した事はマツクリ、シモーナ、妹のアミあたりしか知らない

「さて、カロス地方のトレーナーとやらを迎えに行くか」
「・・・・リュウト、そのトレーナーの特徴とかなんも聞いてないですよ?」
「……確か、足がグンバツで胸が豊満な女じゃなかったか?」
「リュウトの妄想でしょ…それ」

この広い街プレミシティからカロス地方のトレーナー一人を見つけ出すというのは困難だ。1日かけても見つける自信はない。

「はぁ…飯食いに行こうぜ?」
「賛成です。デラックス苺パフェ食べたいです、わたくし!」

人を待たせているというのに昼飯を取りに行く自由ぶり。カルムを無視してファミレスに直行するリュウト達。

・・・・・

ーー人気の無い路地裏


「おい、早くくれよ!頼むよっ!!おれっちもうそれがねえと生きて生きねえんだよ!!」
「黙れ!てめえ金全然用意できてねえだろうが!」
「俺達だって暇じゃねえんだ!呼ぶんじゃねえ」

カルムが先程見かけた黒服の男達だ。そうもはや馴染み『ブラック団』だブラック団のしたっぱ二人組は1人の中年男性となにかを取り引きをしている。中年男性がしたっぱAが持っているケースの中身を欲しがっているが。この男はこのケースの中身の物が買える程の金を持ってきていないようだ。

「うぇええ!どうしてもくれねえって言うなら、力づくでも!頼むぜ!ワンリキー!」
「リッキー!」

中年男がモンスターボールから出したのはかいりきポケモンの『ワンリキー』である。
ワンリキーはケースを持ったしたっぱに突撃する。したっぱはケースを落とす
ケースの中には白い粉から飛び散る、『麻薬』だ。

「へっへっへ!こいつだこいつが欲しかったんだ。俺はぁ!」

ブラック団は金儲けの為に麻薬密売もやっている。金さえ払ってくれれば子供にだって渡すこの中年はブラック団特性麻薬の中毒者の一人だ

「このカスが…!よくも、やってくれたな…!サイドン!」
「スカンプーおめえもだ!」

したっぱAはサイドン、したっぱBはスカンプーを繰り出してきた。

「どくガス!」
「ふみつけ!」

スカンプーは口から悪臭を吐きワンリキーと中年男に浴びせどく状態に変える。
ワンリキーと中年男は苦しみ始め倒れこむとサイドンの巨大な足が中年男とワンリキーを叩き潰す。

「やっべ…殺しちまった!ムラサメ様にこの街ではあまり騒ぎを起こすなって言われてたのに…!」
「こんなやつ死んだ所で騒ぎなんかなるわけねえだろ。たくっラボエのジジイのせいでこの街で暴れる事ができなくなっちまっぜ。さっさと死体処理すんぞ」

ブラック団員達は馴れた手つきで殺した中年の死体を処理をする。

「次行くぞ、あんま人に見られるなよ前回事件で犯人が俺達だって気づいてる奴らだっていんだからよ。」
「もちろんだぜ」

・・・・・

ファミレスに向かっている最中噴水広場で『プレミ焼き』が売られているのをみた
プレミ焼きとは餡子とカスタードを生地で挟んでいるプレミシティの名物菓子だポケモンも勿論食べれる。

「久しぶりに食べみませんリュウト?」
「今からファミレスでデラックス苺パフェを食うんだろうが。後でな…ん?」

リュウトの目に入ったのはベンチに座って泣きながらプレミ焼きを食べているジャージの自分より年下の男だった

「なんだ?ありゃ…まあ気にしなくていいか」
「もう、苺パフェ食べたらプレミ焼きですよ!」
「わーったよ」

二人の求めている人物は目と鼻の先なのに二人とも気づかずにいた……。

・・・・・