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「分かったわ！」
「了解〜」

爆発の煙でブラック団の奴らが目が眩んでいる隙に逃げ出すリュウト、セレナ、アイニス。

「ぐぅぅぅっ！あのガキ共、絶対許さねえぞ！！腹わたぶち抜いて血反吐の海に沈めてぶち殺してやるぞ！！！！」

ムラサメがとうとうブチ切れオカマ口調から荒い男の口調となった。ジェシーとエスペラの額から汗が垂れ落ちた。ムラサメの口調が変わったという事は『本気』になったと言う事だ。

「安心するのは今のうちだ。必ず近いうちに貴様らは俺を怒らせた事を後悔させてやる！！！！お前達今は引き上げるぞ！」

ムラサメはとりあえず今は引き上げを提案する。ムラサメは頭から青筋が浮かび上がっている、ムラサメは本気で近いうちにリュウト達を消そうとしているつもりだ。

「首を洗って待っているがいいフッハハハハハハハハハハハ！！」

基地中にはムラサメの不気味な笑い声が響き渡った。エスペラもジェシーもこれはもう止められないなと思った。


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ーー噴水公園

「こっちこっちで〜す」

噴水広場でヒメがブンブンと手を振ってこっちにいるよとアピールをする。噴水広場だけど噴水の水は凍っている。

「リュウリュウとヒメっちっていつ戻ってきたの？」
「やめろつってんだろうがダボが」

リュウトはアイニスのリュウリュウ呼びが気に入らずついつい暴言を吐いてしまうがアイニスは特に気にしない。

「さっきだよ。さっき」
「確かナナリーシティって場所に行ってきたのよね？」
「………ああ、まあな。一応話してもいいか」

リュウトはアイニスとセレナにナナリーシティでの出来事を話した。ナナリーシティにあった屋敷にいたニャスパーに過去を見せてもらいナナリーシティの名前の由来はやはりダイナーの妻ナナリーから来ていた。ナナリーの両親がナナリーを可愛がるあまりに街に自分の娘の名前を付けてしまった。ナナリーはポケモンを癒す力とポケモンの思っている事が分かる特殊の力を持っていた。そのせいでナナリーは奴隷商人に追われ追われている所をダイナーに助けてもらった。それ以降ダイナーとナナリーは愛し合い二人で駆け落ちをしシモーナを産んだ。しかしシモーナが生後４ヶ月後に三人組の奴隷商人に襲われナナリーは死んだ。
それ以降ダイナーは人間を恨むようになった。

三人組の商品がナナリーや産まれたばかりのシモーナに放った言葉はあまりにも酷かった。『てめえは金になる女』と言い放った。

酷い話である正直この過去を見てリュウトはダイナーに同情してしまった。愛する者があんな連中に殺されたのだ気が狂ってもおかしくはない気がする、この過去を見せ終わった直後歳をとっていたニャスパーは力を使い果たし死んでしまった。

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