二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【ポケモン】_出逢いはナナイロで…_【コラボ】 ( No.72 )
- 日時: 2015/10/18 22:34
- 名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: AwgGnLCM)
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「しかしてめえらこれからどうするんだ?」
カルムを殴った手を摩りながらリュウトはカロス組に言った。そう結局なにも解決していないカルム達はカロス地方に帰る方法がないのだ。ブラック団のヘリコプターを盗むという作戦だったが失敗に終わった。
う〜んと考え込むカロス組。もう打つ手はないのか?
「流石のわたくしもなんにも思いつきませんわ。もうナナイロで暮らしたらどうですか?」
ポンとヒメが手を叩きいっそもうここで暮らしてしまえという投げやりな案を出した。
「それもいい考えたけど…僕達はまだカロス地方でやり残した事がたくさんあるんだよ」
カルム達はいつまでもナナイロ地方で踏みとどまっているわけにもいかない。確かにこの地方も下衆が多いがリュウトやヒメがいるから楽しい。だがカルムはカロス地方を一周しジムバッチを集めポケモンリーグに挑戦するという夢が。セレナにはポケモンスペシャルショーでカロスレジーナになる夢がある。それにフレア団のことも気になる。
「はぁ、やれやれ…。あ、もしかしたら」
リュウトが困った顔をしポリポリと頭を掻く。何かが思いつくと立ち上がりこの場を後にした。カロス組、そしてヒメも首を傾げた一体リュウトはなにを思いついたのだろうか。20分くらいするとリュウトは戻ってきた。
「リュウリュウ一体何処行ってたのさ」
「黙れ、アイアイ」
「歌みたいですね」
リュウトも対抗してアイニスをアイアイ呼びする。ヒメが思わずそう言った。
「で、本当に何処行ってたのリュウト?」
「ヘリコプター買ってきた」
「は?」
リュウトの発言に耳を疑った一同今なんて言ったヘリコプターを買った?何処どうやって何処にそんな金があったのだろうか。それにヘリコプターは全て壊されたのでは?
「い、一体何処で買ったんですか?」
「アルバート社だ」
「!?」
ヒメはそれを聞き目を大きくした。アルバート社あの変な笑い方をする社長そして娘のマリカの会社で黒い噂があるあの会社。まさかヘリコプターも売っていたとは
「奇跡的にアルバート社の倉庫にあったものは無事だったそうだ。明日には届くみたいだ」
「リュ、リュウト正気ですか!?」
「大丈夫だ。きっとな何かあったら俺が責任を取る。今はこいつらが帰る事が先決だ」
アルバート製のヘリコプターなので信用出来ないヒメだがリュウトの説得ではぁと溜め息をつくも何とか納得する。
「ヘリコプターなんてどうやって買ったの?」
「支払いはてめえらの所の博士にして貰うから」
「「え?」」
カルムとセレナが揃って言ったリュウトは支払いは『カロス地方にいる博士が払います』と電話で伝えてしまった。
「やばい時は研究所売ればいいだろ。それか女の助手を売るか」
「リュウリュウ他人事みたいに言うね〜」
悪人顔負けの下衆さ見せるリュウトだった。
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その頃カロス地方のプラターヌ研究所ではプラターヌが落ち着きもなくそわそわっと部屋を歩き回っているナナイロにいるカルム達は無事なのだろうかそればかりを心配する。
助手の一人が電話を持ってきたプラターヌに用件があるらしい。プラターヌは電話取った。
「はい、もしもし?」
『ほっほっほ、私はアルバート社社長のエビル・アルバートです。』
奇妙な笑い方をする男からの電話だアルバート社と言ったらナナイロにある大きな会社だ。日用品からポケモンの道具や核兵器までも販売する会社。そんな会社が何の用だろうか
『ほっほっほ、本日は我が社のヘリコプターのお買い上げありがとうございました。お値段の方2億円となります。お金は明日取り行くので積み立てておいてくださいね。ほっほっほ』
「え?……ちょっと待ってください!!!!?も、もしもしもしもーし!?」
プラターヌが呼びかけた時にはもう遅かった電話が切れていた一体どうなっているのかプラターヌの頭はパニックになっていた。
「ど、どうなってるんだ本当に……」
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4〜五人乗りくらいのヘリコプター一機の値段は本当に1〜2億円するのでぼったくりではないです