二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【ポケモン】_出逢いはナナイロで…_【コラボ】 ( No.9 )
日時: 2015/09/24 19:51
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: Slxlk2Pz)


・・・・・

「(ぐっ、もう駄目か?)」

覚悟を決め目を強く瞑るカルム、しかしいつまでたってもヘドロばくだんがやって来ない…。一体どうしたんだろうか?それに何かと戦ってるような音も聞こえる

戦っているような音……?

カルムか恐る恐る目を開けると。黒一色で統一されている服とお洒落眼鏡の決してお世辞でもイケてる顔とはいえない普通の顔の男が白い翼の生えているポケモンでスカンプーを倒していた。

「てめえは…今、ブラック団内でもマーキングされてる奴じゃねえか!?」

ブラック団Bが普通の顔の男を見て目を大きくし驚く。ブラック団の二人は顔を見るなりじりじりと後ろに下がる

「リュウトブラック団内では有名人ですって。あむっ」
「五回福引きして全部ティッシュだった時と同じ気持ちだよ今」

あの宝石のようなポケモンが言うには男の名前は『リュウト』らしい。……リュウトの言い回しに違和感を覚える普通に嬉しくないって言えばいいのに……

ちょっと待て。あの宝石のようなポケモン喋ってなかったか?・・・・・。

「ええええええええぇええ!!!?ポケモンが喋った!!?」

思わず叫んでしまった。

「うるせえ黙って助けられてろ」

・・・・・

・・・リュウト視点

ブラック団を追いかけていたら青いジャージの男がブラック団員達と戦っていた。物陰からそのバトルを見ていたらジャージの男が奴らに勝利した。もう少し様子を伺っていたらジャージの男がサイドンに束縛され、スカンプーにやられそうになった所をやれやれと思いながらトゲチックで助けの船を出した

こいつらカルムが捕まるまでの一部始終を助けにも入らず観覧していた。

ブラック団員達はリュウトの顔を見るなり焦った表情をみせる
下っ端Bはトゲチックに倒されたスカンプーをボールに戻す。

「くっ、サイドン『つのドリル』!!」
「ドォォォォォッ!!」
「うわっ!?」

サイドンは束縛していたカルムを放り投げトゲチック向けて自慢のドリルを回転させ突っ込んでくる。つのドリルは命中すると一撃で仕留められるという一撃必殺技の一つ
突っ込んでくるサイドンをトゲチックはその場から動かず避けようともしない

「キッス、突っ込んで来るその能無しのデカブツにマジカルリーフだ」
「チクククッ!」

トゲチックはニヤッと笑い光る無数の葉っぱがサイドンを襲う。無数の葉っぱが全て体に突き刺さりサイドンはドダン!と大きな音を立てて倒れる。

倒れたサイドンをモンスターボールに戻す。

「チッ!覚えてろよ!」
「覚えて欲しかったらお前くらい言えよ」
「いや、名前ないんですよモブだから」

捨て台詞を吐いてブラック団達が逃げていく。追い討ちをかけるかのようにリュウトはそう言いメタい発言をしたヒメ。

喋っているヒメを見てまだパチクリとしているカルム。ヒメはポイとパフェが入っていた皿をその辺に投げ捨てる皿はパリーンと割れる。キッスはまだ戦い足りないと言わんばかりにシャドーボクシングを始める

「おいてめえお礼。助けてやったんだお礼くらい言えよ」
「はっ!!?あ、いや…あ、ありがとうございます!」

リュウトの一言で我に帰り彼にお礼を言う…。なんかこいつ偉そうだなと思うカルムだった。

「み、見つけましたよお客様!?」
「げっ」

先程リュウトがいたレストランのウェイターだ。ウェイターは息を切らしている相当リュウトを探していたようだ。

「当店はツケなんて物はできません!プレミアハンバーグセット、デラックス苺パフェ、ドリンクバー全部合わせて3200円!きっちり払って貰いますよ!!

すごい剣幕でリュウトを追い詰めるウェイター。ウェイターの目に入ったのはさっきヒメが投げ壊したパフェの入れ物だ。

「これはデラックス苺パフェの入れ物!?これは高かったんですよ!この入れ物の値段も合わせて5800円!払え!!」
「大丈夫ですよウェイターさん。全部彼が払いますから」

ヒメが指を指している方向にいたのはカルムだった。

「・・・・・・・・・はぁ!!!!?」

・・・・・