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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: Fate 運命が歪み始めた物語 ( No.11 )
- 日時: 2015/10/06 20:40
- 名前: 雪乃 ◆YY./.qapS. (ID: wR.Qnrni)
理沙主人公小説 Ⅰ
attention
・創作あり
・時間軸は第四次聖杯戦争終了後(zero完結後)
・理沙ちゃん敗北した設定
今日も私は、何一つ変わらない生活を送る。
普段と同じ通学路。
普段と同じ学校。
普段と同じクラスメイト。
普通の日常が、ただ普通に続いてくれればいい。
願いはそれだけ。
それ以上は何も望まない。
普通が何よりも一番だから。
もう誰も戻ってこない。
優しくしてくれた家族はもういない。
戦いが終わってから分かりきってたことなのに。
だからもう、私の日常を壊さないで。
大切な人を奪わないで。
もう戦いたくない。
また何かを失いそうで怖いよ。
「‥‥オルフェウス様」
ついこの間まで私の隣にいてくれたパートナーの名前を呼んだ。でも、もう彼の声も音楽も好きだったハープの音も聞こえない。それを知った瞬間、何かが壊れた気がした。
戦いだって分かりきってたはずなのに。失うって分かってたはずなのに。聖杯戦争が終わったらいなくなるって知ってたはずなのに。
「一人ぼっちにしないでよぉ‥‥!!」
頬から温い水滴が流れた。それはボロボロ止まることを知らないかのように両方の頬を流れていく。むしろ止まるどころかさらに水滴の量は増え始めた。
「誰かっ、助けてよ」
涙が零れて、前が見えない。
誰か私の手を取って。
私を一人にしないで。
————‥‥少女に戦いは早すぎた。
—————————全てを失った聖杯戦争—————————
すごい重い話になりました…
その分理沙ちゃんの話を幸せにしていきたい。
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