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理沙&五次槍主人公小説 Ⅰ

attention
・創作です
・>>17のネタから派生しました
・if設定
・プロローグ的な何か

——————————私が、守らなきゃ。

彼を見た瞬間、そう思った。だから、あの人から無理矢理令呪を奪って、彼を私のサーヴァントにした。そうじゃなければ彼は命を落とすはずだってそんな予感がしたから。今になって思えば、後悔とかそう言うのを気にしないで行動していた。

「‥‥おっと、掴まってな。理沙」

「うん」

私の手の甲に描かれた紋章は彼‥‥ランサーとパートナーだという証拠。例えそれが他人から奪ったものだったとしても。ほんの少しだけ、罪悪感があった。
ごめんなさい、ランサーのマスター。でも、目の前で命を落とされたら後味が悪いから。それは私の自分勝手かもしれないけれど。

「‥‥ねぇ、ランサー」

「どうした」

「私が、貴方のマスターで本当によかったの?」

恐る恐る、彼に聞いた。いきなりマスターを変更され振り回されたはずだろう。それも二度。本来なら、彼の意思を尊重しなければいけないのだろうけど、その時の私にそんな冷静さはなかった。

「俺は————————」

彼の口から言葉が紡がれる。自分で聞いたはずなのに、拒絶されるのが怖い。

お願いだから、私を拒絶しないで。

その瞬間。

バシィッ、と何かぶつかる音が聞こえた。‥‥敵襲だ。幸いランサーに怪我はないみたいだけど‥‥

「悪い、理沙。その返事はまた今度みたいだな」

「‥‥そう、だね」

ちょっとだけ、気になるけど。
‥‥勝たなきゃ。今はこの戦いを切り抜けなければいけない。

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設定は神父から令呪を奪ったという設定。
ここら辺の設定は変わる確率高い。