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舞桜主人公小説 Ⅲ

attention
・創作です
・もし鯖シリーズのプロローグみたいなものです

立てば芍薬、座れば牡丹。周囲は口をそろえて彼女にふさわしい言葉だと言った。

「‥‥誰だよ、こんなの作ったの」

いつだったか渡された国語のプリントの問題用紙にそう書かれていた。言う側は特に何の問題もないだろうが、言われる側としては何かと問題があった。

「完璧じゃないし、っていうかそもそもこんな私見たら失望するよね」

その当の本人、舞桜はというと‥‥

「それにしても、休日って最高」

ベッドに横たわり、雑誌を読む。あの英雄王の言葉で言うのならば「愉悦」と言ったところだろうか。

「‥‥ま、外に出る時だけ大人しくしてれば誰も口出さないか」

読んでいた雑誌をパタン、と閉じて目を閉じる。

「あーあ、それにしてもホント退屈。刺激がなさ過ぎて退屈しちゃう」


そんなことを言ったのが、間違いだったのか。
はたまた正解だったのか。
今の彼女は何も知らない。

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かといって刺激がありすぎるのも困りますが…(笑)