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理沙&五次槍小説

attention
・創作です
・>>24から派生した小説です
・stay night(凛ルート)です

「ごめんなさい、凛ちゃん」

私は目の前にいる友人に謝った。
喧嘩したとか、そう言うものじゃない。

「私、“彼”のマスターなんです。だから貴方には負けてもらいます‥‥」

私は彼女を傷つけようとしている。
それも自分の意志で。

でも、仕方ないのかもしれない‥‥だって今私達が行っているのは聖杯戦争という名の戦いなのだから。戦いになれば友達だろうがなんだろうが関係ない。私達がマスターである限りそれは続くのだから。

私は軽く瞼を閉じた。
覚悟を決めなきゃ、友達だろうと容赦しちゃいけない。凛ちゃんは今は私の敵なんだ。無情でいられるように必死に自己暗示をかける。

「‥‥フン、随分言うようになったじゃない。理沙」

「この期に及んで強気でいられるなんて、さすが凛ちゃんですね」

学校で猫をかぶっていたのが嘘のように、彼女ははっきりと物を言う。これが彼女の本性らしい。

「でも、こっちには“彼”がいますが‥‥それでも強気でいられますか?」

“彼”というのは私のパートナー。三大クラスの一つ槍兵のサーヴァント。

「お願いします、ランサー!」

「任せな!」

そう言うとともに私は瞼を開けた。やっと、覚悟を決めた。


———————————これは戦争。
相手が誰だろうと関係ない。
戦いはいつだって非常なのだから。

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ベースはstay nightの最初の方です。
あとで凛ちゃんルートのアニメじっくり見ておきます。