二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: Fate 運命が歪み始めた物語 ( No.48 )
日時: 2016/02/27 17:47
名前: 雪乃 ◆YY./.qapS. (ID: b/D5tvZu)

FGO 空の境界らっきょコラボパロⅡ

attention
・創作です
>>46と同じくFGO空の境界コラボパロです
・オリキャラ・創作鯖・英霊化要素があります
・もはや安定となった一般市民代表(舞桜)がマスターです
・今回はツキソノ視点です
・704号室ネタバレ注意です

「マスター、そろそろ704号室に到着しますよ」

某特異点、某幽霊マンション。そこにはイレギュラーを称するバーサーカー ツキソノ、この特異点で出会ったアサシンのサーヴァント両義式をはじめとするサーヴァントと彼女らのマスターがいた。

「噂によるとキャスターが出るらしいけど、まさかドアを開けた瞬間鬼畜ゲーが待ち構えてるとかないよね」

推奨レベル70、ついにこのマンションも終盤を迎えた。

「まさか。キャスターだろうと鬼畜仕様のバトルでも私がグシャッとしますからご安心を、マスター」

「ツキソノさん怖い!いくら敵でもそう言うスプラッタ的な事は止めよう!?」

「フフッ、冗談です。暗い雰囲気でしたからせめて周りの雰囲気を明るくしようとしてみたのですが」

ツキソノはいつもと同じように笑顔を振りまきながら704号室のドアノブに手を掛ける。
ガチャリと重々しい金属独特の音を響かせドアが開くと同時にツキソノの先程までの笑顔はその瞬間消えた。

彼女の目の前には見覚えのある長い青い髪と赤い瞳が見える。

あれ、可笑しいな。何で彼がこんなところにいるんだろう。
っていうか部屋の中真っ暗。

バタン。何事もなかったかのようにドアを閉めるツキソノ。そしてごく普通に部屋の前を通り過ぎようとする。

「おい待て怪力女。お前どこに行こうとしてる」

それを止めたのは式。彼女の手にはこのマンションに住む住民達の苦情が書かれているメモが握らされている。そう、この部屋で何かがあるのは間違いないのだ。

「え‥‥?何って、何も異常がなかったので」

「異常あっただろ」

「‥‥だって、私のサーヴァントにそっくりだったんですもの」

「はぁ?アンタサーヴァントだろ、何言ってんだ」

「だからこれには訳がありまして」

毛先を弄りながらツキソノは説明する。いや、説明しようとした。‥‥が、彼女のマスターはそれに聞く耳を持たず部屋に侵入する。

「お邪魔しまーす」

「ちょっとマスター!?私の話聞いてます!?」

慌てた様子でマスターの後を追いかけるツキソノ。それを見て呆れた表情をする式もそれに続けて部屋へと入っていった。

———————

「誰かと思えばさっきのお嬢ちゃんじゃねぇか」

「‥‥どうも」

眉間に皺を寄せながらキャスターである彼に挨拶をする。隣にいるマスターはさっきから「CMの人だ!本物キタコレ!」と目をキラキラさせながら彼を見ている。

‥‥その後、彼がこのマンションに住んで何をしていたのか知った瞬間、ツキソノはこれまでに見たことがない笑顔で宝具を発動しようとしたとかしなかったとか。

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とりあえず7、8階までこれた。
式さんお強い。
キャスニキ、色々ごめんよ。