二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: Fate 運命が歪み始めた物語 ( No.55 )
- 日時: 2016/03/24 22:09
- 名前: 雪乃 ◆YY./.qapS. (ID: b/D5tvZu)
英霊ツキソノ襲来編 Ⅲ
attention
・創作です
・>>41、>>44の続編です
・創作鯖要素あります
・FGOをベースにしています
・パーティは私、雪乃のパーティです
・定着してきましたがぐだ子ちゃん=舞桜です
・今更ながらFGOイベント「チョコレート・レディの空騒ぎ Valentine 2016」ネタです
「あの、エミヤさん。何やら厨房の方が騒がしいのですが」
赤い弓兵、エミヤより少し身長の低いイレギュラーなサーヴァントの少女、ツキソノは彼の服の裾をグッと力強く引っ張った。
「あの‥‥ツキソノ、裾が千切れそうなのだが」
彼女は話を聞いている限り人との接触があまりない為意識していないのだろう。
「あ、ごめんなさい‥‥私、力加減とかよく分からなくて」
少しオドオドしながら狂戦士の一面を持つツキソノはエミヤの服の裾を放した。
「それで先ほどの話だが———————」
赤い弓兵の話を聞き終わった人狼はキラキラとした表情を浮かべていた。
「バレンタインチョコですか!面白そうですね。それでは私も腕を振るいましょう!!」
‥‥それで、ただでさえ戦場と化していた厨房はさらに激しさを増した。
「‥‥あの時のことは思い出したくない‥‥バレンタイン‥‥リア充‥‥うっ、頭がっ」
「君は何か別のことを考えていないかね?」
カルデアにとって重要な人物、マスター。彼女は赤い弓兵と話をしているとその時の光景を思い出したマスター。
『マスター、腕によりをかけて作ったバレンタインチョコです。どうぞ食べてください』
『うわぁ‥‥!!いいの、ツキソノちゃん!』
『はい。どうぞ』
『ま、待てマスター!早まるな!!』
あと一歩早ければ彼女のトラウマにならなかったのだろうか‥‥
『あ、あの‥‥マスター?』
『‥‥ツキソノ。まさかとは思うが‥‥』
『エリザベートさんが『まずは胃袋から掴むべきよ!!』と言いながら手伝ってくださったのですが‥‥』
これじゃあ胃袋を千切ったようなものだぞ‥‥
あの後マスターがバタリと倒れたのは言うまでもない。
「あんなの、チョコじゃない‥‥」
——————
エリちゃんの料理‥‥いったいどんな味がするというんだ‥‥
ちなみにツキソノの方は力加減ができないだけで一応まともなのは作れます。色々グシャッとしますがね!!!