二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: Fate 運命が歪み始めた物語 ( No.56 )
日時: 2016/03/27 21:48
名前: 雪乃 ◆YY./.qapS. (ID: b/D5tvZu)

理沙主人公小説Ⅳ

attention
・創作です
・プリイリパロです
・聖杯戦争が終わったのにオルフェウスもいるし五次槍もいます。簡単に言えばパラレルワールド的な何かです
・唐突な魔法少女要素があります

人狼の友人が、唐突にこんなものを預けさせろと来た。

「ねぇ理沙。ちょっとこれを預かっててくれないかしら?」

そう言って渡されたのは木の箱。中には何やら重くもなく軽くもないものが入ってるようだった。

「それと、私がまた来るまでに開けないこと。開けたら、そうね———」

お宅のランサー、激辛麻婆の刑にでもしようかしら♪

かなり上機嫌でそんなことを行って帰って行った友人。人狼‥‥理沙はそんな彼女を見送ることしかできなかった。

——————

「おい理沙ッ!!絶対開けんじゃねぇぞ?絶対な!!」

友人が帰った直後、ランサーに肩をがっちり掴まれながらそう言われた。

「それってランサーがただ激辛麻婆を食べたくないからじゃ」

そう言うと目の前には笑顔でプレッシャーを放つ彼の姿が。いつもなら人懐っこい彼の笑顔が今はただ恐怖しか感じない。

「おいランサー!理沙が嫌がっているだろう、離れろ駄犬」

「おーキャスターの嬢ちゃん」

キャスター‥‥オルフェウスはランサーをキッと睨みながらこう口にする。

「嬢ちゃん言うな、ホットドッグ食わせるぞ」

2人が(と言ってもオルフェウスが勝手に)口喧嘩をしている最中、理沙は木箱をジッ‥‥と見つめたりペタペタ触っていた。

友人がこんなことを言っていた。

『実はね、それ世間一般でいう魔法少女が使うステッキが入ってるのよ』

『凛ちゃん、どうしたんですか。テレビの見すぎですか?』

確かこの間可愛らしい友達がなんとかファンタズムが面白いとか言っていたような。そう言った番組の見すぎかと思っていた理沙だったが、実際に魔術があるのだから魔法もあるのではないかと勝手に納得した。

まさか‥‥と思った理沙はこっそり木箱のふたを開けることにした。

ごめんね、ランサー。
私って本当に人でなしだね。

スッ、と静かに箱を開けるとそこには友人の話す通りいかにも魔法少女が使っていそうな杖が。
だがその瞬間、予想だにしていない出来事が起きる。

「やーっと狭い箱の中から解放されましたわぁー!!」

バターン!!

いきなり目の前で杖が話し始めたのだった。それにはさすがの理沙も驚き気を失った。
その音に気付いたのか二人はこちらを振り向くや否や焦りの表情を見せる。

「おい理沙——ッ!?」

「理沙が、理沙が倒れた!なんて事をしてくれたんだこの人でなし!!」

‥‥続く?

————
次回、理沙が魔法少女に!!(大嘘)
プリイリ4期放送決定記念として書きました。

結局私は五次槍を入れずにはいられないようだ。