二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: Fate 運命が歪み始めた物語 ( No.58 )
日時: 2016/04/02 17:25
名前: 雪乃 ◆YY./.qapS. (ID: b/D5tvZu)

FGO 英霊 白乱入編 Ⅰ

attention
・創作です
・FGO 第五特異点 北米神話大戦イ・プルーリバス・ウナムの後半のネタバレがあります
・題名の通り無銘の暗殺者(白)が第五章(後半)に乱入します
・創作鯖要素があります
・5章のネタバレ注意です

「‥‥随分と生々しい戦いをしてるんだねぇ、アンタ達。僕も混ぜてよ」

刀を持った英霊は突如この世界で唯一のマスターである少女にそう語りかけた。
その瞳に迷いはなく、誰かの役に立ちたいという表情をしていた。

「‥‥どなたですか?見慣れないサーヴァントですが」

すぐさま臨戦態勢に入った少女のサーヴァント。
あぁ、あれがシールダーってやつか、と思いながら刀を持った英霊はジッ、とシールダーを睨みつける。

「————アサシンの白。歴史の裏で暗躍した誰も知らない暗殺者、って覚えといて」

マスターは白が手に持っている刀を見てこの英霊が日本に縁のあるサーヴァントだと理解した。
それにしても何故日本のサーヴァントが‥‥と思ったが、フランスに縁のあるランサー エリザベートとローマに縁のあるセイバー ネロが召喚されているのだから別にどうということはないか、とその部分は気にしないことにした。

「別にケルトとかアメリカに怨みなんてないけどさ、こういう戦争には暗殺って必要不可欠でしょ?」

‥‥暗殺。
白が召喚される前に1度それを試みたのだがケルト側による予想の斜め上の展開により結果は失敗した。

マスターはだんまりとしている。
そう、正直のところ少女には仲間を失ったショックがいまだにある。

—————それを見透かしたかのように白は瞳をマスターに向けた。

「‥‥何があったのかは知らないけど、暗殺ってシンプルなんだよね。成功すれば生き残れるし、失敗すればそのままあの世逝き。そのリスクを知ってて、そういう選択をしたんじゃないの?そんな選択ができるってことは」

確かにそうだ。
彼らはそのリスクを知った上でその選択をした。

「それに、僕はアサシンだ。「人を抹消する」ことを得意とするサーヴァントだ。いざっていう時に僕がいて損はないと思うけど?」

白はそう言いながら小さく笑った。

「分かった。仲間は一人でも多い方がいいもんね」

やっと人間らしい一面を見せたマスター。
今まで眉一つ動かなかった表情は今では年相応の少女の笑顔があった。

—————
5章楽しい。
リンゴ食べながら進めてます。