二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 恋哀戦争 ( No.2 )
- 日時: 2015/10/11 18:41
- 名前: 美奏良 (ID: xMxTbxuA)
第1戦
現代の技術は凄まじい速度で進化していった
車は車輪が無く
エレベーターにワイヤーは無く
連絡は腕に付いているコンピュータ、【MO-BA2869】によりホログラムで通話ができるようになっている
人々は、科学の進化で道具を使い魔法が使えるようにまで発展していき、充実した生活が一時期あったが
その時代はすぐに過ぎ、戦争が始まった
近代的な装備、武器
科学は悪い方向へと進んでいってしまった
この物語は残酷な戦争の中
敵同士の大将と、二等兵が戦争を終わらせる物語
……
……………
……………………………
とある一室にて…
軍士だろうか、たくましい格好をした女性が高級な椅子に腰掛けている男性に話始める。
?「大将。次の作戦はどういたしまょう」
大将「そうだな…、ひとまず今は物資が色々とたりない。その補給などを救護班、空戦班に司令を」
?「了解いたしました」
そう言い、部屋をでる
彼女の名はエリー
エリー・リヴァーソン
性別女、年齢19
階級が一番下の二等兵だか先輩を上回る実力
技術も飛び抜けている
【天性の少女】
そう周りから呼ばれている
エリー「これからまた戦いに行かなきゃいけないのですね…
もうそろそろ私も帰れなくなるはず…」
私が死んだらこの軍はどうなるのだろうか、ふと考える
この軍にいる人達は皆、エリーを頼っている
いや、頼り過ぎている
エリーが死んだ途端、きっとこの軍は崩れていくだろう
これまで幾多の命が亡くなっただろうか
これまで自分は何人もの命を途絶えさせただろうか
もう人を殺めたくはない、夢だってある
エリーは結婚をしてもいい年頃の女性だ
なぜ、彼女は戦うのか
エリー「ひとまず、救護班と空戦班に連絡を…」
言いかけたその時、
ジリリリリリリッ!
突然、出陣のベルがけたたましく鳴る
エリー「っ?!
…進軍してきたのね!!」
武器庫まで全力で駆ける
急いで出陣の支度をしなければならない
そうしなければ負けてしまう
さらに足の回転を早めたエリーだった。
……
………………
…………………………………
武器庫へ着いた途端、エリーは言葉を詰まらせた
エリー「……っ」
ナイフなどの至近距離専用の武器のみだったのだ
相手は確実に銃爆弾
さらに昔と今は違う
弾丸がレーザーの様に、爆弾は威力が増している
そんな中、至近距離型武器で戦うのはかなり無謀だ
そして装備も重厚な物は全て無く、防御力のあまりない装備しかないのだ
エリー「いや…、でもこの装備は透明化9と俊敏7の※高ヒールが埋め込められてる※暗殺者専用装備……これなら相手にはバレないはずです……」
重厚な装備には中ヒールと低ヒールが埋め込まれている
高ヒールは埋め込んではいけないことになっている
防御力が高いため高ヒールをはめ込むことは法律に反するのだ
エリー「たまには重っ苦しい装備を着ないのも良いかもしれません」
着用してみて軽装備はなかなか悪くないようで、軽く頷きながらナイフを選ぶ
エリー「※サバイバルナイフは外せないから、※スキナーナイフにしようかな」
手に持って少し振ってみる
なかなか使えるようですぐにショルダーへ入れる
エリー「顔を見られたらまずい気がします…
軽装備には確か仮面がついてたような……」
軽装備のあった場所をガサゴソと漁る
すると軽装備専用仮面がでてきた
素早く装着し、戦場へ向かうための移動装置に乗る
一瞬にして戦場に到着
着いた途端、ヒールのスキルを使い透明になる
俊敏のスキルは走ると自動発動するため駆け出した途端凄まじい速度になった
エリー(1人ずつ…正確に…)
エリーは重厚装備の男の後へまわる
そして、
ザシュッ
男「がぁっ…」
短く声をあげてから倒れ、動かなくなった
戦闘をすればするほど、段々と人を殺める事に対して躊躇いが無くなっていく
エリー(次…)
ザシュッ
エリー(次っ…)
ザシュッ
男達の短い叫びが、辺りに響く
相手軍の仲間達は倒れていく者達を気にしながら銃を撃ち続ける
徐々に減っていく相手軍
エリー(1人は…後1人だけでも…!)
あと1人は削りたいと思い、攻撃を仕掛ける
?「…はぁ!」
エリー「いっ!!」
ガスッ
攻撃され、透明化のスキルが解ける
そして仮面が割れてしまった
エリー(透明になってたから、見えないはずじゃ…っ!)
頭から血が流れる
ズキズキと痛む
?「…危ないところだった」
エリー「っ…」
攻撃をされた時の衝撃が強かったせいか、上手く体が動かない
男はこちらを振り向く
?「……シニョ、リーナ…?」
エリー「?!」
顔を見られてしまった
逃げようとするが体が言う事を聞かない
男もびっくりしているらしくピクリとも動かない
エリー(今のうちに…!)
透明になり体を無理やり動かし、その場から逃げる
男はその行動に驚き、
?「あっ」
と、言った
エリー(じ、充分戦ったから離脱っ!)
そう考え戦場を後にし、基地へ帰ってきた
そしてその場に座り込みポツリと呟く
エリー「見られちゃった……んですよね…?」
第1戦 END