二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 恋哀戦争【JOJO2部×オリ】 第4戦更新完了! ( No.39 )
- 日時: 2016/01/07 20:33
- 名前: 美奏良 (ID: bAREWVSY)
第5戦
シーザー「ソーニャ・スクライア、か
戦歴を見る限り、優秀な成績だな…
よし、彼女にしよう」
すぐに決まり、ソーニャの元へ向かおうと部屋の扉を開ける
すると、ヨハネがいた
ヨハネ「あ、おはようございます」
シーザー「やぁ、おはよう。早いじゃないか」
ヨハネ「何処かの誰かさんが書類を放っておかないか心配で毎朝この時間帯には起きてますので」
シーザー「ぐっ……、今はしっかりとやってるぞ」
疑いの眼差しで見てくるヨハネにニッコリと笑ってからソーニャの元へ向かった
……
………………
……………………………………
エリー「どのようなルールですか?」
訓練場でエリーと新人、クリスが戦うと聞いた軍士達はぞろぞろと集まって来ていた
クリス「……戦闘不能になるまで」
エリー「そう、ですか
そのルールで良いんですね」
クリス「…このルールでいい」
エリー「本当に?」
クリス「…なぜそんなに聞く」
エリーは首をふるとナイフを持ち、構える
クリスもナイフを両手に持つ
エリー「それじゃあ、ミツキさん」
審判役としてミツキがこの勝負を見る
ミツキはコクリと頷くと、右手を上にあげ
ミツキ「それじゃ…
Ready……GO!!」
始まりの合図を叫びながら一気に振り下ろす
瞬間、エリーとクリスは走り出す
そして、ナイフとナイフがキィンという音をたてながら混じり合う
エリー「戦闘不能になったら、終わりなんですよね?」
クリス「…そうだが、何故そこまで聞く」
エリーはそれを聞いて、笑みがこぼれる
クリスは驚く
クリス「……なぜ笑う…?」
エリー「え?だって…」
我ながらズル賢い、だから笑ってるのですよ
心の中でそう思う
エリー「だって、ヒールの付いたナイフを使っちゃ駄目ってルールが無いじゃないですか」ニコ
クリス「?!」
クリスは後ろへ翔ぶ
だが、
クリス「……我ながらぬかってい…
エリー「戦闘中に話すのはいけませんね」
クリスの背後に、ナイフに付いている【俊敏】のヒールの効果で、見切っていたように素早く回り込んでいた
そしてナイフの柄で背中を殴り、吹き飛ばす
クリス「がぁっ!!」
エリー「本当の戦闘だったら、クリスさん
私は貴方みたいな人を1発で仕留めます」
クリスは地面に転がり、しばらく悶える
エリーはクリスに歩いて近づき、ナイフを振り下ろす
ガキィンッ
クリス「…なっ、」
エリー「さて、私の勝ちです
凄くズルイですが、ルールにはなかったので♪」
クリスの首スレスレでナイフを突き立てたエリー
だが、立ち上がったエリーの手にはナイフの柄の部分だけが握られていた
エリー「貴方について、話を聞かせて貰えませんか?」
そう言いながら手を差しのべる
クリスは背中の痛みを感じながらエリーの手を取り起き上がると、いきなりエリーが嘆きだした
エリー「……また直さないと…、気を抜いたらこうなるからぁ…!!」
クリス「…また直す……、?!」
視線の先を見ると、
突き立てた場所には折れたナイフの刃が転がっていた
さらに周りを見ると、複数の埋められた跡があった
この子はとんでもない人間だ、一瞬で確信したクリスだった
第5戦 END