二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 恋哀戦争 ( No.4 )
日時: 2015/10/17 20:38
名前: 美奏良 (ID: KVjZMmLu)

第2戦

翌日


?「なぜ…、戦っていたのは男だけではないのか…?」
昨日の戦闘で、暗殺者専用装備を着ていた女
戦うのは男だけではないことに少し驚きを隠せない様子のこの男

シーザー・アントニオ・ツェペリ
性別男、年齢20
階級一番上の大将、技術実力はやはり大将なだけある
筋力も、体力も全てがぶっち切り
洞察力も優れているため、何が入っているのかが分かる

武器も装備も(後女性の)扱いはお手の物


シーザー「…女性が戦うということは、なにか理由があるはずだ」

相手軍の基地に近づいたのには意味があった



和解するためだ

なぜ戦争になったのかはよく分からない
エリーの軍もそうだ
なにが原因で戦争が始まったのか
なぜ戦争をしなければならないのか

理由が知りたい



何故ならシーザーは戦争が始まった翌年大将になった
なぜ戦争が始まったのかを知る前に大将はやられたのだ

とある軍士に

周りにいた部下達も、なぜやられたのか分からなかったらしい
シーザー(もしかしたら…)

あの女性がやったのか
そう考える

シーザー「あの女性の攻撃、俺はなぜ分かったのだろうか…
相手は透明化していた。暗殺者専用装備には透明化、俊敏、至近距離型武器の攻撃力増加のどれか二つの高ヒールが埋め込まれている」

それならば

シーザー「透明化は確実…、武器はサバイバルナイフだったな。
ショルダーにスキナーナイフみたいな形をしたナイフ…
攻撃力増加はないな…
だとすると…、俊敏の効果か……」


不思議なものだ
透明化している相手の攻撃を防ぐことができたなんて
だが、シーザーは感じていた

殺意を


シーザー「あの女性は人を殺すことに躊躇いが無くなってきている…。俺の攻撃を食らった時に結構吹っ飛んだから相当な勢いがあったはずだ
あれは確実に殺る気だった……。もし凄まじい殺意に気づかなかった時の俺を考えてみりゃ……、ふぅ…寒気がするぜっ」

今頃自分はここにいなかっただろうと考える
考えただけで身震いがする


そういえば、と
ふと思い出す

《「…シニョ、リーナ?」》

なぜ、シニョリーナと言ったのだろうか
幼い顔つきだったからか、女性…いや、まだ子供だと思ったからなのか

シーザー「…いや、でも子供が戦うとは思えん……」

そう考えていると、扉をノックする音が聞こえた


シーザー「入っていいぞ」
?「失礼します」

この声は、とシーザーは少し構える
入ってきた人物は黒髪のセミロングの女性
右目は前髪で隠れていて、誰も片目を見たことがないらしい


ヨハネ・リリアール
性別女、年齢18
二等兵トップで、この軍唯一の女性軍士である
ナイフの技術はシーザーに並ぶほどの実力
苦手なのはお昼にたまに出てくるピーマンとナスだけ

先輩軍士から一目置かれる人物なのだ
シーザーのお気に入り人物で、書記のような仕事をしてくれる

ヨハネ「頼まれていた資料をお持ち致しました」
シーザー「あぁ、ありがとう」
ヨハネ「今は損傷の激しい装備が幾つもあり、次の戦闘で確実に破壊されるかと」

貰った資料に目を落とす
装備品の破損状態をグラフにした物だ
前の戦闘より破損が激しい

シーザー「そうだな、じゃあまず装備品の発注
強度と高ヒールを埋め込んで貰うよう頼んでみてくれ
君のトーク力が必要だ、宜しく頼むよ」
ヨハネ「了解いたしました」

シーザーはヨハネに言うために用意していた言葉をかける

シーザー「ところでシニョリーナ
俺と食事でもどうk…
ヨハネ「遠慮します」
シーザー「即答とは酷いじゃないか…」

大体どういう反応をするかは分かっていたが、かなり心に来るものだ
ヨハネがこの部屋に来る度に口説いている
まぁ、帰ってくる言葉は……察していただきたい
最初の頃は…、とシーザーは思い出す



……
……………
…………………………

ヨハネを認め、書記に着けて最初の頃、

シーザー「なぁ」
ヨハネ「は、はい。何でしょうか」
シーザー「ヨハネ、いやシニョリーナ
俺と2人きりで食事でもどうだい?」

ヨハネ「ち、ちょっとふざけないでもらえますか?!
あ、あたしはそういうのには対応できる女じゃないのでっ!」
シーザー「すまないすまない。なかなか君も可愛いじゃないか」ハハハッ

こんなに反応するなんて思ってもいなかったシーザーは次も誘ってみようと思った
きっと同じ反応をしてくれるだろうと思ったからだ

たが、段々と反応は冷たくなっていったのは言うまでもない

……
……………
…………………………

あの頃はまだ可愛げがあったものだ、としみじみ思うシーザーであった

ヨハネ「もう用は済みましたか?」
シーザー「え、あ、ああっ」
ヨハネ「そうですか、それでは失礼しました」

彼女が部屋を出ていこうと扉を開けかけた時、シーザーは聞いてみようと思い、呼び止める

シーザー「なぁヨハネ」
ヨハネ「…なんでしょうか」

ぶっきらぼうにヨハネは言う
シーザーは少し気にしながら聞く
戦場で会った女性の顔を思い出しながら

シーザー「昨日の戦いで相手軍の女性軍士と目が合ったんだ」
ヨハネ「…それで、どうしたんですか」
シーザー「その女性は…」

と、シーザーは説明をする
ヨハネは時々相槌を打ちながら静かに聞いていた

説明が終わった後、すぐにヨハネは言った



ヨハネ「…エリー……」


と、





第2戦 END