二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【視点小説】クリスタルの物語2【参加者募集中】 ( No.20 )
日時: 2016/08/01 21:35
名前: ユウリ (ID: 344/XKJR)

番外編

尚人(現 歩)side(過去編)

恭介・男の子「ギャーギャーギャー!」

ん?騒がしいな…。喧嘩か?

尚人「恭介、どうした?」
男の子「恭介が俺のプリン食べた!」
恭介「腹減って死にそうだったからいいだろ!」
尚人「よくない!」

というか、家に帰って食べろよな…。

尚人「ほら、恭介。謝って。」
恭介「ご、ごめん…。」
尚人「うちの弟が、ごめんね。後でプリン買ってあげるから。」
男の子「本当!?やったー!」

ハァ…。
恭介の奴、腹減って人のおやつ食べるなよな…。

——

尚人「ほら恭介、帰るぞ。理緒と母さん達が待ってるから。」
恭介「うん!」

そして、俺達は帰っていた。
すると、近くのマンションが火事になっていたのを発見した。

お母様「お願いです!息子が…息子がまだ中にいるんです!」
消防士「し、しかし…。」
尚人「どうかされましたか?」
お母様「あ、貴方は尚人君!お願い!風磨を助けて!」

あ、何処かで見たことあると思ったら、風磨クラスメイトのお母さんか…。

尚人「分かりました。恭介、ちょっと此処で待ってろ。」
恭介「あ、尚人兄ちゃん!」
消防士「き、君!この火の中に入るなんて無茶だ!」
尚人「人の命がかかってるんです!退いて下さい!」

俺は、火事になったマンションの中に入る。
…で、自分の周りに結界を張り、火が自分に近づかないようにした。

風磨「だ、誰か…助けてくれ!」

106号室から、風磨の声が聞こえた。
俺は、迷わず106号室のドアを開ける。

尚人「風磨!大丈夫か!?」
風磨「尚人、助けに来てくれたのか…?」
尚人「当然だろ?他に何があるんだよ。とりあえず、此処から出るぞ!」
風磨「…あぁ!」

そして、俺達はマンションから脱出した。

お母様「風磨…!…尚人君、本当にありがとう!」
尚人「いえいえ。俺は当然の事をしたまでです。…恭介、帰ろう。」
恭介「うん!」

そして、俺達は家に帰った。

——

あれから1ヶ月、色んなトラブルがあったが、俺はそのトラブルを全て解決していった。
…つーか、俺コ○ンかってぐらい色々事件あったぞ?
俺がそう思ってたとき、

ピロロロロ…

携帯の端末が鳴る。

ピッ

尚人「もしもし?」
風磨『あ、尚人!助けてくれ!』

風磨!?

尚人「どうした!?」
風磨『今、殺し屋っぽい奴に追いかけられて…。』
尚人「場所は何処だ!?」
風磨『学校にいる!』

…何故に学校?

尚人「分かった!すぐ行く!」

ピッ

俺は、急いで学校まで行った。
そして、着いたとき、ハンカチを持った手が現れて、俺の口を塞ぐ。
そして、そこで意識が途切れてしまった。

——

ん…?
此処は…学校、だよな…。
ていうか、何故か俺、両手両足縛られてる…。

男子1「お、ようやく起きたか結崎。」

目の前にいたのは、クラスメイト達、そして…薄ら笑ってる風磨と殺し屋。

風磨「お前、本当にお人よしだよな。こんな罠に引っかかって。」
女子1「ていうか、風磨の演技力が凄すぎなんだって!」
男子2「あれは騙されても無理ねぇよ!」

…あれは、嘘だったのか…?

尚人「何で俺を…」
男子1「こんな目に合わせたかって?お前うざいんだよ。最近活躍してて調子に乗ってるよな?」

乗ってない。

女子2「ヒーローぶってるよなー。」
男子3「『正義の味方参上!』みたいな?」
男子1「ま、というわけで、お前が物凄い目障りだから、この殺し屋に消してもらおうとしてるわけ。」

…そういう事か…。

男子1「悪いな結崎、死んでもらうぞ。」
風磨「というか、あの火事のせいで尚人に死んでもらうつもりだったんだよなーwww」
女子1「あぁ、あれね!」
風磨「実は俺、最初から逃げ道確保しててさ、あそこに尚人が入るって分かってたから、逃げなかったんだよなー。あいつが死んでから俺、逃げるつもりだったんだけどなぁ…。尚人が死ななかったのは計算外。本当、死んでくれれば良かったのに。」

は…?
火事で逃げられなかったのも、全ては俺を殺す為だった…?
ふざけるなよ…。
俺がどんなに必死で助けたか…。

風磨「まぁいっか!此処で死ねば。じゃ、殺し屋さん。後は宜しくー!」

俺は、この時に

人 間 は 自 分 の 気 に 食 わ な い 奴 な ら 、 例 え 友 と し て 過 ご し て き た 人 で も 、 平 気 で 笑 っ て 殺 そ う と す る 最 低 最 悪の 醜 い 生 き 物 だ っ て 知 っ て し ま っ た 。

許せない…!
こんなクズ共を信頼してきた俺も、あいつ等も許せない。
こんな奴等を育ててきた親もきっとクズなんだろう。

クラスメイト達「あの世に行って来い!」

…こんな最低な奴等に、殺されてたまるか!
『俺が殺してやる…!』
そう思った瞬間

尚人「うわあああぁぁぁぁああああああ!!!」

俺の魔法が暴走してしまった。
俺の魔法が、いつの間にか氷から闇に変わってしまっていた。
俺は、両手両足を縛っていた縄を闇のエネルギーで解いた。
俺の闇魔法で、あいつ等と、殺し屋の精気を吸いとった。


俺は、それから家に帰ることは無かった。
自分の城を作り、黒風歩に名前を変えて、生きることにした。
名前を変えたのは…もう二度と殺されかけた記憶を思い出したくないから。
もう二度と
俺 が 人 間 を 信 頼 し て い た 馬 鹿 な 記 憶 を 思 い 出 し た く な い か ら 。