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【番外/Cルート】

ーーー過去、松野カラ松の場合ーーー
「…先輩、もしかして……俺のこと、嫌いですか……？」
ため息混じりに発した言葉。
返答を待っていると、突然先輩が抱きついてくる。
「……先輩、俺、腕痛いんですよ。見つかったらアレなんで、離れて…」
「……バカ」
「…え？」
「嫌いになんて…なれる訳、ないじゃん…！こんなに、好きなのに…！」
「せ、先輩」
「あたし…カラ松くんのこと、大好きだもん…」
……そっか。
先輩、俺のことわかってんだもんな。
…だったら。
「だから…死んだら…どうしようかって……えぐっ…」
「……泣くな、my angel。そんな事で泣かれちゃ、こまりますよ」
…
「…やっと、あたしの前でイタいとこ、見せてくれたね」
「…え、イタい？どこがですか！？足！？腕！？」
「…ふふ。敬語なんかもういいよ……カラ松くんは、どう思ってんの？あたしのこと」
「…じゃあ、遠慮なく…好きだゼ、先輩」
「…あたしも」
わかった。
先輩が泣くときは、俺が笑わせよう。
もう、離さない。
そう約束しよう。
いつでも貴方が寂しくないように。

『その後、二人は交際を始める。そして8年後、二人は結婚する。…彼が童貞を卒業できたかどうかは別の話として、二人は幸せな家庭を築く筈だろう。これが本当の正しい道だった』

ーーーTrue end　踊るにはいい夜ーーー