二次創作小説(映像)※倉庫ログ

第一章「夜明けの決闘」戦闘編-1 ( No.19 )
日時: 2015/12/06 20:03
名前: 鳳凰 (ID: 5yPWEfIJ)

(戦闘を開始する前に状況を整理しよう。
敵は60人に対してアルス達の軍は50人(うち10名は騎士)と人数的には不利である。
しかし、敵は全員蛮族で斧しか持っていないということが偵察部隊の活躍によって分かった。

勝利のための最低条件は「敵将撃破」無理に残りの蛮族を殺す必要はない。
敗北条件はアルスが死ぬこととアルス以外の兵士が死ぬこと。
さぁ。果たして勝てるのか……)

「さぁ。戦いの始まりですよ。くれぐれも命は落とさないようにしてください」
「分かりました。マルセンさん…」

忠告を終えたマルセンは大声で兵士達に言った。
「敵将を撃破せよっ!!戦う意思のない奴は殺さずに捕まえる事だっ!!では、皆の者……突撃ぃぃぃ!」

兵士達は一斉に走りだし三部隊に分かれ前進を開始。
アルス達は中央部隊として前進する。

アルスはマルセンの後ろに乗せてもらい前進を開始した。

マシラはエージュの後ろ。リンはミクシラの後ろに乗せてもらい。移動をする。

実際、アーマーナイトやシスターなどの歩兵はこのように騎馬兵のような騎士に乗せてもらうことが多い。

そんなことを思っていたら、敵の主力も近づいてきた。

敵の主力の人数は8人。

もう逃げられない戦いが始まる。





「……エージュと言ったな?その辺で降ろしてくれ」
「分かりました。」
降りたマシラと近くにいるエージュの先にいたのは一人の蛮族。

「俺がこの蛮族を仕留めて良いか?」
「別に良いですけど、相手は斧ですよ?」
「そんなことはどうでも良い。お前はお前でやることがあり、俺は俺でやることがある。援護にまわってくれ。」

マシラは頑固者だ。それと同時に勇敢な面もある。
本来ならエージュのサポートにまわった方が相性は良いのだが彼の戦闘力をなめてはいけない。

マシラは重い鎧を着けているにも関わらず走って突撃する。
蛮族も斧を構えて待機していたが、急所は突けなかったものの大きなダメージを与えることが出来た。その直後、エージュが速さを活かし、背後から追加攻撃を行う。

見事に無傷で敵を撃破することに成功。

「援護に感謝する。」
「……どういたしまして」


残り7人。




ミクシアとは別行動することにしたリン。

リンは近くの林に隠れ、ミクシアはその林近くの建物付近で待機する。


しかし、この後。思いもしなかった襲撃を受けることになる。





アルスとマルセンは攻陣体形になり蛮族を2人ほふった。
アルスがマルセンの助言により急所を突くことに成功。

これを「必殺の一撃」とマルセンはアルスに対して言った。

「ふぅむ……。敵は全員戦闘の意思があるようですぞ。このようにほふるしか方法はありませぬ。」
「………敵は何のために村を襲うのだろうか………」

その時だった。

後ろを振り向くと傷だらけの誰かを乗せてこちらにやって来る影が見えた。
恐らく、皆で固まって行動した方が良いと判断したからだろう。
今はそれどころではない。アルスとマルセンはその影に近寄る。影の正体はミクシラと傷だらけのリンだった。

「リンさん!?大丈夫ですか?」
「は……はい。でも……………アルス様やミクシラさんに迷惑をかけてしまいました。」
迷惑をかけてしまったことを申し訳なく思っているリン。そんな彼女にミクシラは言う。
「私の事は心配しないで……リン。私が悪いようなものだから……」
「え、どうしてですか?」
「アルス様……ごめんなさい。敵に寝返るつもりはないのですが……私が……私が敵を味方と勘違いして剣を渡してしまったんです……っ……うっ………」
ミクシラは自分のしたことを申し訳なく思って涙まで流している…。

しかし、なんて事だ。ミクシラがうっかり敵に斧以外の武器を渡してしまったらしい。
それを聞いたマルセンは部下の失態を怒ろうとしていた。その時、アルスはマルセンを手で制した。

「マルセンさん。怒らないであげてください。ミクシラさんはミクシラさんなりに頑張っているはずです。それにもし、ミクシラさんが渡してしまった剣を取り戻そうとして貴重な回復役のリンさんを見捨てたらリンさんが死んでいたかもしれません。一旦退却したミクシラさんの判断は素晴らしいものだと思います。」
そう言うと、マルセンを制していた手を下ろす。

「アルス様。立派になられましたな。私も見習わなくてはなりませんね。」
マルセンの怒りも落ち着いてきた。

「リンさん。これを飲んでください。少しは楽になると思います。」
アルスは持っていた調合薬をリンに渡して飲ませる。
リンは飲んだ後、安心したのか寝てしまった。
アルスがリンをマルセンに託したときにミクシラがアルスに近づいてきた。

「……アルス様。私にもう一度だけチャンスをください。必ずリンの分まで活躍します。だから…」
ミクシラがその続きを言おうとした瞬間、アルスは彼女の頭を撫でて言った。

「元気を出してください。チャンスも何も僕はあなたの事を信頼してますよ。僕と一緒に行きましょう。そして、彼女のために勝利しましょう。」

「はいっ!!」
彼女の顔には涙がすっかり消え、やる気と明るさに満ちたいつもの顔に戻っていた。

まずはその敵から剣を取り戻さなくては………。

ミクシラと彼女の馬に乗せてもらったアルスはその敵の場所まで移動を開始した。



続く









(皆様からアイデアをいただいたキャラクターを上手く使えてるか不安です。特にマシラ君の件ですが、頑固と言う性格をきちんと表現できているか不安です。
しかし、これからも全力で頑張りたいと思います。
あと、二章から出てくる剣士のキャラを募集しています。急いで募集はまだしてませんが出来るだけ、はやく応募していただけると幸いです。では、次回もお楽しみに。)


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