二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 第二章「旅の始まり」戦闘前 後編 ( No.50 )
- 日時: 2016/10/11 16:25
- 名前: 鳳凰 (ID: Y/EEdxYk)
「朝から騒がしいな…。ろくに眠れやしないな…。」
元々は蛮賊上がりのこの男、ハバル。
現在はアルス軍の中でも随一の力を誇る戦士だ。若くして蛮賊の頭領を努めていた彼だが、アルス軍の猛攻に圧され敗北したが命を助けてもらうだけでなく彼にとっては十分と言っていいほどの生活が保証された。
そんな翌日にこの騒ぎが起こったのである。
「さてと…。これはいっちょ行っときますか…。」
鉄の斧を取り出すと肩に背負ってすぐさま中央街へと移動。
「本当にありがとうございます。貴方に助けてもらえなかったら……うっ……っ……」
「泣かないでください…。お母さん。貴方の息子さんも怪我をしてしまいましたがこの通りですよ。さぁ。お逃げください。出来るだけ遠くに。」
リンは親子の命以外にも中心街のあちらこちらに走り回って、自慢の回復術で回復していく。何人回復しただろうか。何本か「ライブ」の杖が魔力が尽きたのか折れてしまっている。
「リン…!!持ってきたよ!!」
「あ。ライブの杖!ミクシラさん。ありがとうございます。」
「良いってことよ。それよりも早く鎮圧しなきゃね…。」
「ええ。このままでは王国の財産どころか国が盗まれてしまいます…!!」
するとそこへ……。
「ねぇ。お二人さん!この戦い終わったらお茶しない?俺、この国の直属軍になる男だからさ。ははは!」
「だ、誰ですか!?貴方は…。」
急に口説こうとしてくる傭兵に対してミクシラは顔を引きぎみにして思わず、軽く軽蔑しはじめる。
「俺はマチエール。女の子好きの傭兵さ。で、お二人さんは何て名前?」
「馬鹿っ!!言うわけないでしょっ!」
思わず、彼の頬を軽くつねってこちらに引き寄せる。
その様子にリンは慌ててしまう。
「ミクシラさん…!喧嘩はだめなのですぅっ…!!」
「で、でも!なんかこの人だけは悪党に見えるし……盗賊団の一味にしか見えない……。」
「い、いどいなぁ…ほぉれとほぉぞくぅだぁんのぉにゃかみゃじゃないおふっ…」
つねられつつ発言する彼の言葉はなんとなくぼやけて聞こえる。が、今は走行している暇はない。渋々ミクシラは彼から手を話して強く言う。
「はぁ……。分かった。貴方、王国軍に入りたいんでしょ?だったら戦って。一緒に。」
「わかりましたぁ…。」
次第に彼女らを囲むようにして盗賊達が攻めてくる。
すると、そこへ……。
「父上の作り上げた王国には一歩も入らせませんっ!!」
盗賊団の群れに突っ込んでいく王子。素早い身のこなしをしつつ次々に盗賊達の身を斬っていく。
「ぐはっ」
「かはっ」
「………。こんな時にマルセンさんがいたら……。」
一瞬、隙を見て立ってそう思っていた王子の背後に隙ありと盗賊が攻めてくる。
「お前の首はもらったあああ」
「!……しまった…。」
その刹那。
厚いアーマーを装っている伊達男が攻撃を弾き返す。
「アルス様っ!!ご無事ですか。」
「マシラさん!ありがとうございます。」
エージュとハバルも到着し、いよいよ役者は揃った。
アルスは一回後ろに下がって点呼をとる。
「マシラさん。エージュさん。リンさん。ミクシラさん。ハバルさん。そして……マチエールさん。準備は良いですか…?」
皆は準備が出来ていると言わんばかりに王子に向かって首を振る。
「分かりました。では、これより盗賊団との戦闘に入ります。無理をしないように気を付けてください、亡き父の加護……そして、この国の旗のもとに………。勝ちましょう。」
「「「「「「了解!!」」」」」」
それぞれがそれぞれの得意な戦い方で………勝つ。
亡きマルセンの残してくれた言葉のひとつである。
大きな通りの守備はマシラに任せ
移動力の高い騎士二名を中央へと待機させる。
リンは杖を持って待機…。
マチエールには基本的にはマシラの守る通りとは違う細道から来る残兵を向かい討つ。
勝利条件:敵全滅かつ王場へ続く道の突破防止。
敗北条件:突破もしくは全滅
アルスは目の前の敵に立ち向かおうと仲間と共に…覚悟を決めた。
今はただ国民とこの国を護りたい。
その一心で。
戦闘編に続く
(お久しぶりです。高校生活が色々と忙しいので更新が亀のような早さになりますが、引き続きご愛読のほどよろしくお願いします。)
