二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【視点小説】歪んだ世界【参加者大募集中なのだよ!】 ( No.39 )
- 日時: 2016/01/12 01:25
- 名前: 伊那谷ユウナ (ID: ouuVQhrA)
「っだぁぁぁっ!サガの野郎、殺しだらあ”ぁぁぁ!!!」
「マスター、落ち着いて下さい」
鬼妖界シルターン、龍の神域にて。ここは静かなる龍神が住まう特殊な場所。どれだけ特殊なのかというと…鬼妖界の遥か天空にある、という一点で十分だろう。天空故に人目につかず、空気も汚れず、澄んでいられるーーー住んでいられるのだ。
もし仮に神域へ辿り着く事が出来ても、常人では神域の汚れの無さに文字通り魂そのものが耐えられず蒸発してしまう。神域にいられるのは魂の頂点ともいえる【至竜】レベルの力と魂の強さがある生物のみだ。
そんな神域に、伊那谷一行は足を踏み入れた。のだが…
『ここは、異世界の者が来る場所ではない…去られよ!!』
「だからサガラギいるんだろ!?会わせろよ!!それに私もあいつと同じ【始竜】だって」
『問答無用!!』
「ぎゃあ!?」
伊那谷は彼の配下であろう龍神達に攻撃されていた。町ひとつは飛ぶであろうその一撃に流石の伊那谷もいつもとは違う姿…否、伊那谷である以前の姿で戦っていた。
悪魔の象徴であるハートを散りばめたふわふわのスカートに、大胆に前が開いているキャミソールのようなコルセット。靴はバレエのトゥシューズのようなものを。
頭には蝙蝠の耳が生えており、そこに天使の輪が耳を囲むように浮いていた。腰には純白の翼、髪は悪魔のような蝙蝠の翼へと変化している。
そして何よりも目は、結膜すらも真っ赤に塗り潰されており、美しいながらも不気味な雰囲気を醸し出していた。
これが霊界サプレスを、サプレスの界の意志を育て上げたーーー至竜よりも更に上の存在であり、始まりでもある始竜、【幽始竜】ミルヴァーナの姿だった。
「マスター、どうします?現実的に複数の龍神相手は流石に辛いかと」
「だったらこうする…お前ら、召喚アシストしろ!!」
「「了解です」」
伊那谷はフラフープサイズの天使の輪を取り出す。それを空中にかざし、魔力を込めて懐かしい盟友の名を呼んだ。
「悪の終焉、その咆哮を以って告げな…戒の霊竜!!!」
ーーーオオオオオオオッ!!
「ちょっ、ますたー…やり過ぎ」
元天使の至竜、レヴァティーンの咆哮『ギルティブリッツ』は見事に敵方へと降り注いでいた。ちなみにレヴァティーンを呼び出す召喚術は最高ランクのS。そんなただでさえ破壊的なSランク召喚術をアシストで更に威力を上げるのはどうかしている、という…
「仕方ないだろ。神域に普通の召喚獣呼び出す事出来ねーし!ただでさえサプレスの至竜ってロレイラルの次ぐらいに少ないんだからよ!?」
「確かに、素養があるのは魂が汚れてない天使や聖霊ぐらいだもんね…」
「そう考えると、生まれつき龍の境地に立つ者が多いシルターンやメイトルパは恵まれているかもしれません」
まあ、だとしても至竜に辿り着ける者など奇跡の割合程度しかいないが。
「さて、と。ありがとなレヴァティーン!サプレスの重鎮であるお前をシルターンに呼び出すだなんて…私もどうかしてるぜ」
『いいのですよ。ああ、それと…いつかまたサプレスにも顔を出して下さいまし。きっと、私の配下である若き天使達もサプレスの創始者である貴女の事を知りたいでしょうし』
「幻滅されなきゃいーがな…こことメイトルパでの用事が済んだら土産のスイーツでも持って来るよ」
『承知しました。ではまた』
こうして、レヴァティーンは帰った。
「さて、と…これで分かっただろ?私はサプレスの始竜である【幽始竜】ミルヴァーナ。今回この神域に来たのはシルターンの始竜である【戦始竜】サガラギに会いにきただけだ…別に、お前らの世界を取って食うような真似なんざ私はおろか、他の始竜だってしねーし、ましてや争うつもりもない。ただ、サガと話をしたいだけだ。悪いけど、あいつのいる場所に通してくれ」
『し、しかし、いくら始竜殿でもサガラギ様のお目通りを我々の独断で許す訳には…』
伊那谷は思った。ああ、やっぱりシルターンのお偉い方は苦手だ。真面目を超越して頭が固い彼らでは馬鹿以上に話にならない。一体何をどうすればあの男の考えからこのような生物が生まれるのか…と思ったその時。
「おーい!何かあったのでござるかー!?」
遠くから聞こえたのはこの場に似つかぬ男の子の声。間違いない、この声は…
「おせーんだよサガァァ!!テメーの所為で酷い目遭ったんだぞ、どう落とし前つけんじゃあゴルァ!!?」
「マスター、指を立てないで下さい」
「ますたー醜い…」
キレる伊那谷にやれやれ…と和束兄妹。そしつ呆然とする龍神達。そんな状況で屈託のない笑顔を浮かべる幼い少年ーーーサガラギはこう言った。
「そ、それは申し訳ない…!ここは拙者の顔に免じて、許してくれませぬか?」
「怒鳴ってごめん。許す」
「それはよかった!」
可愛いショタの涙と声に揺るがぬショタコンはおらず。それは伊那谷も例外ではなかった。ますます置いてけぼりになりそうなこの状況に結は提案する。
「サガラギ様。申し訳ございませんが、今回は目的あって貴方へ会いに神域へ参りました…少々、時間をお借りしても?」
「そうですか!では、拙者の住まう奥の神域へ参りましょう……主ら、下がれ」
『!?…はっ!』
先程とは打って変わって威圧感のある声で龍神達を退かせるサガラギ…姿は年端のいかぬ少年であろうと、始竜には変わりなかった。その事に伊那谷達はあらためてサガラギが実力者である、という事を自覚したのだった。
【美少年の涙は裏切れない】
(これぞギャップ萌えだわ、なぁ?)
(私に同意を求められても困ります)
(戦ったらお腹、すいた…)
(そうそう!丁度、今待たせている龍神から手土産を貰った所でして。よかったら食べます?)
(食べる。)
(こっちは食い意地張ってんなー…)
(……そうですね)
☆
つーか龍神とバトルとかこれなんて最終決戦?備考です。
ミルヴァーナのキャラデザは下書きで大まかに描いたものがツイッターにあります。思ったけどサモナイの悪魔ってハートをモチーフにしているけどあれ、悪魔に心臓を捧げる的なやつかな?黒幕属性も多いサプレス、マジ謎だわ…
召喚ランクは最低がF、最高がA。Sランク召喚術は特定のメンバーでのサモンアシストがないと使えない。これは3、4のPSPリメイク版から。1、2あたりの初期はCが最低で、サモンアシストもなかったからSランク召喚術もキャラ単独でぶっ放せました。MP消費100台の高威力広範囲召喚術はマジ伊達じゃない。
天使のドラゴンっていーわーって事で2のサプレス召喚獣最強レヴァティーンを出せてよかったよ。もうひとりのサプレス召喚獣最強、ツヴァイレライとかもいつか出したいです。最強の面子はやっぱり2が好きだなぁ、と。いや、3からのも好きだよ?でもレヴァティーン好きだ。
という訳でサガラギ出ました。ショタです。和風ショタです。全てを許せる可愛さ…最強。でも始竜なのは事実です。現に一声で龍神を退かせたからね。可愛いは正義(違う)
次回はまあコント的な回になるかと。伊那さんのギャグなんて面白くないがな!(悲しい現実)
そして葉月さん。私サイドのタイトルで文字数かなり使いそうですし、目次だけでいいですよ。つーか私来るのが遅れたのに(というのは微妙だけど)目次で葉月さんの次に私の名前あるとか恐れ多い…葉月さんサイドもどうなるか、楽しみです。その間は私なりに色々書いてなんとなく浮かんでいる設定を上手く形にしてますねー。
では、また次回!
