二次創作小説(映像)※倉庫ログ

1.迷い込んだ少年 ( No.41 )
日時: 2016/04/01 09:14
名前: 葉月@別のPCなうwww (ID: c1MPgv6i)
参照: 新たなスマホに替えたよ(≧∇≦)

みなさんどうも葉月です。本編の更新ありがとうございます! 私もそろそろ本編に移りたいと思うのでよろしくです。ちなみに、今回は私がいる状態のお話からはいります。タイトルの通り、メインキャラとなる三人の少年が私の世界に迷い込むという内容です。
ごちゃごちゃしてますが、よろしくです。

フランさんへ

本編投稿お願いしますね〜。



以下、本編。








 青々とした空のしたで施設の掲示板にある依頼したものを確認して、完了したものをチェックをした後、少年少女は次の依頼を確認する。そう、ここは紅葉時空機関という対悪の組織兼何でも屋という作者・葉月が建てた組織の施設。少年少女は村田木実(このみ)と石田 純といい、葉月サイドのお馴染みのキャラである。尚、ボーイッシュな髪型の少女が木実、背が高く、童顔の少年が純だ。彼女達もその一員で、実力者揃いの組織に所属している。先程終えた依頼とは、お使いの手伝いという平和的なもので、親子の手伝いをした。お礼の報酬として、茶菓子と抹茶を貰い、今に至る。
 木実と純の二人は依頼の報酬である茶菓子と抹茶を持って、次の依頼の確認をする。確認した後、そのまま掲示板を離れた。このように紅葉時空機関という組織はお買い物などの平和的な依頼から敵の討伐まで幅広く活動しているのだ。

「よっ、木実、純。今依頼を終えたところか?」
「鶴丸さん!」
「その茶と茶菓子を持ってるってことはもう依頼は終わったところだよな? お疲れさん」

 全身真っ白の青年——鶴丸国永は両腕を二人の肩に回して笑顔で声をかけると、木実と純は鶴丸に声を掛けられて尚且つ彼の腕に肩を回される。しばらくそうした後、鶴丸は二人を離し、依頼のことを聞くと、木実と純はうなずいて「ありがとうございます!」と礼を言う。
 依頼を終えた木実と純、たまたま通りかかった鶴丸の三人は道を歩きながら話し合う。紅葉時空機関の拠点を歩いていると、テント付近でキセキの世代や相棒組、短刀や少年王子や機動六課も楽しそうに会話をしているところだった。

「木実、純、お帰り!」
「ただいまスバル、これ、今回の依頼の報酬だよ」
「茶菓子と抹茶? 随分と渋いもの貰ってきたわね……」
「作者とそのご家族がいつもお茶を飲むときに用意するんだ。抹茶のみだと苦いけど、茶菓子と一緒に飲むと美味しいよ」
「え!? 作者、抹茶も飲むの!?」
「知らなかった? 作者、抹茶も飲むんだよ?」

 作者葉月の好みが新たに判明し、茶を飲んで茶菓子を食べるというものだった。彼女が茶を飲んでいるのは家族が茶菓子を用意したときで、一人の時はやらない。
 スバルもティアナも葉月が抹茶を飲むことを初めて知り、驚いた。赤司をはじめとするキセキの世代や短刀は彼女が抹茶を飲むと知っている存在の一員で、以前家族に会ってお茶会を開いて一緒に飲んだことがある。

「茶といったら鶯丸が飛んできそうだよな」
「ぶふぉ! 鶯丸さんが飛んできそうとか……ありえるかも……ぶふぅ!」
「チャァ……」
「オオカネヒラァ……」
「やめろ、丸い鶯に乗ったちっこい鶯丸を思い出すだろ……! ぶはははは!」



*一方、噂されている鶯丸は……?*

「ふぇっくしょん!! ……誰か俺の噂しているな?」
「大丈夫ですか? 鶯丸殿」

 屋敷の縁側で小狐丸と茶を飲んでいるときに噂をされて鶯の刀は盛大にくしゃみをした。

「あぁ、大したことない」

 鶯丸の茶には茶柱が立っていたが、沈んでしまったのは仕方がないことだろう。




「あー笑った笑った! 鶯丸さんが『チャァ……』とか『オオカネヒラァ……』しか言わないと想像すると笑えてきますよ」
「ぶっ! 確かに想像すると笑えてくるな……」

鶯丸の話題で盛り上がる彼らは未だに腹筋崩壊しており、落ち着くまで時間が掛かるようだ。まず「チャァ……」と「オオカネヒラァ……」を頭から離れて欲しい。でないといつまでも鶯丸の話題のままだ。
 鶯丸の話題を終了させたのは鶴丸国永だった。

「鶯丸の話題はもう離れようぜ? そういえば主が少年三人を見つけて保護したらしいぜ?」
「作者が?」
「正確には作者がフェイトさんやはやて隊長、ヴィータ副隊長に連絡をしてその少年らを保護したの」

 ティアナは少年を保護したという伝言を伝えると、一枚の写真を取り出した。写真に写っているのは三人全員中高校生ぐらいの少年だった。エメラルドグリーンのボブに翡翠色の瞳をした中性的な少年と黒髪のミディアムヘアで浅葱色と菫色のオッドアイの少年、金髪の長い髪を一つ結いにし、翡翠色と緋色のオッドアイの少年が写っていた。
 三人の少年は発見時は衰弱しており、特に黒髪の少年が一番衰弱していたとスバルが一言付け加えた。現在も未だ目が覚まさない状況だという。

「その子達、あとどれぐらいで目が覚めるの?」
「うーん、あとどれぐらいって言われても分からないなぁ……短くても数時間かなぁ……?」

 短くても数時間というと曖昧な表現になるが、要するに彼らは二、三時間か五、六時間眠ったままなのだ。数年や数週間よりかはマシだが、あくまで短くても数時間なので、逆に考えると彼らが目覚めるのは数日になるのか数週間になるのかはわからない状況だ。
 スバルが短くても数時間で目が覚めると伝えると、木実と純はそっか、と多少落ち込むが、その反面衰弱しているとはいえど生きていることにほっとする。

「一度様子を見に行ってはいかがですか? きっと見るのは初めてですし、どんなお方なのかはわかると思いますよ」
「うん。ありがとう、平野君。行ってくるね」

 木実は平野に礼を言って、純と鶴丸と共に少年達の様子を見に行く。施設の中に入り、「医務室」と書かれた看板を見て、鶴丸がコンコンとドアをノックした。ドアの音を聞いた誰かが「どうぞ」と声がすると、木実と純と鶴丸は「失礼します」と言って、医務室の中に入った。医務室にいるのは機動六課の隊長組とつぎドカメンバー、作者・葉月と召使いのセイラとレイだった。
 ちなみに「どうぞ」と言ったのは葉月だった。

「あ、木実ちゃんに純君、鶴丸じゃん。よく来たね」
「皆さんもお揃いで……平野君に様子を見てって言われて来たんですが……」
「で、そいつらの容態はどうなってるんだ?」

 鶴丸が覗き込むように三人の少年を見ながら容態はどうなんだと聞くと、鶴丸の問いに答えたのは鈴花で、「相変わらず目が覚ます気配はないですね」と報告する。「発見した時からずっと寝たっきりだった」となのはも補足する。
 スバルやティアナの言うこととほぼ同じ内容になり、木実達はここまで衰弱していたんだとつくづく思った。衰弱した状態で見つかった少年達を保護して、現在に至るまでは医療班も必死に点滴をしていた。未だに目が覚めないままだが、ここまで回復したのは大きい。あとは彼らが目覚めるか目覚めないのかを待つだけだった。


「そうだ! せっかく来たんだし、ゆっくりしていきなよ。りんご剥いておいたからさ」
「え。作者、これ、お見舞いのりんごじゃないですか。それ剥いていいんですか?」
「りんごいっぱいあるしいいじゃん。剥いたのは二つぐらいだし」

 葉月はそう言うと、りんごをムシャムシャしながら木実達に剥いたりんごが置いてある皿を出した。

(主は本当にりんごが好きなんだなぁ)

 鶴丸はそう思いつつ、微笑むも、りんごを食べる。

切ります。