二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【東方】楽園に現れた少女は幻想を操りし存在 ( No.13 )
日時: 2016/05/08 17:43
名前: 魔夜 (ID: y88BZl/P)

「……ねぇ、ライアちゃんだっけ?弾幕はどう撃つの?」
乱闘を見て弾幕を撃ちたくなったのか、澪澄は聞く。
「そうねぇ、イメージすればいいんじゃないかしら?」
「イメージかぁ……」
真剣に考え込む澪澄。
「霊符『夢想封印』!」
霊夢がそう叫ぶと、霊夢から色とりどりの大き目な光弾が次々と飛び出しては魔理沙達めがけて飛んでいく。
「ふぅん、あーいう物なんだね」
すると右手を誰も居ない方向に突き出し、思いっきりイメージする。
すると、右手の前に少し水色の光がぽっと出てきては消えた。
いきなりやって弾幕の光を出すなんて凄いぞ神坂澪澄。
「そういう感じ。そのままどこかに撃ってみなさい」
乱闘の様子を見ながら、澪澄に言う。
「……」
あの元気なレイも、静かにかなり集中している。
集中してイメージを作っていると、水色の光がまた出てきて弾の形になってきている。
やがて、1つの大きな弾になって、放出された。
この時、澪澄の右手には何か力が溜まり、出される感じだったそう。
「そんな感じよ」
そう言いながらこちらにやって来た、乱闘で放たれたこぼれ弾を立って弾幕を剣で斬り、座り直す。
「やったー!何か嬉しい!あ、能力も試してみよ!」
飛び上がる澪澄ちゃん。
すると、次は幻を出そうとイメージする。
……案外これは簡単だったようで、すぐにレイの幻影が出て、消える。
「凄いわね。幻想入りして間もなく能力が使えるようになるなんて。私が能力が使えるようになったのはこの幻想郷の来てから3年かかったわ。」
それを聞いた途端、澪澄はライアをじっと見る。
「え?ライアちゃんも幻想入りした人なの?」
「ええ。10歳の時にね」
「へぇー。そうなんだね。」
念写のメイドが外から来た者だったなんて、意外な事実だ。
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霊夢達が乱闘中、外はすっかり夜になっていた。
今夜は綺麗な満月が浮かんでいる。
こんな時期には狼男が現れそうだ。
「ウォォォォォン!」
狼の遠吠えが聞こえる。
狼男……では無い。人狼の少年、本堂燐という者の遠吠えだ。
「……燐、来たよ☆」
「……炉歌ちゃん、計画を実行するのは明日だよ……」
「あ、そうだったね☆あたしはネタを探しておくよ☆」
少女、琴広炉歌は元気に返事をしてどこかへ行く。
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「おっ、レイ、早速弾幕撃てるようになったのか!」
勝負中にも関わらず、それを見ていた魔理沙は箒に乗って宙に浮きながら澪澄にそう言う。
「うん!あ、魔理沙ちゃん、弾幕当たるよっ!」
レイがそう叫んだ途端、霊夢のスペルカード、宝具『陰陽鬼神玉』の 陰陽を表した青色の玉が、霊夢の前方に展開し、回転しつつ前進して行ってそのまま魔理沙に当たる。
「痛ってえ、不意打ちかよ……」
「魔理沙がよそ見していたのが悪いんでしょう?」