二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【東方】楽園に現れた少女は幻想を操りし存在 ( No.5 )
日時: 2016/05/07 00:18
名前: 魔夜 (ID: y88BZl/P)

「ふ、ふふっ。あ、そういえば」
「何よっ?」
魔理沙の性で、まだ少しムカっとした気持ちが残っていて、澪澄に何かと聞く霊夢の口調が強かった。
「魔理沙ちゃんが言っていた、“すぺるかーど”と弾幕って一体何?」
「ああ、その事ねぇ……。あらかじめ技の名前とそれを体現した技をいくつか考えておいてそれを契約書形式に記した紙を任意の枚数所持しておくことになる契約書の事よ。」
そう言い、霊夢は自分のスペルカードを相手にひらひらと見せる。
「そして弾幕はな……、パワーだぜ。聞くより見たほうが早い!」
魔理沙がどこからかミニ八卦炉を取り出してニヤリと澪澄に微笑み、外に出て空にそれを向ける。
「よーく、見てろよ。恋符『マスタースパーク』!」
魔理沙の持つ八卦炉から虹色の極太レーザーが放たれる。
「わあ……凄いね!私もこういう技が使えるようになるのかな?」
「ああ、お前の努力したいでなれるぜ。てかならないとこの世界では妖怪にパクッと食べられて終わりだ。気をつけろよ。」
魔理沙はルーミアを思い出しながら、怖い顔で相手にそう言う。
「はぁ……。二人共気が合いそう。ほぼ魔理沙に任せたいわねぇ」
二人が楽しそうに喋っている様子を頬杖をついてため息を吐き、霊夢は見ている。
「……そうだ。そろそろ昼になるわね。レイ、約束通り料理を作ってみなさいよ」
「あ、分かったよ〜。驚くような料理を作ってあげるからね〜!」
「はいはい、頑張ってくださいな。」
「おいおい、霊夢。冷たいな〜。」
霊夢は幻想の少女を台所へ連れて行く。
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「お、ハンバーグか!旨そうじゃねえか!」
一つの白いお皿に美味しそうなハンバーグが三つ、そしてちゃぶ台を三人が囲んでいて、みんなの前に割り箸が置いてある。
「にしてもお前、咲夜から材料と割り箸を貰っていたんだな」
「ええ。そろそろ腐ってもおかしくなかったからちょうど良かったわ」
「おい、大丈夫か?もしお腹壊したら、そんな材料を使わせた霊夢の責任な」
「それは嫌よ!」
「あ、あの、冷めちゃうよ。とりあえずレイから頂きまーす!」
手を合わせて頂きますを言い、割り箸をパキンと綺麗に割ってハンバーグを四等分に分けると、掴んで口に運ぶ。
「よ、良かった!とりあえず成功した……かな?」
澪澄はほっとし、胸をなでおろす。
「どれどれ、……って美味!とりあえず霊夢食べてみろ!」
「どんな味かしらねぇ?って本当に美味しいわ!あんた、これから毎日料理を作りなさい!」
「って言っても材料はどうするんだぜ?」
「咲夜から貰いに行きなさい!あんたが連れに行ったらどう?どうせパチュリーの本をパクるんでしょう?」
「パクっているんじゃなくて借りているんだぜ!死ぬまで!」
「パクる・・・?そんな事したらレイの住んでいた世界では罰を受けるよ?窃盗罪として」
「え!そうなのか!?外の世界は厳しいんだな!」