二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【東方】楽園に現れた少女は幻想を操りし存在 ( No.7 )
- 日時: 2016/05/08 15:46
- 名前: 魔夜 (ID: y88BZl/P)
「あら、魔理沙と付いてきてさっきを受けに来てた子じゃない。それに霊夢が居るのね。一体何の用?」
澪澄達が永遠亭に入った途端、奥から足元に届きそうなほど長い薄紫色の髪に紅い瞳を持つ玉兎、鈴仙が現れた。
「今、レイは霊夢ちゃんと魔理沙ちゃんで幻想郷の人達に挨拶してるの。」
「あ、こいつは幻想となってこの世界に来たんだ」
「へぇ——……。そうかぁ」
鈴仙は、澪澄をじっーと観察する。
「あ、神坂澪澄!レイって呼んでね!」
澪澄はいきなり自己紹介をする。それで鈴仙はビクッと驚いてしまう。
「…。えっと、レイね。私は鈴仙・優曇華院・イナバ、よ。怪我したらまた貴方達、ここに来て私に治療を受ける事になるわね。よろしく」
頭を掻き、少し笑いながら自己紹介をする。とそこへ、
「鈴仙ー。早く人間の里へ行きなさいー。」
どこからか長い銀髪を三つ編みし、左右で色の分かれる特殊な配色の服を着ている永遠亭の医師の八意永琳がどこからか現れ鈴仙が現れ、その後ろにストレートで、腰より長い程の黒髪を持つストレートで、腰より長い程の黒髪を持っていて、上がピンクのドレスを着ている月人、蓬莱山輝夜が居る。
「すみません、師匠!幻想入りした者に挨拶していて……。今すぐ行きます!」
逃げるようにして永遠亭から出る鈴仙。
「で、幻想入りした者ってあなたかしら?」
澪澄を見てそう言う。
「ええ、そうよ」
霊夢がレイを見て、そう答える。
「そうなのね。私は此処『永遠亭』の医師、八意永琳よ。宜しく」
「篷莱山輝夜よ。一応姫だからね、そこのところ宜しく。」
「神坂澪澄、宜しくね!永琳ちゃんと輝夜姫ちゃん。……ってかぐや姫!?」
「どうしたの……?いきなりそんな大声出して」
「レイが住んでいた世界には『蓬莱の玉の枝』っていう作品があってそれにかぐや姫がでるの!」
「蓬莱の玉の枝……。確かあなたは澪澄だったよね?その外の世界の作品の話、興味があるから、詳しく聞かせてくれる?」
「もっちのろん!良いよ〜。あの作品好きで話全部覚えているから〜」
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「っていう話なんだよ〜」
「へぇ……。その作品って所々本当の事が書かれているわね。不死の薬もあるし。まぁ、こちらでは蓬莱の薬だけど。ねぇ、その作品を作った人って分かる?」
「それが作者不明なの」
二人が長いこと喋っていると。
「おーい。そろそろ良いか?」
魔理沙が暇そうなのを思いっきり顔に出して、そう聞く。
一方、霊夢はというと。
「・・・zzz」
霊夢は長い話を聞かないでずっと壁にもたれて、熟睡中だ。
「おい、霊夢。起きろー」
「う、うう……。あんた達、『蓬莱の玉の枝』の話は終わったの?」
目を開けて、輝夜と澪澄にそう聞く。
「ああ、終わったぽいぜ」
そう聞くと、盛大にあくびをして、目を擦る。
「あ、ごめんごめん〜。それじゃあ、輝夜ちゃんに永琳ちゃん。またね〜」
「じゃあな〜」
澪澄と魔理沙は別れの挨拶を言い、二人共永琳達に手を振ってから永遠亭に出た。
その後に、霊夢が永遠亭から出る。
「さて、と……。次は紅魔館へ行こうぜ!」
「あんた、行きたがってたわね、そういえば。別にどこでも良いわよ」
「よし!じゃあ早速行こうぜ!」
「ええ、そうね」
「うん!紅魔館ってどんな所だろう……」
澪澄は不安そうにそう言い、魔理沙の箒の後ろに乗る。
そして、霊夢達は紅魔館へと飛び立って行く。