二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【東方】楽園に現れた少女は幻想を操りし存在 ( No.9 )
日時: 2016/05/08 15:57
名前: 魔夜 (ID: y88BZl/P)

「まあ、幻想入りしたばかりだから分からない事がたくさんあるのね。大丈夫よ、ゆっくり覚えていったら良いから」
ライアに心を見事に読まれて驚きの澪澄。
紅魔館に着いてから驚いてばっかりでいる。
「さて、レミリアお嬢様の部屋へ案内するわ。付いてきて」
ニコリと微笑み、歩き出す。
そして澪澄達はライアに付いていく。
澪澄は歩いているとき、周りを見て言う。
「……何かここ、広くない?外から見たこの館よりも」
「ああ、それは十六夜咲夜さんのおかげなのよ」
「さっきも少し言ってたけど、咲夜さんって誰?」
「ああ、咲夜さんはここのメイド長、そしてレミリアお嬢様の専属メイドなのよ」
「へぇ〜。そのメイド長さんって凄いね」
と、色々話している内にレミリアの部屋の前に着く。
「あ、二人は廊下で待っていて」
「ええ、分かったわ」
「了解だぜ!」
二人は返事し、廊下の壁にもたれる。魔理沙は盗み聞きしようと耳を澄ましているが。
「レミリアお嬢様、幻想入りをしたと思われる少女を連れて来ましたわ」
「ありがとう、入って」
ライアが扉をノックし、レミリアが返事をしてライアが扉を開ける。
澪澄が部屋に入ると、ゆっくり扉を閉める。
「……しっかりと来てくれたのね、レイとか言ったかしら?」
「あ、えと、初めまして……?」
「初めましてよ。私はこの紅魔館の主、レミリア・スカーレット」
「か、神坂澪澄です!レイって呼んで下さい!」
「……それで、ここに来てもらったのは他でもないわ。……少し言いたいことがあったのよ。
……嫌なことが起きるとは思ってたけど、貴方がその原因に思えるわ。これから先、気を付けなさい。何があっても、博麗神社から出ないことね」
「……え?どういう事ですか?」
「だから、貴方から嫌な運命しか見えない。あんまり出歩かないで。そういう事よ」
「おい、レイが悪い事の原因だと!?それは真実か?」
魔理沙が話を聞いて扉を乱暴に開け、そう大きな声で聞く。
「魔理沙、いきなり入らないでちょうだい」
レミリアが魔理沙を睨む。
「だって、そんな事が聞こえてたらびっくりするだろ!」
「あら、そう。でも残念ながら、私はレイの運命がそう見えたの。仕方が無いわ……」
「その話は本当なのか?ライアにもそう見えるのか?」
「ええ、本当よ。私もさっきレミリアお嬢様の能力を使わせてもらったけど、確かにお嬢様の言った通りだったわ」
「魔理沙、疑ってもしょうが無いわ。
あんたらの言ってる運命の事、一応いつも当たっているんだから」
霊夢も部屋に入り、魔理沙の肩に手を置いて静かにそう言う。
「……ああ、そうだな」
少しだけ納得したのか、魔理沙はコクンと頷く。
「お嬢様、4人分紅茶を持ってきました」
そこへ、咲夜がトレイに紅茶を乗せて部屋に入る。
「ありがとう咲夜。さて!」
レミリアが咲夜にかすかに微笑むと手を叩く。
「今の話は一時置いといて紅茶でも飲みましょう!」