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6月15日（水）

「少し用事があるので、今日は出ません」
「そのかわり、今日が誕生日のヒロさんにはケーキを用意しています!是非食べてくださいね♪by広尾」


チノ
「広尾さんが出ないのは初めてじゃないですか?」


ゆの
「確かに・・・」



沙英
「あっ、冷蔵庫にケーキが入ってた!」


宮子
「これですね」


ヒロ
「もう・・広尾さんってば・・・」



乃莉
「まあ、食べましょうよ」



茉里
「早く食べましょ!!」


なずな
「は、はやく・・・」



ヒロ
「せーのっ!!」


全
「おぉー!!」



沙英
「・・・・でかい」


乃莉
「一人じゃ絶対に食べきれませんね・・・これ」


宮子
「うわぁ・・凄い量だ・・」


ココア
「どれどれ・・・?ってこれ何人分!?」



ユー子
「これ結婚式とかのウェディングケーキちゃうん!?」



ゆの
「えっと・・1段、2段、3段・・・20人分くらいはありますよ・・」


ヒロ
「ちょっと本気出しすぎだわ・・・」


宮子
「早くたべようよー!!」


ヒロ
「そうね♪切りましょ♪」


ヒロ
「・・・でも、太らないかしら・・」


ひだまりスケッチ勢
「あっ・・・」


ゆの
「ま、まあ、そんなことは気にせずに」


【5分後】


ヒロ
「全員分あるわね?じゃあ・・・」


全
「いただきまー・・・」


??
「ちょっと待ったーー!!!」


全
「!?」


??
「今日はオレさまの誕生日だろが!!」


ゆの
「そ、その声は・・・」


乃莉
「じゃ、ジャイアン!?」


ジャイアン
「そうだ!今日はオレさまの誕生日だ!!だからリサイタルを開く!!」


全
「えっ、えぇーっ!?」


ジャイアン
「今日はオレさまの誕生日だ!!存分に楽しめ!!」


なずな
「えっ、えっ、ちょっと待ってください!!今日はヒロ先輩の誕生日・・・」


ジャイアン
「そんなことはどうだっていい!!それじゃあ、一曲歌うぞ!!」


全
「ヒ、ヒィー!!」



ジャイアン
「それじゃあ、行くぜぇ!!」



ジャイアン
「ぶーっとばーっす!!デーンジャラッス!!オーレジャーイアーン!!」


ココア
「ヒ、ヒィ〜!!」


茉里
「想像以上に耳が・・・」


沙英
「強烈だ・・・」



ジャイアン
「イットウショウ!アッドッコイショー!ガキタイショー!!」


ユー子
「やばいやん・・・これ・・・」


ゆの
「」ビクビク



なずな
「」ビクビク



乃莉
「ゆのさん!なずな!!大丈夫ですか!?」


ゆの
「」ビクビク


なずな
「」ビクビク



沙英
「まるで陸上で苦しんでる魚みたいだ・・」（耳栓有）


ヒロ
「い、いつのまに耳栓が!?」


沙英
「常備」


ヒロ
「・・・・・小説書くときに使うのね」



【30分後】

ジャイアン
「今日はありがとよ!!」


チノ
「やっと・・終わった・・」グター


乃莉
「ゆのさーん、なずなー、終わったよー」


ゆの
「・・・・終わっ・・た?」


なずな
「半分意識が飛んでました・・」


沙英
「すごかったよ。いろんな意味で」


ユー子
「ジャイアンリサイタルなめてたわ・・・」


ジャイアン
「じゃあ、今日はオレさまもいさせてもらうぜ!」


ジャイアン
「ってこれ、ケーキじゃないか!!俺のために用意してくれたんだな!ありがとよ!」


ゆの
「あっ、そのケーキは広尾さんがヒロさんのためにやったケーキ・・」


ジャイアン
「うるせぇ!!これは俺のものだ!!」


乃莉
「・・・・ちょっと表出ようか」


ジャイアン
「なんだぁ?」


【1分後】

ヒロ
「・・・なんだか焦げ臭いわね」


宮子
「これって・・」


ゆの
「まさか・・」


チノ
「・・・・焼却処分、ですね」


ゆの
「広尾さんは何回も処分されてたけど、広尾さん以外が焼却処分されるの初めてみました・・」


<ウワッ!!


ジャイアン
「・・・」タタタ


沙英
「燃えてる!燃えてる!」


ジャイアン
「こんなものに負けてたまるか!!」タタタ


ジャイアン
「」ガンッ


ジャイアン
「いてて・・誰だ!!」





























































































































広尾
「ヒーローは遅れてやってくるものだ!!」


ゆの
「ひ、広尾さん!!」


沙英
「ひ、広尾!?」


広尾
「さて、ジャイアンをあと処分しますか・・・」


ジャイアン
「なんだと…」


広尾
「」チョイチョイ


ジャイアン
「ウオオオオオオッ!!」


広尾
「」スッ


ジャイアン
「」ガーンッ


チノ
「こ、これは・・」


茉里
「もしかして・・・」


乃莉
「ラリアット・・ですね・・」


ヒロ
「プロレス技よね・・」


ゆの
「初めて見ました・・」


広尾
「これで、大丈夫かな?」


ジャイアン
「・・・・ウオオオオオオッ!!」


広尾
「ふっ、まだか・・」



広尾
「」スッ


ジャイアン
「うわっ!!」モゴモゴ


沙英
「これは・・」


なずな
「・・・チョークスリーパー?」


乃莉
「1!2!3!」バンバンバン


ゆの
「広尾さんが勝った!!!」


ジャイアン
「」ガクンッ


なずな
「あっ、ジャイアンが!!」


広尾
「これくらい、余裕だよ（イケボ）」


ゆの
「キャーッ!!」


チノ
「広尾さん・・」


ヒロ
「正直言って、かっこいいわ・・・」


広尾
「」エヘヘ


宮子
「あっ、そういえばケーキがあったんだ!」


ヒロ
「そうね!みんなで食べましょ♪」



ゆの
「ヒロさん、誕生日おめでとうございます!」


全
「おめでとうございます!!」


ヒロ
「ありがとう、みんな♪」


広尾
「それじゃあ、いこか!!」


全
「かんぱーい!!」カンッ


ヒロ
「ケーキ、おいしいわ・・・」モグモグ


広尾
「いやぁ、ジャイアンも倒せてよかった」


広尾
「これでみんなが無事ってことだな!!」


乃莉
「いや、出てくるのが遅い!!」