二次創作小説(映像)※倉庫ログ

AfterBreakTime② 「朱雀とチョコレイト」-1 ( No.34 )
日時: 2016/02/16 00:05
名前: 灯焔 ◆/.5aaSlLPY (ID: 57S6xAsa)

どもども、天の声でございますー。
というわけでですね、昨日はリア充が爆発した日…もといバレンタインデーだったようで。
私が何をしたかって?私は自分でチョコ作って喰らい尽くしましたよ。自分でお菓子創るなんて何年ぶりか分かりません。
ま、美味しかったんでよしとしましょう。

今回はそんなバレンタインデーの一コマをお送り致します。




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〜運営本部 救護室〜





????「なんで遊びに来ただけなのにボコボコにされなきゃなんねぇんだよーーー!!!」

MZD「そりゃ大事な人の為に作ったチョコ勝手に食ったらそうなるだろ。学習しろクソ朱雀」

????「酷くない?!仮にも四方神の力継いでる俺に向かって酷くない?!」

MZD「継承者だとも思いたくねぇわクソアクラル。最新作とタイトル似てるからいっそ改名しろ」

アクラル「それは流石にこじつけすぎんだろ?!」




なにやら救護室が騒がしいようですね…。
中には包帯だらけの灯焔の『双子の兄(自称)』ことアクラル、そして彼の治療をしているMZDがいます。
あぁ、彼がボコボコにされているということは…。灯焔氏にまた何かやらかしたということなんでしょう。

おっと、アクラルについて説明しておかなければなりませんね。
彼は『朱雀の継承者』と呼ばれる人物。『四方神』と呼ばれる、このクロスワールドを守っている4人の守護者のうちの一人なのです。
言動からしてみても信じたくないほどに『馬鹿』という言葉が似合う奴でもあります。

一体何やらかしたんですか…?チョコを食ったとか言っていましたが。





アクラル「だってそこにチョコがあったからしかたねーじゃん!!灯焔も灯焔で食べられたくなかったら『食べないでください』って書くべきだと思わね?!」

MZD「それは一理あるけど勝手に食べる方も食べる方だろ。昨日何の日か覚えてねぇわけじゃねーよな?」

アクラル「へ?何の日なんだ昨日?」

MZD「嫌な予感当たったよ馬鹿かよお前?!」




あぁ、そういうことですか。
昨日はバレンタインデー。運営本部でもチョコを貰いたいと男性陣がそわそわしていましたね。貰えないと思っていた松野家の約3人はゾンビ化しかけていたようですが。
そんな男性陣の期待に応える為、当然女性陣も仲良くチョコづくりに勤しんでいました。





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〜数日前〜




リピカ「やっぱりお料理は難しいのさ…。手際よく出来る蜜柑が羨ましすぎる」

罪木「そ、そんなことありませんよぉ。今作ってるのは凄く簡単なレシピのものなのでぇ…」

セレス「とかいいながら貴方、トッピングを凝っていらっしゃるではありませんか。どの口がそれを言うのですか?」(ニッコリ)

罪木「ふ、ふぇぇ!!ごめんなさぁい!!!脱ぎますから許してくださぁい!!!」

ロゼッタ「脱がなくてもいいでしょう?!別にセレスさんも怒っているわけではありませんし、普通にトッピングを続けましょうよ」

罪木「は、はぁい…」





リピカ「…にしても、灯焔がイベントにノリノリだったのはビックリしたのさ。こういうのは是非が何でも面倒臭がってやらないイメージだったのに」

灯焔「今のはちょっと傷付くわー。灯焔さんだってやるときゃやるよ。日ごろお世話になってる皆様の為に癒しを与えてあげるのもGMとしての役目」

罪木「ごもっともなこと言ってらっしゃるように見えますけどぉ、作ってるものが明らかに『本命』ですよねぇ…?」

灯焔「ばれた?」

罪木「だ、誰にあげるおつもりなんですかぁ…?」

灯焔「そりゃ『愛する人』☆」

セレス「回答になってませんわ」



数分後…




ロゼッタ「ふぅ。みんなの分のチョコレートは入れ終わったわね。後は冷蔵庫で固めるだけ、と…」

セレス「うふふ、うまく行くといいですわね」

罪木「み、皆さんで頑張ったのできっとうまく行きますよぉ!早く冷蔵庫に入れましょう!」

リピカ「うん、そうするのさ!灯焔も早く冷蔵庫に入れるのさ」

灯焔「これをこうして…。おう、大丈夫よー」




女性陣はチョコを冷蔵庫に入れ、厨房を去った

1時間後……





アクラル「甘い匂いがするからここまでやってきちまった!なんか腹減ったなー、なんかないかなーと…(パカッ)

     おっ、チョコあるじゃん!しかも少しだけ美味しそうな奴が別に取ってある!減らねーと思うし食べちまえ!(パクパク)」




ガタッ




灯焔「 」

アクラル「んぁ?どーした灯焔、そんな親を殺されたような顔して…って何持ってんの?何でこっちに刃物向けてんの俺なんか悪いことsギャアアアアアアアアア!!!!!!!」




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MZD「あれ灯焔がカラ松の為に用意したチョコなんだからさぁ、食うなって。ショック受けながらも作り直したみたいだが運ぶときに失敗しちまったみたいで全部形が歪になっちまったんだとよ」

アクラル「なんであのサイコパスニート用にチョコ作ってんのー?!おにーちゃん寂しいんですけどー!!!」

MZD「それどうでもいいから後で謝りに行け」

アクラル「へぇい……」




どうやら灯焔氏がカラ松にと作っていたチョコレート、アクラルが全部食べてしまったようで。
残っていたもので後で作り直したものの失敗してしまったらしく、本人はショックをかなり深めてしまった様子。これは……謝っても許してもらえるでしょうかねぇ…。
灯焔氏、カラ松氏への愛は尋常じゃないですからねぇ…。




アクラル「まぁ…しゃーねぇか。謝りに行こう…」




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流石にきつく言われて反省したのか、アクラルは灯焔を探しに医務室を後にしました。
———チョコ食われた後灯焔氏はどうしたのか?それは次回見ていくこととしましょう。