二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- AfterBreakTime④ 「白猫は洋ナシの香り」 ( No.53 )
- 日時: 2016/05/17 01:48
- 名前: 灯焔 ◆/.5aaSlLPY (ID: zA4wGfC2)
前回、牢獄ルームへと落ちてきた謎の3人。
どうやらカラ松やノヤさんと一緒で「別の世界から落ちてきた」ようですが…?
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〜運営本部 応接室〜
灯焔「———で、牢獄ルームに落ちてきたんだっけ…。丁度今白猫10島ハードサブミ埋めしてたんだよね、手伝ってくれる?」
MZD「激しくどうでもいいわ今それ。カラ松や夕と一緒…ってことは、お前さん等のいた世界もこの世界に『融合』された確率が高いか…」
???「そんな!それではセッシャ達は、元の茶熊学園へ戻れないでござるか?!みんなとはぐれるのは嫌でござる!」
カラ松「あ、いや、離れるんじゃなくてだな…。君達がここに落ちてきただけで、仲間は他の場所にいる可能性も十分にあってだな…」
????「それを確証できる証拠はあるのか?そうでなければ『俺達がここへ落ちてきた』という事柄は事実には出来んぞ」
?????「バイパーさん、あまりそういうことを言わないでも…。事実私達、見知らぬ場所にいるのは確かですし…」
牢獄ルームに落ちてきた3人———洋ナシラクロス部『フラン』、写真部の毒蛇『バイパー』、新体操部の竜姫『エクセリア』は運営本部へと連れていかれ、事情聴取を受けていたところでした。
話を聞く限り、前に同じような経験をしたカラ松やノヤさんと状況が似ていることから、彼らも元の世界で『世界融合』に巻き込まれ、落ちてきたのだろうと灯焔らは考えていました。
リピカ「それにしても———もう融合は起きないと踏んでいたのに、まだ起きるのさ?こうなると『終末の世界』というのもいささか疑問に思えてくるな」
西谷「だけどよ、『世界は変化する』ってアクラルも言ってたし…一概にそう言えねぇんじゃねぇのか?」
灯焔「アイツの言葉真に受けちゃダメ絶対」
コハク「『世界が変化する』…。確かにそうかも。そうでないと、フランさん達がこの世界にやって来ることなんて『絶対に』ないんだもんね…」
フラン「スール達の話を聞いて、やっとこの世界が『ユウゴウセカイ』だということは分かったでござるが…。
オーララ、さっぱりわけが分からないでござる…」
十四松「大丈夫!おれ達も最初来たとき全然分からなかったから!」
カラ松「フッ 心配するな、最初は誰だってそうさ」
灯焔「今になっての別の世界の融合、それからコハクの言ってた『混ぜられる』の意味…。なにか繋がりがあるとしか思えないな」
バイパー「『混ぜられる』?」
ジルク「あぁ。コハク…ベレー帽の少年を保護した時に言っていたんだ。『この世界が混ぜられる』ってね」
エクセリア「『混ぜられる』…私達もその言葉を聞いたことがあります。元の世界で追っていた———『闇の道化師』が、そんなことを言っていました。私達もその部下と戦ったことがあります。繋がりがないとは言えませんね…」
バイパー「そうなれば、俺達を利用していた『闇』に存在が近いのかもな」
MZD「…で、どうすんの?落ちてきたんだからあてもないんでしょ?」
フラン「そうでござるね…。無理を承知でお願いするでござるが…セッシャ達をしばらくここにおいてはくれないでござるか?
仲間の安否も分からないと困るでござるし…。それに、同じ敵を追っている可能性がある以上セッシャ達も見逃せないでござる。スール達は戦力が増えるし、利害は一致するでござろう?」
彼らの追っている『闇』と、灯焔達が追っている『悪意』———。それが一緒のものの可能性が出てきたことから、フランはこんな提案をしてきました。
無理を承知、断られたら3人で旅をしながら仲間を探しに行くつもりのようです。
灯焔「まーねぇ。最近になっておかしなことが立て続けに起きてるし…。仲間の身に何が起きてるかもわからない。3人ともここにいることを許可するよ」
エクセリア「本当ですか?!ありがとうございます!」
灯焔「たーだーし。ただでおくとは言わない。少しでもゲームの手伝いをしてくれるって約束してくれたらね」
バイパー「そんなことでいいのか?」
MZD「そんなこと?言ってくれるねぇ。結構骨が折れるよ?この仕事」
フラン「おいてくれるならなんだってやるでござる!そのかわり…セッシャ達の仲間も探してほしいでござる」
灯焔「あったりまえの承知の助よ!このKST学園副会長、『蒼星の生徒会副会長』の灯焔様にお任せあれ!」
コハク「灯焔さん、学校行ってたんだね…」
エクセリア「副会長…ふふ、あの人を思い出しますね♪」
なんだかんだで利害が一致し(というか灯焔氏には『断る』選択肢はなかったようですが)、フラン達3人を仲間に迎え入れた一行。何はともあれよかったですね。
さてさて…これからどうなることやら。
〜?????〜
???「こ…ここ、は…」
???『おやおや、目が覚めた様デスねェ?お目覚めの気分はいかがデスカ?』
???「お、お前は———」
???『そんな連れないコト言わないでくださいヨォ。傷だらけの身体で、恐らく主を守ってこうなったんデショウ?
主を見捨てれば、こんなことにもならなかったノニ———」
???「何を言う!陛下を守護することこそが騎士のつとm———」
???『いつまでそう言ってられますかネェ?さァ、底なしの『闇』へ堕ちるとイイ——————!!!』
???「(くっ……駄目だ……、………が……)
(………わ……せ……、『……さ…』)」
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『光』と『闇』は、一心同体。
彼らが動き始めるころ———『悪意』も、ひっそり動きを強めていたのでした。