二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 女王が人間のためにできること その1 ( No.105 )
- 日時: 2016/03/31 01:08
- 名前: 桜 (ID: SSatGfsz)
連続投稿すみません;今回は満月ちゃんが病と闘いながらもカレンやカービィ達の病院の中を案内します。そしてルミーから理由(今は語りませんが)を聞いたアリス(あいりとあおい)団が動き出す!
『その少女は乗り移られている黒音符のおかげで生きながらえている』
カレン「嘘・・・(じゃあ、満月は黒音符が出されたら死んでしまうかもしれないってことーーー・・・?」
ラーリアの言葉にカービィは反論する。
カービィ「そんなの・・・嘘だ!」
ラーリア「嘘だと思うなら黒音符を出せばいい。後悔してもいいのなら(テレポートで消える」
カービィ「あっ!待ってよ!ボク達は絶対黒音符を出すんだから!」
満月「ん・・・」
すると、満月が起きようとしていることに気付く!カービィ達は逃げる。
カービィ「一体、何者何だよ!?4番目の呪術師って!あいつも1番目のピアノの手先なの!?」
アミー「みたいですね」
カービィ(じゃあ、アリス団の仲間ってこと・・・?)
アミー「ねえ、みなさん。本当に黒音符出していいんですか?」
カービィ「もちろんだよ!黒音符を野放しにしておけないよ!」
アミー「でも・・・ドールリペアでは人間の命を奪うことは最大の禁忌ですから、わたしは賛成できませんね・・・」
カービィ「(ドキッ;)大丈夫だよ!満月ちゃんだって命を落とす可能性があるだけで絶対なわけないし!」
アミー「でも・・・」
カービィ「大丈夫!女王様がいてくれるもの」
アミー「・・・」
そしてその翌日。四勇者の三人とアミーとカレンは満月の病室を訪れる。それに満月は気付き、ぱあっと嬉しそうな顔をしながら出迎える。
満月「あっ、いらっしゃい!」
カレン「筋ジストロフィーのことは何て言ったらいいか・・・その・・・昨日は腕を見てごめん」
満月「いや、いいんだよ。気にしてないから。それにカレン達に案内したいところがあるんだ」
全員「えっ!?」
満月は病院内の病棟に案内する。そこには娯楽室だった。
カービィ「こんなところに娯楽室があるんだねー」
満月「ここの担当している王ドラ先生が院長先生に懇願して作ってくれたんだ!病棟の人達が病院で遊べる場所があるようにって!」
メタナイト「!(・・・奴も、たまにはいいことをしてるみたいだな」
患者の男性「満月ー。子供が一緒に卓球したいってさー」
満月「はーい」
満月はその子供達のところに行く。ゼオはその患者の大柄な男性に聞く。
ゼオ「あの・・・随分、満月、人気者何ですね」
患者の男性「ああ。元々は暗い奴ばっかりだったこの病棟を満月が変えてくれたんだよ」
カレン「えっ?」
患者の男性「当時は来たばっかりだったあいつが」
満月『何でみなさん、暗い顔してるんですか?そんな顔してちゃ幸せが逃げてしまいますよ!』
患者の男性「最初はみんな鬱陶しがってたが、イベントの時は積極的に参加したり、セルフでヴァイオリン演奏会を開いたりしてさ。自分だって重い病気を抱えてんのに立派なもんだよ」
患者の男性は満月について堂々と嬉しそうに語る。すると、満月とカレンの目が合った!
満月「勝負!」
カレン「えっ;」
すると、満月はラケットで卓球の球を打ち込んだ!これはカレンの顔に当たる!
カレン「」
満月「もしかして、カレン、卓球は初めてなの!?」
カレン「〜〜〜〜〜っ、初めてだからってバカにするんじゃないわよ!(ラケットで卓球の球を打ち込む」
満月「その意気!」
カービィ「何だか楽しそうだね〜」
ゼオ「俺も“たっきゅう”やりたいなー」
メタナイト「いや、あれは勝負の猛者みたいな様子だ;」
卓球を打ち込む中、すると、二人の双子の姉弟が現れた。月島姉弟だ。
あいり「カービィ?何してますの」
カービィ「つっ、月島姉弟こそ;」
あいり「私達はちょっと王ドラに差し入れに」
すると、シンドバッドがカレンと満月の二人を軽々と持って現れた!
シンドバッド「四勇者達よ。元気なのはいいが、重い病気の子をほっといたらダメだぞ」
カービィ「あっ、そっか;ごめんね、満月ちゃん」
あいり「!何ですのよ、あなた達。どうしてこいつとばっかいるんですの!」
カービィ「えっと・・・その、協力してもらってるから」
あいり「私達だってあなた達のためなら、なんだって・・・」
すると、シンドバッドはまたあいりにだけ聞こえるよう言う。
シンドバッド「仕事がらみだから手伝うことなんてできないだろう。そなたは敵という立場をもっと理解すべきだぞ」
すると、シンドバッドはカービィ達に声をかける。
シンドバッド「さあ、行こう」
カービィ「えっ?あの・・・」
あおい「・・・」
そして王ドラに差し入れを渡した後に月島姉弟は帰り道で透明化したルミーに声をかける。
あいり「ルミー・・・」
ルミー「ん?」←クリアが解ける
あいり「私達、黒音符回収やめますわ」
ルミー「え゛っ!?何で!!?」
あいり「仲間のために生きるためですわ!アディオスっ」
すると、あいりはちらりとルミーを見ながら言う。
あいり「ですけど、今ならあなたの話を聞いてやってもいいですわ。納得のいく理由なら悪者になってもいい」
ルミー「・・・;だって言ったら、絶対やめるっていう・・・;止められてるし・・・;」
あいり「言わないと本当にやめますわよ。私達義賊の怪盗としてのモットーは「鳴かぬならそのまま捨てるぞホトトギス」ですわ」
ルミー「わわわ、分かったよ!」
ようやく観念したルミーは月島姉弟にごにょっと事情を話す。それにあいりは驚く。
あおい「それ・・・本当ですか?」
ルミー「ほらー;やめるって言うだろー;あー;どうしよ;」
あいり「いいえ」
すると、あいりはその答えを言う。
あいり「むしろ、その逆ですわ・・・」
これに病院内から王ドラが見ていた。そして彼は思う。
王ドラ(ついにアリス団・・・月島姉弟が動く時が来ましたか・・・)
王ドラはその場から離れた・・・。
- 女王が人間のためにできること その2 ( No.106 )
- 日時: 2016/03/31 01:11
- 名前: 桜 (ID: SSatGfsz)
カービィ「わー!病院の中に教会なんてあるんだー」
カービィ達は病院内の教会に寄っていた。満月は言う。
満月「そう!ここの教会の名物。羊皮紙に願いを書くと叶うらしいんだ」
アミー以外のカービィ達はその羊皮紙に願いを書く。カービィは「ヴァイオリンがお父さんみたいにもっと上手くなりたい」、メタナイトは「カービィとの結婚」、ゼオはどんな願いを書くか迷い中、カレンは「誰にも負けない強く優しく美しく正義の花の魔導師になれますように」と書いた。満月は両手で文字を書く。
カレン「どっ、どんだけ力作!?」
満月「筋力がちょっと落ちちゃって。ヴァイオリンの方は大丈夫だけど、これは片手だけじゃ上手く書けないんだ」
カレン「・・・(筋ジストロフィーという病気なのに、堂々と明るく笑っていられるのは・・・本当に・・・」
満月「よーし!ちょっといびつだけど、力作ができた!」
アミーはこそっとカービィに声をかける。
アミー「カービィ・・・やっぱり、黒音符を出すんですか?」
カービィ「アミーってば、まだ心配してるの?大丈夫だよ!女王様がいてくれるんだから」
アミー「・・・。・・・ダメなんです、カービィ・・・女王様が人間のためにできることは三つだけ何です」
アミーは“女王様のできること”の三つを言う。
アミー「一つは奇跡の人形の魂を生み出すこと、二つ目は初代の王様と女王様を生み出してくれた人間に感謝して人間の魂を見守ること」
アミー「そして、この世界の大気を動かすこと・・・」
アミー「風となる女王様の美しいハープの音は、星の海を渡り、ここまで届く。正に奇跡の風」
満月「えっ!?女王様ってマジでいるの!?」
アミー「窓を開けて呼んだらきっと答えてくれますよ。窓を開けて呼んでみて下さい。女王様はずっとあなた達を見守って来たんですよ」
カービィはその言葉を信じて窓を開ける。そして女王を呼ぶ。
カービィ「・・・。女王・・・様?」
すると、奇跡の風・・・ハープの音が流れて吹いた。満月は嬉しそうに言う。
満月「す、すっごーーーーーいっ!本当に女王様なんているんだー!ねえっ・・・」
すると、満月はカービィの姿に驚く。カービィが涙を流していたからだ。
満月「どっ、どうしたの!?カービィちゃん、何で泣くの!?」
メタナイト「カービィっ!どうしたんだ!?」
カービィ「ごめ・・・大丈夫・・・」
映像の中もあの時聞いた声も女王様が声をかけて見てくれたこと、本当に嬉しかった。でも、同時に大きな絶望がある。
どんなに泣いても・・・声を張り上げて叫んでも、女王様は何もしてくれないんだ。
奇跡で助けてはくれないんだ・・・。
ハープの奇跡の風はいつも吹くけれど、
立ち上がる力は自分で見つけなきゃいけないんだーーー・・・。
その夜、Ehサイドのチョウコウと妖夢も合流したカービィ達は寝ている満月の部屋を訪れる。そしてカービィはコピー能力に変身しようとするが・・・
カービィ「コピー能力エンジェ・・・(ピタ」
カービィ「やめた!」
カービィ達の決意にラーリアは見ていた。
ラーリア「ほう・・・流石、ドールリペアの女王に見初められた四勇者・・・人の命を奪うことは忍びないのか」
カービィ「うるさいな、キミ。道はいつでも一つじゃないんだよ。ボク達はボク達のやり方でやるんだ」
すると、メタナイト、ゼオ、カレンがカービィに代わってやり方を説明する!
メタナイト「満月の手術が終わるまで黒音符を監視!」
ゼオ「悪さをしたらフォロー&オシオキターイム!!」
カレン「満月の身体が治り次第、即黒音符攻撃!完璧完全四勇者!!」
カービィ「もちろん満月ちゃんの美しい心を吸い取ることも許しませーん。黒音符回収により恐ろしい生き地獄へご案内〜〜〜〜〜っ。フフ、フフフフ」
ラーリア「ほほーう、一頭身も悩みに悩みすぎると、悪の考えが芽生えるのだな。ーーーただ、防ぐのは黒音符だけでいいのか?」
すると、靴の音が鳴る!アリスの姿のあいりだ!アリスは言う。
アリス(あいり)「今回のアリス団の使命は「四勇者に黒音符回収を止めさせること」で、本来、黒音符回収は目的じゃありませんわ。ですが、従わない場合の強行手段として許可されていますわ。あなた達がフルムーンジャスティスの子守歌の楽譜の音符集めを止めない限り、私達は黒音符を回収し続ける」
アリス(あいり)「どんなことをしてでも!」
続く・・・!
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