二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- シンドバッドの正体 その1 ( No.116 )
- 日時: 2016/04/01 18:10
- 名前: 桜 (ID: wIAOO7NO)
今回はいよいよシンドバッドの正体が明かされます!そして次回で「ペールノエルと四勇者編〜戦いは動き出す〜」を終わらせる予定です。ですが、まだ第3部は終わってませんので悪しからず。
その風、時に優しく激しく時にすさむけど、
決して消え去ることはない。
カレンはある家でふっと目を覚ました。そこはふかふかなベッドの上だった。カレンの涙が流れたまま。
カレン(ここは・・・どこ?涙が止まらない、私・・・どうして・・・)
カレンは満月のことを思い出す。満月の笑顔、やる気、ヴァイオリンの音・・・。
カレン(満月。もう、いない・・・守れなかったんだ、私・・・守りきれなかった!私が!!)
カレンは自分に対する怒りから涙を流しながら大事な右手をぶつけようとする。しかし、誰かがカレンの右手をパシッと掴んで止めた。シンドバッドだ。
カレン「シンドバッド・・・」
シンドバッド「軽い食事をお持ちした。具合はどうだ?」
カレン「(キュッ(涙を拭う)シンドバッドが助けてくれたの?」
シンドバッド「・・・びっくりした。黒音符の気配が消えたので気になって行ってみたら、そなたが倒れていたのでな。失礼ながら服も変えさせていただいた。その・・・目は伏せていたのだが・・・」
カレン「えっ////////!!いやっ、あのっ;ありがとうっ;(わ〜ん;」
シンドバッド「カレンの服は洗って乾かしておいた」
カレン「じゃっ、じゃあ、私、着替えてもいい?」
シンドバッド「ああ、私は隣の部屋にいるので」
シンドバッドが隣の部屋へ行った後はカレンは一人またぽろぽろと泣いた。すると、シンドバッドがバンッとドアを開く。そしてぐいっとカレンを抱きしめた・・・。
カレン「あ・・・あの、シンドバッド。離してーーー」
シンドバッド「こうすれば見えない。決して見ない。絶対見ないから・・・一人で泣いたりするな」
シンドバッドの優しい気遣いによりカレンは彼に抱きしめられたまま泣いた・・・。
風間「よし!今日は早いよ!」
一方、春我部公園では春我部防衛隊は風間が今日の作戦内容を言う。
風間「まず、スマブラ屋敷へ行き、あいりちゃんが来てたらその周辺にルミーちゃんを見つける。ルミーちゃんは透明化してる可能性が高いよ」
ネネ「流石風間君、分析力が高い!」
風間「まあね「こんな朝早くからお出かけ?」!?」
すると、春我部防衛隊のうち四人の隊員のママのみさえ達が春我部公園にいた!みさえは言う。
しんのすけ「母ちゃん達・・・;」
みさえ「ルミーっていう子からしんちゃん達が自分を攻撃しようとしてる電話があったんだけど」
そして春我部防衛隊は三日間の外出禁止を食らった・・・。
しんのすけ「ルミーちゃんめ〜;」
マサオ「読まれちゃったね;」
一方、みさえ達に話したルミーはあいりからもらったお金で喫茶店で食事をしていた。すると、そこに王ドラが駆け寄る。
王ドラ「ルミーさんっ」
ルミーΣ(;°_°)
王ドラ「こんなところで会うなんて偶然ですねえ!」
ルミー「オレンジダヌキ、お前、何でこんなところにいるんだ;」
王ドラ「何って、人間達の憩いの場喫茶店に来たんじゃありませんか!マスター、オムライスとその後のデザートのバニラアイスで!・・・まあ、私が言うのも勝手かもしれませんが、あなた、とうとう月島姉弟に真実を話したようですね」
ルミー「!それがどうした;」
王ドラ「まあ、私には分かりませんが、あなたが落ちこぼれだったのは私もよく分かります」
ルミー「お前にアタイの何が分かんだよっ;」
王ドラ「分かりますよ、私達も同じですから」
ルミー「えっ?」
王ドラは自分のことを話す。
王ドラ「私はロボット学校に行く前の記憶をなくしてるんです。ですが、その優秀さ故にカンフークラスに通ってたんですけどね、暴行事件起こしてそのまま特別クラス入り。他のドラえもんズともその時に出会ったんです。最初は鬱陶しがってましたし、親友テレカも面白そうだから手に入れましたけど・・・私達ドラえもんズが進級試験の時に審査役していた校長先生が爆発の怪我で倒れて爆発が続いたから、親友テレカを出したと思ったら、まさかの絶交テレカでしたよ」
ルミー「絶交テレカ!?」
王ドラ「はい。それで私以外のみんなはかかっちゃって・・・唯一危機を感じた私はこの時、「ドラえもんズの友情を守る」って思ったんです。それで私は「爆発の犯人」だと名乗ってみんなに蔑みのような目で見られるまま爆発のあった場所の修理を身体が蝕んでも始めて、それでパーツが足りなくなって・・・それで自分の身体の部品でその場所の修理が完了して・・・目覚めたら、元に戻ったみんなが涙ながらに見てたんです。その時に・・・全員自分の部品を少しずつ出し合って私を修理してくれたんです。まあ、この私には似合わない継ぎ接ぎで見てくれは悪かったんですけどね!その進級試験は合格しましたし、犯人だと思った寺尾台ハゲ校長先生はやってませんからよかったんですけどね。結局爆発事件の犯人は分からなかったんですけども。だから、ルミーさんのことは証拠を見つけるまでは喋りませんが、とりあえず「ペールノエルに関連を持つ疑いの一人」ってことで!」
ルミー「(ぱちくり)お前、ドールリペアで怪物として相当嫌われてるけどな」
王ドラ「えっ;(ガーンとピアノの低音」
すると、ルミーの通信機がかかった。あいりからだ。
あいり「ルミー、どこにいますの!?黒音符のターゲット、見つけましたわよ!」
一方、カレンはシンドバッドの家の前で彼に涙の理由を話す。
シンドバッド「そうか・・・あの少女が亡くなった」
カレン「・・・。私・・・分からない。アリス団を怒ればいいのか許せばいいのか」
シンドバッド「カレン自身はどうしたいのか?」
カレン「・・・怒りたくない。でも、許すことはできない」
シンドバッド「・・・私は怒るぞ。自分がもし悪辣な人々が大切な人を死なせたら・・・」
カレン「えっ、シンドバッドは怒るの?」
シンドバッド「ああ」
カレン「もしそうなったら、その人のこと・・・忘れることはできる?」
シンドバッド「いや・・・忘れない」
すると、シンドバッドはカレンの方に向き、質問の答えの続きを言う。
シンドバッド「忘れはしない。心の中でそやつに命を差し上げる。そしてまたいつか再び逢う時が来るまで、待ち続ける・・・」
カレン「(えっ・・・(ドキッ)あっ、あの・・・」
すると、カレンの通信機にアミーの連絡がかかってきた!
アミー「カレン、どこにいますか!?大変です、アリス団が予告状を出しました!四勇者達はそこに向かってますから、カレンも護衛に来て下さい!」
そして今夜。glassesはアリス団確保にそのターゲットの家にいた。
イチイ「さあ来いアリス団!俺達glassesが相手だ!」
シェゾ「glasses、話は聞いたがまだ追っかけてたのか;」
イチイ「当たり前だ!カッコいいところ見せてゼオ・ウィグルゥ君にぎゃふんと言わせてやるのだからっ。そのために最新警備システムも用意した!」
キン!キンキン!(シェゾが闇の剣でその警備システムを斬る音)
イチイ「シェ〜ゾ〜?(号泣&ふるふる」
シェゾ「悪いな、ちょっと手を滑らせて。じゃ、俺はこれで帰るよ」
ニノル「酷いわ〜ん;」
すると、一輪の薔薇が落とされた。そしてアリス団が現れた!
アリス(あいり)「社会に潜む悪を裁くために・・・双子怪盗アリス団!正義に遣わされ、只今参上!!」
夜神「来たな!アリス団!」
一方、カービィ達はこっそりと天井から見ていた。アミーは声をかけるが・・・
アミー「みなさん!行きますよ!」
カービィ「う・・・うん(アリス。あれから考えてみたけど・・・やっぱりダメ!こんな気持ちのまま顔なんて合わせられない!やっぱり、アリスも根は悪い奴じゃないから敵同士なんて嫌だよ!!」
アリス(あいり)「今夜は私達がいただきますわ」
カレン「!」
すると、カービィ達はアリス団の決死の行動を見る。アリス団がカービィ達に伝えたい何かを言いたいけど、言えないことが・・・。そしてアリス団はターゲットに攻撃し、黒音符を出し、それは黄色音符に変わった!
アリス(あいり)「チェックメイト!・・・(ぐっ」
そしてアリス団は逃げて行った・・・。そしてカレンが居候してるランの部屋ではランがふわちゃんやしほみ、騒動が収まった紗智と眠る中、カレンはシンドバッドに言う。
- シンドバッドの正体 その2 ( No.117 )
- 日時: 2016/04/01 18:14
- 名前: 桜 (ID: wIAOO7NO)
カレン「バカね、私・・・アリス団のこと、全然分かってなかった。満月のことも今回みたいにやりたくてやったわけじゃないのに。何か理由があるのよね・・・満月の心が吸われすぎてあのままだと黒音符に殺されていたとか・・・だから、今は怒ることも許すこともしなくていいと思うのよ」
そしてカレンはすっきりしたような笑顔で言う。
カレン「ただ、信じていれば(アリス団を思うこの気持ちだけ」
その様子に後ろを向いて紅茶を飲んでいたシンドバッドはフッと笑う。そして彼は言う。
シンドバッド「・・・違うぞ」
カレン「えっ?」
シンドバッド「黒音符に心を吸われすぎた人間は闇の流星の偽物に進化を遂げてしまうんだ」
シンドバッドは手ぬぐいを取った瞬間、姿が変わった。そしてカレンを押し倒す。
シンドバッド?「死ぬのではなく、死ねなくなるのだ。闇の巫女アズサが作った今までの闇の流星の偽物のようにな。“お前”を初めて見た時から“俺”は任務で暗殺をするようになり・・・1番目のピアノことルーンロード様の命に従い・・・お前がプリンプタウンに初めて旅立ってから3年間も待ち続けてきたのに。なぜ気付きもせず俺の“オリジナル”に心奪われるのだ」
そしてシンドバッドこと・・・
シンドバッドの正体のラーリアは言う・・・。
ラーリア「愛している、カレン。お前のことを片時も忘れたことはなかったのだ」
続く・・・!
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