二次創作小説(映像)※倉庫ログ

本当に愛している人は・・・ その1 ( No.121 )
日時: 2016/04/02 17:58
名前: 桜 (ID: KVMT5Kt8)

今回で「ペールノエルと四勇者編〜戦いは動き出す〜」編最終回!そしてR−15要素入ってます。15歳未満の方は見ては行けませんよ?って、これ、アク禁引っかかるかな・・・;






不思議を見よ、夢を見よ。


時計ウサギにも3月ウサギにも我とあれ。






ゼオ「久々のユーリに電話〜♪」


一方、ゼオはユーリにお礼を言おうとスマホで電話をかける。すると、寝ぼけ眼のユーリが出てきた。


ユーリ「・・・何だ、ゼオか。こんな時間に王ドラかMZDかエターニャかクリオラだったら焼き殺すかと思った」
ゼオ「へへっ。ユーリにお礼を言いたくて電話しちゃった。ありがとな、ユーリ!シンドバッドに俺達の護衛を頼んで」
ユーリ「・・・は?」
ゼオ「「は?」って・・・シンドバッドがユーリに俺達四勇者の護衛に頼まれたって・・・」






ユーリ「何を言っているのだ?私は人にそんな頼みをした覚えはないぞ」
ゼオ「・・・。え・・・?」






一方、カービィとメタナイトとアミーはアリスのことで話していた。


カービィ「ねえ、アミー、メタ、アリス団はどうしてボク達に音符集めを止めさせたいのかな?」
メタナイト「私、知らんな(あっさり」
アミー「でも、敵ってことには変わりませんよ!やな奴ですもん!!」←とにかく嫌いらしい


すると、ランリが部屋に入ってきた。カービィは気付く。


カービィ「あっ、ランリ!」
メタナイト「怪我は完治したのか」
ランリ「ああ、おかげさまでな。幸いにも内臓をめちゃくちゃにされても後遺症はないそうだ。全く、俺の“影”のせいで酷い目に遭った」
メタナイト「!お前もラーリアに会ったのか!」
ランリ「えっ!?もしかして、お前らもか!?」


すると、ゼオが走りながら部屋に入ってきた!彼はよくよく見るとは冷や汗をかきながら言う。


ゼオ「大変だ!ユーリはそんな頼みしてないって!」
カービィ「えっ!!?」
メタナイト「どういうことだ・・・じゃあ、あのシンドバッドは・・・」
メタナイト&ランリ「まさか!!?」
アリス(あいり)「みなさん、残念ながらこれは事実ですわ」
カービィ「!アリス・・・!」


一方、シンドバッドの正体であるラーリアに押し倒されたカレンは戸惑うように言う。


カレン「シンドバッドがラーリア?あなたはーーー・・・」
ラーリア「俺は鏡の国で生まれた「ランリ」の影。ランリはあの時起きた爆発を生ませた時に膨らんだことで「ランリ」の影(俺)ができた。「ランリ」がカレンを本当に愛していたからだ」
カレン(えっ・・・)
ラーリア「・・・。気付かなかったのか」


ラーリアの問いにカレンは頷いて答える。そして彼女は言う。


カレン「・・・どうして、どうしてペールノエルの「4番目の呪術師」になってしまったの?」


カレンの問いにラーリアはこう答える。


ラーリア「ルーンロード様が「ランリ」の代わりとして俺を迎え入れたからだ、カレン。ルーンロード様が俺やルーンロード様の養子である「6番目のサックス」などに優しいのは情や愛情が芽生えただけじゃなく、使えるとして利用しようとしたからだ」
カレン「それっ!」
ラーリア「そう。昔のDマインドと同じように。Dマインドは卑怯だった。「花の魔導」の力、扱えるのは純潔の乙女のみだと告げたのだ」
カレン(えっ・・・純潔の乙女でなければ、花の魔導を扱うことはできない!?)


カレンが衝撃の事実に戸惑う中、ラーリアは苦しそうに言う。


ラーリア「俺は嫉妬に狂った。お前を苦しいほど愛しているのに、長年この手で抱くこともできなかった・・・「ランリ」を憎む気持ち。そこをルーンロード様に魅入られたのだ」


カレンは震えながら次の質問を問う。


カレン「あなたの・・・目的は何?どうしてカービィ達の邪魔をするの・・・」
ラーリア「ルーンロード様に頼まれたのだ、「四勇者の三人とアリス団の信頼を裂きなさい」と。引き換えに任務以外の外でも自由時間をもらったのだ」
カレン「なっ・・・」
ラーリア「その任務も終わり。晴れて俺は任務以外の外でも自由に動けるようになった。さあ、カレン。俺とーーー・・・」


すると、カレンのビンタが鳴った。ビンタされたラーリアにカレンは怒りに叫ぶ。


カレン「カービィ達とアリス団の信頼を引き裂くために満月を利用したの!!?それだけのために満月を殺したの!!!?・・・っ(今も・・・今も目を閉じれば思い出す。あの時、「自分に負けないで」と言った満月の笑顔。全部私が近づいたせいだったなんて・・・)酷い・・・」


泣いているカレンにラーリアはこう答える。


ラーリア「ああ、そうだ。お前に近づく者は誰であろうと許さん。俺はペールノエルの「4番目の呪術師」だ。もうDマインドに忠誠を立てる必要もない(カレンを押し倒す」
カレン「きゃあっ!・・・!(ラーリアに両手を押し込まれる」
ラーリア「俺はルーンロード様に仕えて気付いたのだ。「ランリ」からお前を解放する方法を。少々手荒くなるが、許せ」


すると、ラーリアはカレンの首筋にキスをした!


カレン「やっ・・・!はっ・・・いや!やめ・・・んっ・・・くっ・・・(カレンの腕力じゃかなわない・・・)ラン!ラン!」
ラン「ん〜〜〜〜〜?(声にふわちゃん達と一緒に寝ぼけ眼で起きる」
カレン「杖を持ってきて!早く!」
ラン「!(はっきり目覚める)ラーリアさん!!」
紗智「12歳の子供の目の前で何してるんですかー////////!!?」
ふわちゃん(ちょ・・・ちょっと続きが見たいかも・・・)
しほみ「ちょっと!あなた、カレンさんが嫌がってるでしょ!!?離してよ!!」
ラーリア「ウンディーネ」
ウンディーネ「ハイ、ゴ主人サマッ(水の能力で四人を閉じ込める檻を作る」
ラン「ほわ!?」
紗智「やーっ!!何すんのぉ!!離せーーーーー!!!」
ウンディーネ「ゴメンネ!」
カレン「ラン・・・」


すると、カレンはキッとラーリアを睨む。そしてラーリアの手を掴む。


ラーリア「カ・・・」
カレン「私は影じゃないわ!花の魔導師よ!光は性格も姿も心も違う。別の人間よ。ランリそのものが、好きだから・・・だから・・・あっ!(魔呪符で両手を封じられる」
ラーリア「そんなものは錯覚だ。この眼差し・・・俺は間違いなく、「ランリ」の本物だ。思い出させてあげるぞ」


ラーリアはカレンの服を脱がせずに首もとを少しはだけさせる。カレンは恐怖の中でこう思う。


カレン(違う・・・そんなの欲しくない・・・いや、嫌だ・・・)
ラーリア「行くぞーーー」
カレン(ああっ・・・!)

本当に愛している人は・・・ その2 ( No.122 )
日時: 2016/04/02 18:02
名前: 桜 (ID: KVMT5Kt8)

しかし、そうはさせなかった。ラーリアの本物ーーーランリがカレンを抱き抱えたから。


ランリ「遅くなってすまない・・・カレン」


ランリの声にカレンはそっと目を開ける。その姿にカレンは涙をポロポロと流す。


カレン「ラ・・・ンリ・・・」


そのランリの後ろからアリスが来た。アリスは怒りを込めた声で言う。


アリス(あいり)「カレン達には触らないでと言ったでしょう」
ラーリア「アリス・・・団・・・」
カービィ「コピー能力リーフ!(ウンディーネに攻撃する」
ウンディーネ「プルー!!!」
メタナイト「ラン!ふわ!紗智!しほみ!大丈夫か!?」
ラン「はい、私達は大丈夫です!危うく死ぬかと思った;」
アリス(あいり)「やっぱりあなたがシンドバッドの正体だったんですのね。カレンに何を・・・」
カレン「アリス・・・」
 

すると、アリスはカレンの首もとが少しはだけられた姿に怒りでラーリアをビンタした!飛ばされたラーリアだったが、ラーリアはにっと笑う。


アリス(あいり)「あんた・・・!!」
ラーリア「当然のことをしたまでだ。そこの悪魔族は俺の「オリジナル」だから。もちろん、愛した奴も・・・(フッ」
アリス(あいり)「この・・・!!」


すると、ランリがアリスを制す。ランリは言う。


ランリ「アリス、お前が手を汚すことはない。こいつは俺が片付ける。だから、お前らはカレンを連れて隣の部屋に逃げ込め」
ゼオ「ああ!こっち!」

 
避難する中、ラーリアはランリに向かって言う。


ラーリア「話は済んだか?言っておくが、お前では俺に勝てない」
ランリ「そんなもの、今は関係ない。ただ俺のカレンを陵辱しようとした馬鹿を倒すだけだ!」 


ラーリアとランリの爆撃の音が鳴る中、アミーはランに聞く。


アミー「こんなにうるさいんじゃ、ご近所さんから苦情が来るんじゃないですか?」
ラン「大丈夫だよ!このマンションは防音システムになってるから!」
ゼオ「・・・。うるさくなくて済むな!(意気揚々」
メタナイト「喜んでる場合かー!!!」


爆撃が続く中、ラーリアがランリに馬乗りになって、短剣をランリの心臓に刺そうとしていた。


ランリ「くっ・・・!」
ラーリア「このままカレンの目の前で・・・貴様は死んでもらう!」


絶体絶命の中、ランリはある想いを秘めていた。


ランリ「(そうだ・・・俺はここで死ぬわけには行かない・・・カレンの身がピンチの時に・・・本当に助けてやれるのは誰だよ!!!)うおおおおおおー!!!」
ラーリア「!!?」


すると、ランリは最大の悪魔魔法をラーリアにぶつける!飛ばされたラーリアは怪我だらけになりながら言う。


ラーリア「・・・フン・・・ようやく戦う気になったか。それこそが俺の「オリジナル」だ。今日のところは退散するか」


ラーリアが消え去る中、ランリはカービィに言う。


ランリ「カービィ。ラン達四人をスマブラ屋敷に連れて寝かせてやってくれ」
カービィ「はーい!」


カレン以外の人達が出る中、カレンは黙り込む。震えているカレンの頭にランリは優しく撫でる。


ランリ「怖かったな。よく頑張ったな」


ランリがいつも通りのカレンに対する子供扱いはそれが彼女が押し殺した涙を流させた。カレンはランリに抱きつく。


カレン「ごめんなさい・・・ごめんなさいぃぃぃぃぃ〜・・・」
ランリ「ああ。俺もカレンが一番そばにいて欲しかった時にいれなくてごめん」


カレンはランリの腕の中で安心したのかわんわんと泣いた。
一方、夜明けのスマブラ屋敷の前の四勇者の三人にアリスは言う。


アリス(あいり)「こないだの詫び・・・これで全部ですわ」
カービィ「うん」
ウサギ(あおい)「あと、鏡の国のことですけどね、ラーリアの他にカレンの影もいるらしいんですよ」
カービィ(えっ・・・)
アリス(あいり)「ラーリアがカレンを愛した理由もあながち・・・分からなくもありませんわね・・・まあ、ペールノエルは表向きは慈愛団体の大きな会社ですから、分かりませんけどね」
カービィ「うん・・・あの・・・あの時、満月ちゃんのこと闇の流星の偽物に進化寸前のところを・・・カレンもシンドバッドから助けて、シンドバッドの正体も気付いてくれて、ありがとう・・・」


カービィの「ありがとう」。それはどんな言葉よりも心が込められた言葉だ。アリスは四勇者の三人に背中を向ける。


アリス(あいり)「・・・変な奴には絡まれないで下さいまし」
カービィ「ーーー待って!」


カービィは立ち去ろうとするアリス団に問う。


カービィ「どうして何も言ってくれないの?どうしてボク達に音符集めを止めさせたいの?お願い!教えて!」
アリス(あいり)「・・・。お休み(立ち去る」
カービィ「アリス!!・・・っ、ふ・・・」


涙ぐむカービィの一方、ルミーはアリスに聞く。


ルミー「ばっかだなー、アリス。あそこで優しく抱きしめるのが怪盗ってもんだろー?チッチッチッ。分かってないなー」
アリス(あいり)「うるさい!!ですわ!!(短剣でルミーの頭を斬ろうとする」
ルミー「ぎゃっ;」←その短剣を間一髪で真剣白刃取り
アリス(あいり)「(アリス団としての私達の存在がカービィ達を苦しめるならカービィ達の敵でいようと決めたから・・・)いいんですの・・・あんな純粋なカービィを抱きしめたら、私だって何をするか分からない・・・」


アリスは決して泣かなかった。アリス団は決して人に泣き顔を見られては行けない・・・。一方、その数時間後、何者かが通信機で1番目のピアノことルーンロードに連絡をかける。


???「もしもし・・・ーーーです、ーーーです。はい、使命は順調に進んでますが・・・アリス団は敵味方にとってかなり厄介になるかも・・・」
ルーンロード「ーーーならば、これはいかがでしょうか?」
???「?」
ルーンロード「こうするのですよ。アリス団の正体をバラす」
???「!ーーー分かりました、やってみます・・・」


何かが、壊れる音がした・・・。


FIN






「オリキャラ紹介」


・萩原満月
王ドラが担当の一つにしている病院に入院する美しい少女。微かなヴァイオリンを弾きながら聞いた誰かを待っていた。筋ジストロフィーという重い病気を抱えながらもそれでも笑顔で強くいようとした。黒音符のおかげで生き長らえていたが、長い間黒音符に乗り移られていたせいで短時間といえど重いヴァイオリンを持てるようになっていたため、アリス団に黒音符を出された直後に「負けないで、自分に」という言葉を遺してそのまま息を引き取った。


「後書き」


今回は四勇者メインどころかカレンメインのストーリーになってましたねー;
まあ、ラーリアも辛い恋をしてるのよさーっと。あと、ぷよクエキャラの水の妖精ウンディーネちゃんとのコンビも好きですね。この子には後々決戦で活躍すると思いますのでお見逃しなく。
さてさて、1番目のピアノの正体であるルーンロードも出てきましたねー!彼がああなった理由はこれも後々決戦で明かされますのでお楽しみに。
さて、次回からは「ペールノエルと四勇者編〜それぞれの真実〜」が始まりますのでお楽しみに!きらりさんには申し訳ないですが、引き続き待ってていただきたいです。待ってね?ね?






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