二次創作小説(映像)※倉庫ログ

過去のヴィーゲンリート その1 ( No.149 )
日時: 2016/04/08 18:07
名前: 桜 (ID: mXDJajPZ)

今回はアミーの過去話の続き。これはかなーり衝撃&オリキャラ中心の展開ですので苦手な方はバックして下さい。ついでに私のリクエストでYUMAさんが設定として考えたオリキャラが登場します。あと、次回で「ペールノエルと四勇者編〜それぞれの真実〜」&第3部最終回に行こうと思います!ぷよクエでは次はあやクルが欲しいです!






ルミー「人間界のイタリアに降りてすぐ三人は別々に散歩に出た。そこから事件は始まったんだ」
大半の全員「・・・・・・」






アミー「ん〜〜〜〜〜v人間界の朝です〜〜〜〜〜v」


アミーは木の上で散歩していた。命の星が満タンになった彼女は嬉しそうに言う。


アミー「太陽の光ってすごいんですねv命の星も元気も満タンですぅv」
ルック「ア・・・アミー!!」


すると、ルックが慌てながら出てくる。彼から話された言葉は・・・


アミー「ピートが人間に捕まったぁ!!?」
ルック「そのようで;」


アミーとルックはピートの命の星があるところに行く。すると、そこの気配を感じたのは大きな屋敷だった。


ルック「命の星を感じる・・・」
アミー「ピートはきっとあの中にいますよ!それにしても、人間界に来て1時間と23分で第一の掟を破るなんてほっんとピートらしいですね;ところで、ルック・・・さっきから何をしてるんですかぁ?」
ルック「せっかくの二人きりの時間を満喫しているのだ(アミーの髪にキスしている」
アミー「だーっ!もうっ、ルック!離して下さーい!」
ルック「アミー!オレはずっとお前のことがっ」
アミー「のぉ〜〜〜〜〜っ;」


すると、アミーとルックが誰かに掴まれる。その人物は男性で30代後半ぐらいの美青年だった。


???「やあ。ピートのお友達だね。こんにちは、ルック、それにアミー。私はガルシア=ローリンズ」
アミー(ドキッ・・・////////)


パン


アミー(ーーー・・・!?何ですか・・・?今・・・心で小さな音がしたような・・・)
ルック「アミー!!」
アミー「はっ!そうでした;こいつぅ〜!!!ピートを返しなさ〜〜〜〜〜い!!!」
ルック「えい!やあ!とう!」


アミーとルックがガルシアの指を噛んだりして小さな乱闘を繰り広げたが、ガルシアはそれに動じることなく言う。


ガルシア「ピートは捕まえたわけじゃないよ。保護してるだけさ。安心して」


パン


アミー(あ・・・また音がした・・・どうして・・・)


ガルシアはアミーとルックをピートのいるところに案内する。そしてピートを見つけ、彼は涙を浮かべながら二人の名を呼ぶ。


ピート「アミー!ルック!」
アミー「ピート!倒れたって聞きましたけど、大丈夫ですか!?」
ピート「ごめん〜;人間界の空気が合わないみたいでばたんきゅ〜しちゃったよっ;命の星0だよっ;」
アミー「しょうがないですね(心から少しの流れ星を出す」
ガルシア(流れ星?)


すると、その少しの流れ星がピートに与えられ、ピートの命の星が満タンになった!


ピート「おやっ、すごい命の星だよだよっ。流石、アミーだねだねっ」
アミー「ガルシアっ。ピートのこと助けてくれたんですね。ごめんなさい・・・噛んだりして」
ガルシア「ああ、いいんだよ、こんなもの・・・」


ガルシアは愛用の楽器ヴィオラでサラサーテのツィゴイネルワイゼンを弾く。すると、小さな傷が消えた!


アミー「(!?傷が消えた・・・!?)ルック・・・あのヴィオラ」
ルック「星の力が含まれてるな、人形を理解してるのもそのせいかと・・・ヴィオリストだけあって徳の高そうな人間だが・・・」


すると、ガルシアはアミーを見てニコリと笑う。すると、アミーの心にまたパンと音が鳴った。


アミー「・・・ルック。何か音が聞こえました?」
ルック「いや」
アミー(何でしょう、この気持ち・・・胸がドキドキする・・・)


アミーとピートはドールリペアのことや「命の星」についてガルシアに説明する。


アミー「「命の星」ってのはですね、ドールリペアの人形の命みたいなものでなくなると死んじゃうくらい大切なもの何です!」
ピート「死にかけたよたよっ;」
アミー「それでですねっ、人形の強さ・位によって持てる命の星の最大値は違うんですよ!」
ガルシア「えーと、つまり・・・ピートの最大命の星値を100としたら減った時、何度回復しても100以上にはならないが、アミーの命の流星最大値を150としたら、回復した時の満タンが150だからピートよりも50強いと言うことか・・・」
アミー&ピート「イエース!ザッツライト!!!(ぐっ」
アミー「命の星はですねっ、心にためるんですよ。命の星がたくさん含まれている光ほどその色に輝きますから、光が強ければ強いほどその人形は強いっていうバロメータにもなるんですっ」
ガルシア「アミーは?白色の光」
アミー「OTL」
ピート「ア・・・アミーの光は突然変異で色が付いてないんだよだよっ;気にしてるんだよだよっ;」
アミー(どーせ、何もない色ですもん・・・)


すると、ガルシアがアミーの白色の光に触れる。アミーは気付き、そしてニコッと笑う。


ガルシア「ああ。すごく純粋な色だね」
アミー「(ガルシア・・・)ありがとうっ」


それを見ていたルックはブスッとした顔で見ていた・・・。






ルック「アミー!ピートも元気になったことだし、そろそろここから出るぞ!」
アミー「い・や・で・す!掟破りは覚悟の上ですよ!あの人・・・命の流星について知りたがってたみたいですし、人間の手助けをすることは奇跡の使いとして当然でしょう?」
ルック「でも、魔力が入ったヴィオラ・・・人間が作れるものじゃない。気をつけた方がいい・・・」
アミー「あのヴィオラは魔法使いさんが作ってくれたヴィオラだって言ってましたよ。大丈夫ですよ!あっ、また人が来ました」


アミーはガルシアの屋敷に来た彼の弟子達を見る。アミーは言う。


アミー「ここへはヴィオラを教わる人がいっぱい来るんですって。後進の教育のために・・・そういう人のためにヴィオラが上手くなりたいって言ってました。ガルシアは素晴らしくて・・・それに素敵な人ですよ。そばにいると何かドキドキします・・・」
ルック「すっ、好きになっても無駄だと思うぞ;」
アミー「んもーっ、違いますよ!わたしは別に・・・」
ルック「あいつには、恋人がいるんだからな!(女性の写真を出す」


アミーはその写真を見た時、覚えてないのにどこか違和感があった。そしてまたパンと音が鳴る。


アミー(あれ・・・?)
ルック「こんな写真、机の上に飾っていたんだぞ!これはきっと・・・」
ガルシア「娘だよ」


すると、ガルシアがルックが持っていた写真をそっと取り上げ、祭壇の上にコトッと置く。


ガルシア「娘のルシエラは14歳、ルシエラの妹のアミルは8歳の若さで妻とともに事故死した。それ以来、私はずっとここにいる」
アミー「バカ」
ルック「・・・;すまん;」
ガルシア「ルシエラとアミルはすごく純粋な娘だったんだ。優しく・・・素直で・・・」


ガルシアが悲しそうに笑う中、ピートは言う。


ピート「じゃあ、ドールリペアの人形になってるかもしれないね」
ガルシア「ドールリペアの人形・・・?」
アミー「はい、ドールリペアの人形は純粋なまま死んだ元人間のこと何です」


普通、人間は生まれる時、神様から「命」という力をもらいます。
その力を増やし続けることができれば「命」は生まれ変わる「魂」へと変わるのだけど、
大抵の人は生きていく辛さの中でその力を使い切って、「命」も費えてしまいます。
でも、その力を死すまでに少しでも残した人・・・、
例えば生まれたばかりの赤ん坊などはドールリペアの女王様がほんの少しの力を与えて下さって、「奇跡の人形」になれるのです。


アミー「純粋な心を持ったまま育った人はその分、「徳」がありますから、最初からすごい力を持った人形になることが多いです。ガルシア・・・「奇跡の人形」は命の星を貯めれば、いつの日か人間に生まれ変わることができるって言われてるんです。人間になる時も前世で縁深かった人の近くに生まれるって・・・だから、またきっと会えますよ!会いたいって想っていれば」


アミーの本心からの励ましにガルシアは少し元気になり、嬉しそうに微笑んだ。


ガルシア「ありがとう・・・」


きっとガルシアも奇跡の人形になれますよ。
優しくてあったかい・・・。
まるでお日様みたいですね。
こんなに胸がときめくのはどうして・・・?

過去のヴィーゲンリート その2 ( No.150 )
日時: 2016/04/08 18:06
名前: 桜 (ID: mXDJajPZ)

ルック「命の星を渡す!?」


その人間界旅行の二日目。アミーはガルシアに命の星を渡すことをルックとピートに相談する。ルックはもちろん反対する。


ルック「ダメだ、アミー!命の星をためるために人間界に来てるのに女王様の意向を無駄にする気か!?」
アミー「でも・・・ガルシアにどうしてもって頼まれたんです。今日、弟子がいっぱい来るって・・・ガルシアのヴィオラだけじゃ足りないって・・・困ってるんです、ほっとけないですよ」
ルック&ピート「・・・」
ピート「しょうがないよ」
ルック「ピート!?二人ともお人好し過ぎるぞ!」
ピート「ガルシアさんにはいっぱいお世話になったよ。少しくらい平気だよだよっ」


アミーとピートの悠長ぶりにルックはアミーに告白する。


ルック「好きだ」
アミー(ドキッ・・・)
ルック「あいつのために命を削るなんてことするな!それとも・・・そんなにガルシアのことが大切なのか!?」
アミー「ちっ、違いますよ、ルック!離して・・・」
ルック「ごまかさないで本当のこと言え!アミー!!」
アミー「・・・っ。ごめんなさいっ。ガルシアが待ってますからもう行きますねっ(ガルシアのところに行く」
ルック「アミー!!」


すると、アミーにまたパンと音がした。それも止まらず、ただ大きくなる一方だった。


アミー(心に響く音が大きくなってる・・・止まらない・・・何なんですか!?これは・・・!)


アミーは待ち合わせ場所の屋敷の地下室に行く。アミーはそこでガルシアを探していた。


アミー「ガルシアーっ、ガルシアーっ。おかしいですねぇ、まだ来てないんですか?ここでいいんですよね、待ち合わせ場所・・・」
ルック『それともそんなにガルシアのことが大切なのか!?』
アミー「そんなことないですよ。でも、ごめんなさい、ルック・・・わたしが本当に大切なのは・・・(ガルシアじゃなくてーーー・・・」


すると、地下室の棚に置いてあった物が崩れた!アミーは気付くが、時既に遅かった・・・。


アミー「きゃああっ!!!」


アミーは落ちるが、傷ができているだけで無事だった。アミーは立ち上がる。


アミー「く・・・やっ・・・大変です!どうしましょう・・・早く・・・」


すると、アミーの目の前には・・・






14歳の少女が車椅子に座っている姿を見た・・・。






アミー「(車椅子の女の子・・・この人は・・・)ルシエラさん・・・?どうしてこんなところに・・・」


すると、アミーはそのルシエラの胸にあった流星を見る。傲慢・嫉妬・色欲の三つの闇の流星だ。


アミー(闇の流星、ガルシアのヴィオラの魔力と同じ・・・まさか・・・!)


すると、アミーにまたパンと音がした。それも止まらず、さっきよりも音が大きくなっている。


アミー(音が止まらない。どんどん大きくなる。何!?わたし、どうしたんですか!?わたし・・・わたしはーーー・・・!?)
ガルシア「見られてしまったか・・・」


すると、ガルシアが現れた。昨日とは違う冷酷な笑みで。


ガルシア「ルシエラはね、神様に生き返らせてもらったんだよ。魔力を持ち、魔力を持ったヴィオラを作り出してくれる・・・キミも・・・」
アミー「違いますよ!ルシエラは生き返ったんじゃありません。闇の流星によって無理やり連れ戻されたんですよ!」


あの凄惨な駅馬車の事故・・・馬が盛大に転んだことにより乗っていた人達は死んだ。
ガルシアは唯一無事だったけれど、妻とルシエラとアミルは事故で亡くなった。
そこで闇の巫女が現れ、彼女は言った。


アミー「闇の流星を七つ揃えば、願いは叶う・・・と」


全てはルシエラを生き返らせるために・・・。
そしてルシエラは無理やりこの世に引きずり戻された・・・。


ガルシア「なぜ知っている・・・」
アミー「わたしがアミルだからよ!お父様!!」


アミーの生前を知ったガルシアは一瞬驚いたが、すぐにフッと笑い、高笑いしながら言う。


ガルシア「そうか!なら、話は早い!私のために身を捧げてくれ、アミル!この二人のように!」


すると、アミーの後ろに氷があった。その氷の中に入れられたのはピートとルックだった!


アミー「ピート!ルック!」
ガルシア「これからはこの二人にも協力してもらうよ」
アミー「そんな・・・」
ガルシア「キミの光は特別で色のある光よりも多く命の星をためることができるんだってね。そして純粋のまま育ち死した徳の高い人形だと・・・。この命の星をヴィオラにたらせばもっと力あるものになるかもしれない・・・」
アミー「やっ・・・離して下さい!!」
ガルシア「アミル!!」


アミーは屋敷の中を必死に逃げながら思う。


アミー(ガルシアに会ってから心に発する音はわたしの命が発する危険信号だったんですか!ルックもピートもわたしのせいで死なせてしまった!どうして・・・どうしよう!!)


すると、逃げた客間にいたのは大量の弟子が集まっている姿だった!


アミー「!!」
ガルシア「ほら・・・魔力を持つヴィオラを求めてこんなにたくさんの弟子が集まって下さったんだよ。観念するんだ」
アミー(助けて・・・!)


一方、ルミーはまた悪戯をしてドールリペアの王宮に閉じこめられていた。


ルミー「ちぇっ。こってりしぼられたよっ。ちょーっと木むしって山一つハゲにしただけなのによ。王宮に三日も閉じ込めることねーだろ。ん?」


すると、ルミーが何かを見つけた。誰かと話している正戦士ララクだ。


ルミー(正戦士ララク様だ。誰と話してんだ?)
ララク「行けませんっ。このままではアミーは・・・」
ルミー「!アミーがどうしたって!?」
ララク「!ルミー!行けませんっ!!」
ルミー(人間界を映す水鏡・・・これは・・・)
アミー「やあっ、助けて!助けてぇっ!!ルミイイイイイー!!!!」
ルミー「アミー!!!」


そして・・・






アミーの命の星の一部が取り出された・・・。






ゴゴゴゴゴ


アミー(力が増幅する・・・止まらない・・・)
ガルシア「な・・・何だ・・・?」
アミー(止まらない!!)


そしてその反動で・・・






この辺一帯を巻き込む大爆発を起こした・・・。






準楽師といえど正階級並の力を持ったアミーの命の星の一部は取り出された瞬間にその威力を爆発させた。
人間がたくさん死んだ。
女王は多くの力を失った。
ーーー・・・これ重罪なり。


正裁判官「準楽師、アミー=オリン。楽園追放の刑に処す」


アミーが消滅の門に向かう中、ルミーは正警察官にアミーと会わせるよう懇願するが・・・


ルミー「アミーに会わせてくれ!頼む!!」
正警察官「ダメだ!もう消滅の門に向かっている!」
ルミー「・・・!?嫌だ・・・こんな終わりは嫌だよ・・・アミー・・・(「好き」も「ごめん」も言えないままなんてーーー・・・」


ルミーが涙を流す中、アミーは消滅の門の前にたどり着く。アミーは思う。


アミー(消滅の門。全てを無に還す白の扉。くぐれば消える。この身体もこの命も・・・。わたしも・・・終わりですか・・・)


アミーが消滅の門をくぐろうとすると・・・


???「待ちなさい。あなたの居場所ならここにあります」


その人物の声にアミーは気付く。彼はアミーを誘う。






ルーンロード「おいで・・・アミー=オリン」






ルミー「アミーはルーンロードの手を取り、掟を破ってペールノエルの門をくぐった。生きるために5番目の人形の道を選んだんだ」


ルミーから語られたアミーの過去にカービィはただ涙を浮かべるしかなかった・・・。


続く・・・!






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