二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 第6話:どうしたら大切にできるか ( No.215 )
- 日時: 2016/05/08 20:50
- 名前: 桜 (ID: hDIDYMPI)
クルミの思いは時に人を動く。そして彼はクルミのために「本当の親友になりたい」思いを音楽で伝えて決意させるきっかけを与えた。いつもはてんでダメなのにいざという時には人のためにまっすぐに行動する。この物語の実質的な主人公のアイオーン様はそんな感じの主人公にしたかった。
第6話です!今回の物語のラストはリデルの過去の悲恋が動き始めます。動画の第10話後編投稿しました!
クルミ(クルーク)(今日ちゃんと言うんだ・・・アイオーンに今のボクがどう見えてても・・・)
すると、クルミに譜面が舞い上がる!クルミは驚く。
クルミ(クルーク)「ゼオさん、これは!?」
ゼオ「トラクロに勝つための新曲の作曲。俺達の新曲、俺達の個性を生かすための曲を作ろうと思うんだ。だから、その新曲作り」
クルミ(クルーク)(嘘ー!!!)
クルミはゼオに指示されたcantabileの個性溢れる曲を作るために曲作りに向かうことになった。しかし、クルミはcantabileの個性が分からず、珍しくただ悩んでいた。
クルミ(クルーク)「もー;最悪;アイオーンにちゃんと話すって決めたのに・・・」
すると、クルミのスマホにLINEが鳴る。ププルからだ。
ププルからのLINE:ただ悩んでるだけだったら、気分転換に外出した方がいいみたいだよ
クルミ(クルーク)「ププル、ありがとう。今だけは赤き天使に見えるよ・・・(号泣」
クルミは気分転換に外出し、アイオーンを探す。しかし、アイオーンはなかなか見つからなかった。
クルミ(クルーク)(見つからないなあ;どこ行ったんだろ・・・!)
すると、ひそひそ話をしている男一人と女三人がいた。クルミは不審に感じつつ彼らにこっそりついていく。一方、アイオーンはリデルが作ってくれる料理の材料を買いに行くためにスーパーに来ていた。
アイオーン(リデルが作ると言うからな。俺も一緒に作るのだが・・・今度は俺がリデルに料理を作ろうかな)
男「おい」
アイオーン「ヴ?」
男「シンガンクリムゾンズのアイオーン。クルミちゃんを独り占めするなんて、許さないからな」
アイオーン「ヴ?(何だ・・・?」
女A「この人、めちゃくちゃにしたら5万くれるわよね?」
男「ああ、二度とクルミちゃんの前に姿を現せないようにしろ」
アイオーン「ヴッ!!?」
すると、女Bが怯えているアイオーンの腕を掴もうとする!
アイオーン「ヴッ!」
しかし、その直後に女Bは突き飛ばされた。なぜなら・・・
クルミが助けに来てくれたからだ・・・!
クルミ(クルーク)「あんたら、何してるんですか!!」
女A「いだだだだだ(ry」←クルミちゃんに腕を強く固定されている
女CΣ(;°Д°)ビクッ
クルミ(クルーク)「大丈夫ですか、アイオーンさん!」
アイオーン「クルミ・・・!(クルミの後ろに隠れる」
男「ク、クルミちゃん・・・v」
女B「あんた・・・」
クルミ(クルーク)「何人でもかかってきて下さい」
女A「何ですって!!?」
すると、クルミは魔導書を使って呪文を唱える!
我に力を!我に力を!我に力を!ウィスアトラヘンディ!ぎゃー!!!
女三人はクルミの魔法に一瞬で倒された・・・。男は逃げようとするが、クルミに「ちょっと」と引き止められ、後ろの壁に壁がめり込むほど殴る!
クルミ(クルーク)「今後、うちの事務所の人に手を出したら、ただじゃ済みませんからね(にっこりv」
男「ご、ごめんなさーい!!!(ボロボロになった女三人に追いかけられながら逃げる」
男達が逃げる中、クルミはアイオーンに謝る。
クルミ(クルーク)「ごめんね;アイオーンを巻き込んで」
アイオーン「いや・・・」
クルミ(クルーク)(アイオーンの気持ちも聞いてないのに、巻き込んじゃった・・・)
アイオーン「あっ」
クルミ(クルーク)「?」
アイオーン「これがゼオが食べたアイス屋か。神、アイスが食べたい!」
クルミとアイオーンはそのアイス屋に行く。アイオーンは注目に迷う。
アイオーン「チョコとミルクティー、どちらがいいか迷う・・・」
クルミ(クルーク)「じゃあ、二人で頼んで分けっこします?」
アイオーン「いいな」
クルミ(クルーク)「(絶対、何かあると思ってるのに、ボクが言うまで聞かないでくれるんだ)・・・アイオーン。遠回りして帰らない?」
クルミとアイオーンは遠回りの道である公園に行く。そして二人でそれぞれのアイスを分け合いっこした。二人は美味しそうに食べる。
アイオーン&クルミ(クルーク)「美味しい!」
クルミ(クルーク)「・・・ボク、正直アイオーンの才能に嫉妬してたんだ。曲もギターも。だから、隠したくて、曲を聞きたくて、大事なこと言えないまま巻き込んでごめん・・・!ボク、これまでのこと全部話すから、聞きたいことがあったら言って・・・!」
クルミの問いにアイオーンは静かに答える。
アイオーン「・・・。全部はいい。本当はずっと気になっていたのだ。つい調べたくなった気もするが、だが、親友の大事なことを調べるのは寂しいから、話したくないなら別にいい」
すると、アイオーンはクルミの裾をそっと掴む。アイオーンは言う。
アイオーン「だが、クルミが話したいなら聞く。何時間でも聞く」
アイオーンの心遣いにようやくクルミの気持ちがほぐれて涙を流す。クルミは思う。
「クルミ」になるまでずっと、どうしたら嫌われないか考えてた。だけど、どうしたら大切にできるか考えてる。
クルミは全てを話す。その話を聞いたアイオーンは言う。
アイオーン「そうか・・・幼い時にそんなことがあったんだな。クルミ、よく頑張ったな」
アイオーンの言葉にクルミは涙を浮かべる。クルミは思う。
クルミ(クルーク)「(そんな風に思ってくれるんだ)・・・アイオーンに言って良かった」
アイオーン「いつでも言うがいい。この神が相談に乗ってやらんこともない」
クルミ(クルーク)「ありがとう」
アイオーンは意気揚々に言うが、その直後にアイオーン達の秘密を言おうとする。
アイオーン「・・・クルミに伝えてなかったことがあるのだ」
クルミ(クルーク)「何?」
アイオーン「実は・・・俺達はサウンドワールドから来た者なのだ」
クルミ(クルーク)「えっ!?ゼオとププルと同じようなことを言うね。信じるけど」
アイオーン「ゼオとププルも?」
クルミ(クルーク)「うん、詳しくは言えないけどね、ゼオとププルも異世界からこの世界に来たみたい」
アイオーン(ゼオとププルも・・・)
クルミ(クルーク)「で、キミ、袋持ってるけど。もしかして自分が好きなリデルに料理を作ってもらうんだろ?」
アイオーン「!!!」
クルミ(クルーク)「図星だろ?」
アイオーン「・・・」
クルミはアイスを食べ終えてアイオーンに言う。
クルミ(クルーク)「まあ、好きになるのはキミの勝手だけどさ。もし、キミの中で心の強いリデルになってたらーーー」
アイオーン「ヴ?」
クルミ(クルーク)「傷つけるよ。キミまでーーー」
一方、リデルは花屋で花を買い、ある墓に向かっていた。自分の愛していた人、ゼンの・・・。
リデル「待ってて下さいねゼン君・・・今行きますから」
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