二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 第8話:忘れない、忘れたくない ( No.225 )
- 日時: 2016/05/14 20:41
- 名前: 桜 (ID: zwFbxykG)
リデルにキスしたことで自分の気持ちに気付いたアイオーン様。しかし、リデルは・・・!?
その日の昼、自分のリデルへの気持ちに気付いたアイオーンは今日のバンド合奏の練習に身が入らなかった。ミスに気付いたクロウはアイオーンに食ってかかる。
クロウ「やい!アイオーン!またミスしちまったじゃねーか!」
しかし、アイオーンは・・・
アイオーン「す、すまん・・・」
クロウ「!!?あのヘタレオンが・・・クリスマス以外に謝った、だと!!?」
ロム「まあ、今日は素直に謝ったみたいだし、許してやれ;」
ヤイバ(故にタバコタバコ)
思い思いの時間を過ごす中、マルクが入って来た。マルクはヤイバのタバコを吸ってる姿を見る。
マルク「おっ。ヤイバ、タバコか?」
ヤイバ「ああ。故に子供に悪かったか?」
マルク「ボクは子供じゃないのサ!お酒が飲める年齢なのサ!」
クロウ「えっ、その一頭身で!!?」
マルク「そうなのサ!げっ!!(アイオーンの姿を見る)アイオーン!!」
すると、アイオーンは珍しく可愛いものの部類であるマルクを通り過ぎる。マルクはこれに驚く。
マルク「えっ・・・!?」
ロム「あのアイオーンが可愛いものに目を通さないなんて宇宙が崩壊しててもありえないことだぞ!!!?」
ヤイバ「モアの住んでいる宇宙の星もレジェント・オブ・壊されてもありえないくらいだぞ;」
クロウ「いや、あのヘタレニートのことだから、ニンニクを誰かに取られたんじゃねーの!?」
ヤイバ「故にありえる!」
マルク(まさかのニンニクが好物って・・・;黒チワワの姿のゼオの前で食べると、ゼオから絶交宣言や接触禁止令を言い渡されるのサ・・・;)
一方、リデルはアイオーンにキスされたことに嫌悪感を感じなかったものの驚きを感じながら歩いていた。
リデル(・・・初めて、されちゃいました・・・アイオーンさん、おにいさまとは違う大胆のような・・・?)
リデルはアイオーンにキスされたことで分かった。アイオーンとおにいさまことサタンは違う存在であるということに。すると、プラズマジカの練習しているスタジオを見つけた。
リデル(あっ、プラズマジカのスタジオみたいですね。ちょっと見ても構わないでしょうか・・・)
チュチュ「ルックスならアイオーンが一番じゃなくって?」
リデル「!?」
すると、リデルはプラズマジカの恋バナことシンガンクリムゾンズの誰が好きかのことでチュチュの話を聞いてしまう。
チュチュ「確かに無口ですし、コミュ障ですし、モテるけれど面と向かって近づく人はあまりいないですが、あれで結構気の付く人でしてよ」
リデル「・・・」
リデルはそれ以上聞くことを耐えられず、その場から走り去る。それを知らないチュチュは続きを言う。
チュチュ「ですけれど、私の中では可愛いライオンっぽいですし、恋愛対象にはなりませんけれど。性格で言うとレトリーがやっているぷよぷよのシェゾが好みですわね」
レトリー「シェゾは意外とおっちょこちょいな一面があるからね」
リデルは走り去る。その最中でリデルは思う。
リデル(アイオーンさん・・・じゃあ、アイオーンさんは遊び人だったわけですね、被害に遭われなくて良かった)
リデルは息切れしている中で泣きながらゼンの形見のホルンを吹いた・・・。
翌日。アミティ達も事務所所属のバンド全員が出演する歌番組の現場について行く中、アイオーンはリデルを見かける。目が合うリデルだが、リデルはパッと目をそらす。このことにアイオーンの中のガーンというピアノの音が鳴る。これにクルミは二人に何があったのかははっきりしないものの何となく感じる。すると、何者かがアイオーンのところに走る。ミラクル☆4の四番手フォースだ。
フォース「おーい!(アイオーンに抱きつく」
アイオーン「ヴッ!?」
ゼオ「おい、フォース、どうした?」
フォース「今日は期待のプラマジちゃんもシンガンも出演するから、このデカライオンに聞きたくて」
フォース「昨日の夜明け、デカライオンとリデルちゃんがキスしてるとこ見ちゃったv」
リデル「!?」
フォース「リデルちゃんがホルンで一緒に吹いてるとこ見たし、いい感じっぽく見えたけど〜、お熱?」
リデル「違っ・・・!」
クアトロ「むしろさぁ」
すると、マジカル★4の四番手のクアトロが言う。
クアトロ「リデルが墓参りに行っているその人のことが好きなんじゃないの?」
サン「!ちょっとやめろアル!!」
リリ「確かにリデルちゃん、その人の墓参りに花を買ってるもんね」
フォルト「リデルちゃん、意外と気が多いんだねー」
フォース「どーなんですかー?(手の形をマイクにしてリデルにずいっと聞く」
リデル「!・・・っ(逃げる」
ププル「リデル!」
リデルが逃げた様子にフォースが「見た今の!?」と叫び、いろんな人が「うわこれ修羅場!?」「おいやめろよ!!」「リデルって、案外隠れビッチなの!?」と騒ぐ中、すると、アイオーンが拳で机をバンと強く殴る!アイオーンは本物のライオンのような鋭い目つきで言う。
アイオーン「お前らうるさい」
そしてアイオーンは逃げたリデルを追いかけて行った・・・。アイオーンの怒りに現場が騒ぐ中、走るアイオーンのホーリーさんの意識が来た。
ホーリー「あんな状況でも止めるなんてお前もなかなかやるな」
アイオーン「ホーリーさん。・・・別にリデルを悲しませるようなことはしたくないだけだ」
ホーリー「・・・誰かのために先輩にも吠えるところは私は嫌いじゃないな」
一方、リデルは息切れしながら走りを止める。そこにはスタジオに小さな湖がある場所だった。
リデル(・・・大丈夫。ちゃんと初めての人でも話せたほど強くなったんですから)
「リデルは強いなー」
「あんな根性強さがある子いないよ」
「リデルさんは優しくて礼儀正しくて偉い子ですよ」
リデル(・・・何にもない。みなさん。私には何にもないです。みんな、みんな、どこかになくしちゃいました)
リデルが思い浮かぶのは友達と動物と植物とシンガンとプラマジ、そしてゼンの順だった。リデルの目に涙が浮かぶ。
リデル(・・・や。何で私、涙が出ちゃうんですか?どうして?どうしてこんなことでーーー)
???「見つけた」
アイオーン「リデル・・・」
リデル「アイオーンさん・・・」
アイオーン「・・・さっきはあのアホ先輩が勝手に騒いで・・・(リデルが逃げるのをま見る)って、勝手に逃げるではない!」
すると、リデルは湖の中に足だけ入る!
アイオーン「!何をやっている!」
リデル「こっち来ないで下さい!」
アイオーン「!」
リデル「それ以上、近づかないで下さい・・・急に目をそらしてごめんなさい。チュチュさんが・・・アイオーンさんのことをいいなって言ってたのを聞こえたから・・・何でアイオーンさんにキスされたのかも分からなくて・・・ゼン君のことも何度も言おうとしたんです。言わなくちゃって、私・・・」
アイオーン「嘘だろう」
リデル「!」
アイオーン「・・・言うつもりなんて、なかっただろう。リデル」
アイオーンの指摘にリデルはただ静かにコクンと頷く。そして手を握りしめながら言う。
リデル「い・・・言えませんよ。ゼン君が死んじゃったなんて、言えませんよ・・・悲しくって言えませんよ!!」
リデルの涙にアイオーンは心を動く。リデルは泣きながら言う。
リデル「あの戦いの後にゼン君も住まわせるはずだったんです(どこにいるんですか?)ご飯を作って(ゼン君)一緒に暮らして、ゼン君・・・ゼン君とたまには喧嘩してると思ったつもりでしたのに(ゼン君)どうして・・・?どうしてこんなに好きなのに会えないんですか・・・(初めて私を好きになってくれた人、たった一人の・・・)本当はもう、どうしたらいいのか分からないんです。分からない。分からないんです。もう・・・」
すると、アイオーンも湖の中に入り、リデルを抱きしめる。優しく、そして強く。
リデル「ア・・・アイオーンさん・・・いやですっ、離して下さい!ゼン君が見てる!」
アイオーン「だったらなおさら離さん!!」
リデル「!」
アイオーン「俺がずっとそばにいる。ずっとそばにいて、お前を守る。俺がお前を支える者になる!」
すると、そこにゼンが後ろを見て、背中に白い悪魔の翼が生えていた。その羽が少しずつ散らばる中、リデルを優しい目で見ていた・・・。
アイオーン「好きだ」
作者さんのみなさんへ:騒いだ彼らに悪気はないのよ(´;ω;`)
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