二次創作小説(映像)※倉庫ログ

第18話:哀しみの罪 その1 ( No.273 )
日時: 2016/06/15 18:14
名前: 桜 (ID: HTIJ/iaZ)

悪魔化したゼンにアイオーン様はどう立ち向かうのか・・・!?






悪魔族の皇太子、ゼン
彼は一人の愛した少女のために敵として戦い、味方としてレインボードラゴンから救い、命を落とした。
彼の魂の行方は、






3回仲間達を助けた後に以後不明。

第18話:哀しみの罪 その2 ( No.274 )
日時: 2016/06/15 18:19
名前: 桜 (ID: HTIJ/iaZ)

クロス「悪魔化した悪魔族か・・・私の敵ではなさそうだな」
ツースト「クロス!行けるか!?」
クロス「ああ、大丈夫だ。こんな奴など・・・」


クロスは人間化し、ロム達が驚愕する中、彼は天羽々斬をもって、ゼンに立ち向かおうとする!すると・・・


アミティ「ダメーーーーーーーーーー!!!」
クロス「!?」
フォース「アミティちゃん!?どうしてそんな悪魔を庇うんだよ!?」
ラフィーナ「この人は私達の仲間だったんですのよ!!傷つけずに元に戻す方法はありませんの!?」
タイマー「僕達だってそんな方法があるなら苦労も悲しみもないよ!悪魔化した悪魔族は理性も消える!あるのは動物的な破壊衝動だけだよ!」


躊躇うアミティ達にクロスは言う。


クロス「倒せば魂は輪廻に返る。だから、傷つけられる前にどくんだ」
あやクル「・・・ハハハ、何の冗談だ?お前にしては妙なことを突き付けて・・・ゼンを見殺しにしろって言いたいのか!!?」
クロス「・・・どけ。これは願いだ。もし、あれで世界を滅ぼすことになったらどうする。そんなことも分からないのか」
あやクル「リデルの仲間で、愛した人なんだぞ・・・っ」
クロス「ゼンという奴はもうそう思ってないのかもしれない」
あやクル「!?どういうことだ?」
クロス「ゼンはお前達を裏切った可能性がある。先ほど式神の通信機から情報が入った。一つの魂からだった。奴はこう言った」






クロス「サンライズフェスティバルの会場の場所を教えて欲しいとな」






クロス「あの魂は正しく死んだ魂だった。そしてその魂は通信機を使ってある式神に聞いたのだ。その後にサンライズフェスティバルは襲撃された。これは分かるな?リデルに自分以外に大事な人ができたのなら想像が付く」






クロス「ゼンが、リデル達を裏切ったんだと」






クロスの容赦なく、かつ正論な宣告にあやクルは涙を流す・・・。


あやクル「嘘だ・・・そんな事ない。そんなの、嘘だ」
ゼオ「・・・まあ、仕方ないわな」


ゼオが杖を構える。すると、五人は声を聞く。ゼンからだ。それは・・・






『タス・・・ケテ。タス、ケテ・・・』






クルミ(クルーク)「ーーー・・・っ!!やめてゼオ!!ゼン、あんなに助けを呼んでるよ!!人を助けないなんて、それでも魔導師なの!!?」
ゼオ「・・・俺だってできるならそうしたいさ。だが、俺がどんなに助けようとしても、人を傷つけずに助けれなかった・・・。悪魔化した悪魔族は、もう助からない。だから、早く楽にしてやりたいんだ」


涙を流すゼオに大半の人達が泣き出す。それを見たアイオーンは泣いている人達を見てーーー何かがプチンと切れた。


アイオーン「・・・そんなもの、認めるかあああああー!!!」
全員「!!?」
アイオーン「泣いてまで倒してから輪廻に返る、だと!?そんなものはお前達のただの思い込み!冒涜!堕天!方法など、いくらでも作ればいいではないか!それでも聞かないなら、この神がゼンを元に戻させる!(ゼンのところに全力疾走」
クロウ「あっ、待てアイオーン!!死ぬ気かー!!?」


アイオーンがゼンのところに行く中、ロムはダークモンスターの声が聞こえた。そう、このダークモンスターの正体は・・・


シュウ☆ゾー『助けて・・・』
ロム「シュウなのか!?」
ツースト「こうなれば、やけくそだ!まずはダークモンスターから倒すぞ!」
ダル太夫「よく言ったありんす」


一方、ピアニッシモスタッフの正体であるドラえもんズとタママは変装した姿でディーヴァの事務所に潜入していた。Deuilを救出するためだ。


城戸(キッド)「なあ、王ドラ。こんなんでセキュリティシステムを突破できるか?」
星華(王ドラ)「当たり前ですよ!私達の力を持ってすればね!もうすぐで最終システムですよ!それまで何とか持ちこたえますよ!」
ピアニッシモスタッフ全員「おー!!!」


一方、アイオーン以外の人達は何とかツインズを元に戻し、残りはシュウ☆ゾーであるダークモンスターだ。


ロージア「やっぱ、強いね・・・;」
サン「私に任せろアル!」


すると、サンは書道拳でダークモンスターを圧倒する。サンは言う。


サン「今アル!シアン!」
シアン「うん!ストロベリーハートにゃん!」


シアンはストロベリーハートでダークモンスターに攻撃する。そしてシュウ☆ゾーは元に戻った・・・!ロム達が駆け寄る。


ロム「シュウ!ツインズ!大丈夫か!?」
シュウ☆ゾー「僕・・・クルミちゃん達に意地悪なことしたから罰が当たったんだ・・・」
cantabile「・・・」
リク「シュウ☆ゾーくんや兄さんを助けてくれてありがとうございます!」
ゼオ「・・・アイオーン。絶対に諦めるなよ」


一方、アイオーンはゼンの過去を未来予知で知る。たどり着いたアイオーンはゼンに言う。


アイオーン「ゼン!諦めてはダメだ。破壊衝動に囚われるな。お前は死んででもリデルのそばにいたいと言っていたではないか。お前の過去を見させてもらった。お前がレインボードラゴンを倒すために行った際に見たリデルの泣き叫ぶ顔だ。「本当はリデルとずっと一緒にいたかった」。だが、お前は世界のために、リデルのために自分が散る道を選んだ。その後に俺が現れた。もう一緒にはいられないと覚悟していたはずなのに、リデルに恋い焦がれた。ディーヴァ社長にサンフェスの情報を売ってまでリデルのそばにいようとした」
ゼン『リデルのそばにいられるなら、守れるならあんたにサンフェスの情報を売るよ。リデルのそばに、ずっといたい』
アイオーン「リデルのそばにいたかったのではないのかゼン!!」


アイオーンの説得にゼンはようやく口を開く。


ゼン『ア、イ、オーン・・・』
アイオーン「ゼン!」
ゼン『キミを恨んではない・・・だが、俺はあの式神に殺される運命だ・・・。申し訳ない』


ゼンの諦めに似たような涙にアイオーンは近づいて自らの右手を差し出す!


アイオーン「ゼン!この神の右手を噛め。その直後にホーリーアークでお前を押しつぶす。絶対に手を離すな」


すると、アイオーンはホーリーアークを取り出し、ゼンのバリアに触れようとするが、それさえも痛みで苦しくなる。


アイオーン「ヴッ・・・!!」
ゼン『アイオーン!!』
アイオーン「大丈夫だ。こんなもの・・・お前の痛みと比べたらマシだ。ゼン。お前の幸せをいつも願っている・・・」


アイオーンの優しさに触れて意を決したゼンはアイオーンの右手を噛む!例え血が流れていようとも・・・。


ゼン『リデルが幸せに生きたい!!生きたい!!』
アイオーン「うおおおおおー!!!」


そして一面が光った。これをゼオが見る。


ゼオ「アイオーン!」


すると、アイオーンがゼンの魂の形である白いドアを持ちながら地上に降り立った。これはそう、ゼンを助けた証・・・!


クロウ「アイオーン、そのドアって・・・」
アイオーン「ああ。ゼンの魂の形だ」


アイオーンの一言により大半の人達が大歓喜に包まれた・・・!クロスは言う。


クロス「悪魔化した悪魔族と話ができる人間がまだいたとは・・・やはり、サウンドワールドの奴らは興味深いな」
ププル「はい、トマトジュース」
アイオーン「感謝する」
大半の人達(まさかのニンニクの次の好物がトマトジュース!!?)
ラン(そういえば、アイオーンさん、トマトジュース、何杯も飲んでた・・・)


すると、アイオーンはリデルに振り向きながら言う。


アイオーン「リデル。ここから先はお前の番だ。お前がゼンを成仏させるんだ」
リデル「・・・!はい・・・!」


リデルは白いドアに入る。大半の人達がそれを見守る・・・。その時だった!


ディーヴァ社長「ハーハッハッハッ!!!」
全員「!!?」
ディーヴァ社長「一足先に遅かったな下等生物ども!あの魂を壊したら私の勝ちだ・・・!」
クルミ(クルーク)「だっ、めえええええー!!!」


すると、ディーヴァ社長の右手に赤い魔法が射した。ディーヴァ社長が振り向く中、そこにはピアニッシモスタッフ全員と先ほど彼らに救出されたDeuilだった!


ユーリ「ディーヴァ社長、そこまでだ」
ラン「ユーリ!」


次回、サンフェス襲撃編完結!






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