二次創作小説(映像)※倉庫ログ

第19話:決着 ( No.278 )
日時: 2016/06/16 16:28
名前: 桜 (ID: HTIJ/iaZ)

今回でサンフェス襲撃編最後!そして最後にあのぷよクエキャラが登場します!私は持ってませんけど、近いうちに手に入れる予定です!←






リデル「ここが・・・」


リデルでたどり着いたのは白い空間だった。何もない。でも、ここにはゼンがいることが分かっていた。その証拠に・・・あの時のゼンがいた。


リデル「ゼン君!(やっと会えた!」
ゼン「リデル!やっと会えた。・・・身体・・・どこにも痛くないか?」
リデル「大丈夫です。・・・私、ゼン君に何度も救われてた。何度も助けられてた」






リデル「だけど・・・ごめんなさい。私・・・ゼン君のところには行けません」






リデルの本心にゼンから笑顔が消えた。リデルは言う。


リデル「ゼン君のことを太陽のようなヒーローだと思ってました。だけど、気付いたんです。かっこ悪くても不器用でも実は誰よりも優しい・・・本当のヒーローに」


リデルが思い浮かべたのはアイオーンのことだった。リデルの本心にアイオーンに救われたゼンはニコッと笑う。


ゼン「・・・そうか。だけど、これだけは一緒に言おう」
リデル「・・・はい」


最も単純で、最もお互いの気持ちを表すのに適切な言葉。


ゼン「俺は」
リデル「私は」
ゼン「リデルのことを」
リデル「ゼン君のことを」


さようなら。ありがとう、ゼン君。


二人「愛してる」


そして二人は涙ながらに別れ、ゼンは成仏した・・・。


好きです。好きです。好きです。
いっぱい困らせてごめんなさい。いっぱい引きずってごめんなさい。
ありがとうーーー。






その時間、Deuilが助けに現れたことでディーヴァ社長の顔がさらに歪む。


ディーヴァ社長「クソォ・・・全てはお前のせいだ、ユーリ!!」


すると、ユーリの声にアイオーンは見覚えがあった。そう、彼こそがホーリーアークに乗り移り、アイオーン達をサポートしていた・・・!


アイオーン「・・・ホーリーさん・・・!?」
ユーリ「アイオーン!cantabile!これを受け取れ!」
アイオーン&cantabile「!?」


ホーリーさんことユーリから渡されたのは光。そう、この光は変身させるヒーローアイテム的なもの・・・!


ゼオ「よし!これでホーリーアークを変化させるぞ!」
ププル「うん!」
クルミ(クルーク)「はい!」
アイオーン「ヴッ!」


そしてホーリーアークを変化させると、四人で持ち上げるサイズの弓矢となり、その矢を四人が引っ張る!


アイオーン「そこまでだディーヴァ社長!覚悟しろ!」


そして矢は放たれ、ディーヴァ社長の身体を貫いた・・・!


ディーヴァ社長「ぎゃあああああー!!!!」


その矢の光が流れ星となり、全員かこれを見ていた。


ラピス「流石ゼオ兄さん達!」
イチイ「見事だ」
シアン「やったにゃん!」


すると、ツーストは今は残骸の小さなオタマジャクシのようなものとなったディーヴァ社長を掴む!


ツースト「これに懲りて二度と悪さすんなよ!」
ディーヴァ社長「ガァ〜(臭い息を吐く」
ツースト「ガッ!!!」
ディーヴァ社長「チクショー!!覚えてろよ!次は滅多刺しにするからな!!」


そしてディーヴァ社長はどこかに逃げた・・・。ユーリはアイオーンに言う。


ユーリ「まさか、お前が私無しでゼンという男を救えると思わなかった。もう私無しでも強くなれるだろう」
アイオーン「いや、それ以前にホーリーさんのおかげだ。ありがとう・・・この神、何度も救われた。だが、邪教徒達や天使達がいてくれたから、世界は救われたのだな・・・」


アイオーンはシンガンやプラマジ、cantabileを見る。その様子に彼らはゆっくり頷いた・・・。ユーリがホーリーさんであることを知らないマルクは言う。


マルク「ホーリーさん?何言ってんのサ、あいつ。あの赤き吸血鬼を知らないのか?」
星華(王ドラ)「いいえ、彼こそがホーリーさんよ?」
大半の人達「は?」
目取(ドラメッド)「この世界に飛ばされたアイオーン達をサポートするために自ら意識をホーリーアークに乗り移っていたわけだ」
ユーリ「そう、私がその・・・コミカルギター野郎だー!!!」
大半の人達「えええええー!!?(驚愕」


その直後にリデルが帰って来た。彼女の帰還に大半の人達が喜んだ・・・。一方、ディーヴァ社長はある人物と会っていた。


ディーヴァ社長「・・・というわけで失敗した。まあ、私はあんたの影の一人だから報酬は得られなかったが・・・」
???「そうか・・・それなら良い。それより・・・」






???「マジシャンズ・チョイス」


バンッ






ディーヴァ社長「え・・・?」
???「ディーヴァ社長。貴殿は約束を破ったな。・・・私の因縁である最強の式神クロスには直接手を出さない約束を・・・」
ディーヴァ社長「!!あれはアイオーンをさらうつもりだったもの!!まさか、あの式神が出てくるとは・・・」
???「終わりにしよう。マジシャンズ・トリック」
ディーヴァ社長「ぎゃあああああー!!!」


そしてディーヴァ社長が朽ち果てる中、その人物は言う。ペールノエルにも闇の流星にも無関係な怪盗だ。


???「やはり、自由にさせてやっても能力のない影は何も役に立たんな。あの式神にも手を出すとは。まあ、私が宝石などを盗める時間稼ぎにはなったが。次はペールノエル壊滅後、闇の流星消滅後まで待って頂こう」


彼の名はクロード。魔界からやってきた怪盗で盗めないものはない神出鬼没な怪盗だ。






ーーーああ。今宵の月は美しい。






そしてその後のサンフェスではトラクロも加えて盛り上がりを見せていた。そしてトリのシンガンは家畜が惚れ込む演奏の中でアイオーンは思う。


アイオーン(本当は・・・このままゼオ達と一緒に・・・)


そしてサンフェスが終わり、ゼオがアイオーンに駆け込む。


ゼオ「お疲れ。・・・さっきの演奏、よかったよ。あんな演奏、真剣じゃないとできない」
アイオーン「ゼオ・・・」
ゼオ「お前、これから暇?」
アイオーン「暇だが・・・」
ゼオ「じゃあ・・・」






ゼオ「ププル達と一緒に俺の秘密の場所に連れてってやる」






次回、最終回!!






感想OK