二次創作小説(映像)※倉庫ログ

金の狼の力 その1 ( No.373 )
日時: 2016/07/07 22:05
名前: 桜 (ID: 0/Gr9X75)

今回のパートはハンネと7番目の紅い月。あるシーンであの怪盗が出てきます。






ルルー「千秋とのだめはツーストとクロスとみさえさんと一緒に月島双子とひろしさんとしんのすけとカナカとシャンソンのところに!ロムと峰と清良はラン達小さな女の子四人とジュリアのところに!シアンとクロウとレトリーとヤイバはランリのところに行きなさい!残った人達はその間、周囲の敵は片付けるわよ!」
呼ばれた人達全員「はい!!」


ルルーの格闘女王らしき的確な指示で各キャラ達は役割分担をする。まずはハンネと7番目の紅い月のパートからご覧に入れよう。ハンネと7番目の紅い月班は野原しんのすけ、野原みさえ、野原ひろし、ツースト、クロス、野田恵(のだめの本名)、千秋真一、月島あいり、月島あおい、ラビ、カナカ、シャンソンの12人だ。


ツースト「間に合ったか!」
あいり「間に合いましたわ!」
のだめ「ハンネ!7番目の紅い月!覚悟してくだサイ!」
ハンネ(愛紗)「あらあら、随分と威勢がいいわねぇ・・・じゃあ・・・」






ハンネ(愛紗)「そこの3月ウサギ、本当はクラリネットの神クラーリィなんでしょ?」
ラビ「・・・」






千秋「そこの女性がクラリネットの神クラーリィ!!?」


千秋とのだめがようやく知る中、ラビは言う。


ラビ「・・・私は記憶を失っている。だから、私がラビだ」
ハンネ(愛紗)「随分と殊勝な態度を取るわね・・・じゃあ、黄泉!あの魔法を出しなさい!」
黄泉「・・・分かった」


すると、黄泉が魔法で特殊なバラの茨を出し、それをラビを縛り付けて彼女は気絶した。


カナカ「ラビさん!!」
ハンネ(愛紗)「今ラビはクラーリィに成り代わろうとしてるんだから、待ってて」
ひろし「ラビさんに何したんだ!?」
ハンネ(愛紗)「何って・・・ちょっと眠ってもらっただけよ。もし、これが失敗したら、彼女は永遠に帰らぬ人となるでしょう・・・」


すると、しばらく黙っていたしんのすけがあることを言う。


しんのすけ「美人なおねいさんなのに・・・洗脳後の性格悪っ」
大半の全員「!!?」
ハンネ(愛紗)「ーーーは?小僧、今何を言ったのかしら?」
しんのすけ「洗脳後の性格悪〜いって言ったんだゾ!」
ハンネ(愛紗)「この、私が、性格悪いですってぇ!!!?よろしい!!最初の標的はあんたよ!!」


すると、薔薇の茨が緩めた。あおいはラビに近づくが・・・


あおい「ラビ!良かった、自力で抜け出て・・・」
ラビ「・・・(あおいを通り過ぎる」
あおい「・・・?」
ハンネ(愛紗)「ーーーどうやら、成功したみたいね」
黄泉「クラーリィ。これをあの小僧に食べさせろ」


すると、黄泉が差し出したのは他になんの具もなく炒めたピーマンだった!


みさえ「なんですって!?」
ひろし「他に何の具もないピーマン!?」
ハンネ(愛紗)「効くのこれ;」
黄泉「一応は効くと聞いている」


すると、意識がクラーリィに成り代わったラビはしんのすけを地に叩きつけ、ピーマンを食べさせようとする!


しんのすけ「ラビおねいさん!やめろーっ!!」
ラビ(クラーリィ)「サァ、クエ。クウンダ」
みさえ「やめてー!!しんのすけに何かしたら許さないんだから!!」
ひろし「代わりに俺達にピーマンを食べさせろー!!!」
ハンネ(愛紗)「あらあら。子供のワガママを助長する、今時のダメな親代表ね」
みさえ「バカ女!!押し付けることがしつけじゃないのよ!!自分の力でやらないと意味がないのよ!!」
ハンネ(愛紗)「そういう理想論が、今の世界をダメにするのよ!!」


すると、しんのすけが・・・






ラビの差し出したピーマンをかじった・・・!






クロス「!」
シャンソン「しんちゃん!」
しんのすけ「ラビおねいさんが元に戻るなら、何だってやってやるぅ〜!!」
ラビ(クラーリィ)「・・・!」


すると、ラビの心に一つの記憶が思い出された。それはシェゾとアルル達に出会う前の自分と月島双子の記憶。楽しかったこと、悲しかったこと、嬉しかったことなど全ての記憶を共有してきた。そしてシェゾとアルルに出会い、活気に満ち溢れたあいりが言った言葉は・・・


あいり『一緒に行きましょう、ラビ』


そしてラビはピーマンを掴んでいた箸を落とした。これにしんのすけは戸惑う。


しんのすけ「ラビおねいさん・・・?」
ラビ「・・・キミはつくづくも諦めないようにしてくれるな」
しんのすけ「ラビおねいさん!?」
ラビ「キミもキミの仲間も諦めないように頑張ってる。私を突き放さないようにみたいにな」
しんのすけ「ラビおねいさん!」
ラビ「しんのすけ!」


ラビが意識を取り戻したことに一同は歓喜を上げる中、ハンネは戸惑う。


ハンネ(愛紗)「何ですって!?力ずくではなく、純粋な心で・・・!?」
ひろし「よし、お前ら!掛け声をするぞ!」
千秋「えっ、俺も!?」
カナカ「ちょっと面白いかも」
ひろし「よーし、チェリーワールド・・・」
大半の全員「ファイヤー!!!」


これが戦いの始まりだった・・・!


ハンネ(愛紗)「チッ・・・!まずは邪魔な奴から倒さないとねぇ・・・」
あいり「こんなことはやめて!もう二度と傷つけないで下さいまし!あなた達は・・・」
ハンネ(愛紗)「それで?私を攻撃、す・・・」


すると、あいりは落とした写真にハンネが見る。それはかつての家族の写真だった・・・!


あおい「!あの写真・・・!」


あいり『母様。待ってますわよ』
あおい『母様。会いたい、母様に会いたい・・・』


ハンネ(愛紗)「ーーーま、また・・・何これ・・・う、あああああー!!!」
みさえ「ハンネ!?」


ハンネの状態異常に黄泉はため息を吐く。彼女は言う。


黄泉「ハンネもこれまでか。ならば、私の目的を果たさせていただく。スターコンダクトに認められた者、覚悟!!(千秋に魔法を向ける」
千秋「!!」
のだめ「千秋先輩!!」
あいり「千秋!!」


のだめとあいりが千秋を庇おうとする中、黄泉は魔法を向けようとする!


黄泉「月島あいり、野田恵、覚悟!!」
ツースト「あいり、のだめ、千秋、危ない!!」


すると、走る人影があった。それにツーストが気付く。


ツースト「えっ!?」


そして攻撃された。しかし、攻撃されたのは三人ではない。そこには・・・






彼らを庇ったハンネが攻撃されたからだった・・・!






あいり「ハ・・・ハンネ・・・」
ハンネ(愛紗)「だ・・・い、じょうぶ・・・だった・・・?あいり・・・」


すると、ハンネは愛紗に戻り、闇の刻石も消えた。これにあいりは気付く。


あいり「(優しい声・・・)かあ・・・さま・・・」
愛紗「あの写真を見て、あいりとあおいの声を聞いた・・・とても、久しぶりに顔を見た気がする・・・私の中の「ハンネ」は、もう殺したわよ」
あいり「・・・!」
愛紗「ルーンロードと約束したからね。仲間に入る代わりにあいりとあおいを助けるって。あいりとあおいが政府の思惑に付け込まれないように守るって。断るのは簡単だった・・・ただ命を助けてもらう代わりに断ることができなかっただけ」
あいり「ルーンロードがそんな約束したから、私達と敵対しましたの?」
愛紗「そうよ。でも、そんな約束は嘘だったと分かるなんて皮肉ね・・・私がもう少し早く正気に戻ればよかったのに。あの盲目の子には本当に可哀想なことをした・・・こんなこと言うのももう遅いけど、私がいなくても強くちゃんと幸せそうに生きているあいりとあおいを私は誇らしいと思った・・・本当はペールノエルなど、どうでもよかった。ただあいりとあおいを守りたかっただけなの・・・」


本当に泣いている愛紗に怒りを見せた黄泉はある魔法を唱えた。それは・・・






黄泉「アセンション」






すると、味方全体に大爆発が起きた。あいりは愛紗を抱きしめて庇ったが、大半が瀕死の状態を負う。

金の狼の力 その2 ( No.374 )
日時: 2016/07/07 22:10
名前: 桜 (ID: 0/Gr9X75)

黄泉「ふん。母も強しだが、それ以上に哀れな生き物だな。さて、ルーンロードに別れを告げて次の地に・・・」
クロス「貴様はその母の子を想う気持ちを弄んだのだな・・・!」
黄泉「!?」


すると、クロスが身体をよろつきながら立ち上がっていた。黄泉は言う。


黄泉「最強の式神よ、お前は家族というものを知らんのだろう?なぜ、分かったような口を利くんだ?」
クロス「今はお前に言うつもりはない。私にはこれがある(何かをポロっと落とす)あ・・・!」
黄泉「いただく!」


そのポロっと落としたものはCOM支給の式神ドリンク。これを飲めば、飲めばどんな式神でもパワーアップできるものだ。


黄泉&クロス「でやあああああー!!!」


それを取ったものは・・・






黄泉「ーーーふっ」


最悪なことに黄泉だった・・・!






クロス「貴様・・・!!」
黄泉「当然のことをしたまでだ。この式神のドリンクはお前にはもったいないと思ってな。さて、終わりにしようか。死にな。ハイドレンジア」
クロス「ぐっ・・・!!」


黄泉の最大魔法を受けて、クロスは倒れる。それでもクロスは這い上がろうとする。


黄泉(まだ粘るのか)


すると、黄泉はニヤリと笑う。クロスが動いてなかったからだ・・・。


黄泉「あーあ。本当に偽善者共だった。バイバイ、最強の式神よ(そろそろ“あいつ”も気付く頃かもしれんな・・・それまでに“あいつ”も始末せねば」


クロスは薄れゆく意識の中で懸想する。
私は・・・結局、誰かを守ることもできないのか・・・。ロビンとミレイの時と同じように・・・。






コッ


すると、靴の音がした。マントでシルクハットの男の靴だ。


コッ、コッ、コッ


その音はクロスに近づく。そして前に立った途端、彼は言う。


???「そんなところで、何をやっている、クロス」


・・・?だ・・・れだ・・・?


???「本当に武芸以外の何をやらせてもダメな式神だな」


この・・・声は・・・いや、まさか・・・
・・・クロー・・・ド?


クロード「お前、ロビンの生まれ変わりのアラビアンへの償いのために私を倒すんじゃなかったのか?なのに、何で彼らのために死にそうになっているのだ?全く、いつまで経っても中途半端なジジイなのだから」


・・・ふ・・・。


クロード「・・・。何を笑っているのだ?」


・・・私を・・・倒しに来たのか・・・?


クロード「・・・」


すると、顔の見えないクロードはクロスの手をそっと触れた。そして彼は言う。


クロード「バカ言うでない。私が、私は知らない誰かが瀕死にさせたお前を倒すと思っているのか?そういう卑怯なやり方は私は好かない。お前を正々堂々と倒すのは他ならぬ私だからな。死ぬなら一人で死ぬが良い」


・・・クロ・・・ド・・・


クロード「あやつらと一緒にいたいのだろう、クロス。あやつらは、ロビン達以外で初めてお前を心配してくれた奴らだものな」


クロードの言葉により、クロスはあることを思い出す。それはツーストが自分の主人になったばかりの頃・・・


ツースト『お前、飯食わないで大丈夫か?』
クロス『ああ、大丈夫だ。式神は別に食べなくとも生きていけ・・・』
ツースト『いや、飯食わないなんていいのか!?とりあえず、この味噌汁、食べてけよ!なっ!』
クロス『・・・もぐ』


みさえ『クロスさん、何の理由もなく引き留めてしまったけど、お好み焼き作りすぎちゃったから・・・家族の人もちゃんといる?』
クロス『いや、いない。私には主人がいればそれで良いのだが・・・』
みさえ『主人?』
クロス『そうしないと、式神としての役目が薄れるのだから』
みさえ『・・・。きっと、厳しい世界なのね・・・』
ひろし『・・・。クロスさん。無理することはないんだぞ。クロスさんはまだこの世界に来たばっかりだし、こんな時ぐらい周りの奴らに甘えとけばいい。それがダメなら、うちに来て相談すればいい』
みさえ『そうよ。うちで良ければいつでも遊びに来ればいいから』
しんのすけ『そうだゾ!』
ひまわり『たいや!』
クロス『・・・気がむいたらな』


クロード「今私がお前を殺せば、お前はまた一人になってしまう。自分のことばっかりだったお前が初めて他人を守りたいと思っただろう?お前は、あやつらと一緒に行け」


地獄の果てまで、一緒に行け。


クロス「クロード・・・そんなこと言われても、お前を止めるし、私の考えは変わらん。本当だ・・・。・・・ありがとう」


すると、クロスの周りに光った。去ろうとした黄泉はそれを見る。


黄泉「!!?」


すると、今のクロスの姿は・・・






金の狼の姿だった・・・!






その金の狼は黄泉を襲う!


黄泉「ぐあっ!!」
クロス「式神ドリンク・・・返してもらう」


金の狼の姿のクロスは黄泉から式神ドリンクを奪還する!そして舐めてそのドリンクを飲んだ。


黄泉「ハハッ・・・人のための怒りで封印されてきた力が覚醒したのか!」


黄泉とクロスは戦う。戦いの最中にカナカの意識が目を覚ました。


カナカ(・・・?あれは・・・クロス?これは伝説の金の狼・・・?)


すると、カナカが見た幻影は・・・






クロスに跨れ、「ほら、しっかりついて来いよ、クロス」と言っているロビンだった・・・!


クロス「言わなくても分かっている、この・・・」






クロス「ーーーバカ主人がぁぁぁぁぁー!!!」
黄泉&赤猫「ぎゃあああああー!!!」






黄泉と赤猫は噛んだクロスから離され、そのまま堕ちる。クロスが赤猫を噛み、黄泉は傷ついた。つまり、赤猫こそが黄泉の本体なのだ・・・!クロスは人間の姿に戻り、そして倒れた。カナカが駆け寄る。


カナカ「クロス!みんな!みんなを起こさなきゃ・・・ん?これ、は・・・No@hさんの飴カナリア?」


その飴でできたカナリアによってカナカは他の戦いの様子を知ることとなる・・・。






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