二次創作小説(映像)※倉庫ログ

俺が愛した「女」 ( No.393 )
日時: 2016/07/11 20:28
名前: 桜 (ID: W2jlL.74)

今回はラーリア&彼の使い魔ウンディーネパート!ちなみにウンディーネはぷよクエキャラでウンディーネ、ぷよクエの二つで検索。






レトリー「っていうか、本当にこんなんで会えるのかな・・・」
ヤイバ「故に急ぐ」


シアンとクロウとレトリーとヤイバはランリに会うために走る。すると、ヤイバはランリを見つける。


ヤイバ「あやつが故にランリか」
クロウ&シアン「あーっ!!」
ランリ「!!?」
クロウ「お前は!あの時、シアンを助けた・・・!」
シアン「あたし、あなたに会ったら、お礼を言おうと思ってたにゃん!あの時、助けてくれてありがとにゃん!」
ランリ「???」
レトリー「・・・?」


すると、レトリーはあることに気付く。シアンが話したウンディーネがいないことに。


レトリー「ウンディーネ、いないじゃん。シアン、本当にこの人なの?」
シアン「きっと別行動してるにゃん!だって・・・」
ランリ「ああ」






ランリ「あいつは鏡の国の俺だ」
クロウ&シアン「えっ・・・?」






ランリはあの時、シアンを助けたのは自分とそっくりであるラーリアであること、そしてそのラーリアは捕まえようとした泥棒を殺した罪で鏡の国を追放されたペールノエルの4番目の呪術師であることをシアン達に話した。


レトリー「まさか、シアンを助けたあいつがペールノエルの4番目だったなんて・・・」
ヤイバ「でも、シアンとクロウを殺さなかった点でレジェンド・オブ・悪い奴ではないような気がする」
ランリ「・・・鏡の国の法律は俺達でも変えられないんだ。俺はもう終わりだ」
クロウ「まだ終わりじゃねぇ!!カレンはあんたの大事な女だから、あんたが助けねーとダメだろ!」
???「流石、諦めの悪い小動物ね」
ヤイバ「!?レジェンド・オブ・誰だ!?」


その人物はランリ達の前に現れる。その少女は色以外はカレンとそっくりな容姿をした・・・






カナン「私はカナン。ラーリアを探しに来た者であり、あなた達をラーリアの居場所に導く者」






ーーー誰か助けて。


助けて。


待ってるから・・・。






クロウ「まさか、あんたがカレンの影だとは・・・」


ランリ達はカナンに案内される中でクラウンの城の一つを歩く。カナンは言う。


カナン「でも、ラーリアは私よりも強いからすぐに倒すことはできない。あの人は・・・罪人だから・・・」
シアン「・・・(やり方は間違ってもラーリアはみんなのために泥棒を捕まえようとしたにゃん。それが罪だって言うのにゃん?」


すると、すぐ向こうに水晶玉が出てきた。その中に入っているのはカレン。そのそばにいるのはラーリアだった。


ラーリア「やはり、来たな・・・」
ランリ「カレン!!ここから出るんだ!!ここにいてはいけない!!だから出るんだ!!」
ラーリア「何を言っても無駄だ。声を聞き取れるのはその水晶玉に触れた者だけだ!」


ランリとラーリアは魔法をぶつけ合いながら戦う。ラーリアは四人に気付く。


ラーリア「ウンディーネ。その四人と戦え」
ウンディーネ「ハーイ!」


すると、ウンディーネは水の能力でクロウに変身する!これにあることに気付いたクロウは言う。


クロウ「俺達を・・・殺すのか?」
ラーリア「ああ」






ラーリア「ルーンロード様の命令だから」






ラーリアの衝撃発言に四人は驚愕する。ウンディーネはクロウとしての武器を使いながら戦う。


クロウ(ウンディーネ)「ジャア、マズハアナタカラネ♪プルプル♪」
ヤイバ「ゆえっ!!」
レトリー「ヤイバ!!」
クロウ「テメェ、よくもうちのメンバーを!!」


すると、ウンディーネは水に変身し、クロウのレッドトマホークを濡らす。


クロウ「水!?」
ウンディーネ「フフッ」
レトリー「ウンディーネの身体は水でできてる。自由自在に変化させることが可能なんだ」
ヤイバ「水だからって故になんだ!凍らせてやる!」
ウンディーネ「ナラバ、コレハドウ?」
ヤイバ「えっ!?」


すると、ウンディーネは無数の針に変身し、四人に攻撃する!


四人「うわあああああー!!!」
ランリ「みんな!」
ラーリア「隙があるぞ」
ランリ「くっ!」


ウンディーネは四人に止めを刺そうとする!


ウンディーネ「モラッタ!」
シアン「やめるにゃん、ウンディーネ!!」
ウンディーネ「!?アナタニハコレシカナイミタイダネ。ヘンシン!(シアンに変身する」
シアン「そんにゃことしてもご主人様の力にはならにゃいにゃん!ご主人様を思うにゃら、止めるべきにゃん!」
シアン(ウンディーネ)「!?」
ラーリア「ウンディーネ。こいつの言うことに真を受けるな。止めを刺せ」
シアン(ウンディーネ)「ハッ、ハイ!」
ランリ「やめろ!!」


ランリがシアンに攻撃しようとするウンディーネを止めようとする中、突如ウンディーネの動きが止まった。


ラーリア「ウンディーネ、なぜ止めを刺そうとしない?」
シアン(ウンディーネ)「・・・コノコノ記憶ガ頭ノ中デ蘇ッテクルンデス」


シアン『あたし、音楽が好きにゃん!』


シアン『あたし、頑張るにゃん。どんにゃに辛くても!』


シアン『あたし、絶対に負けにゃいにゃん!にゃんかいダメって言われても負けにゃいにゃん!』


ウンディーネがシアンに変身したことで触れた記憶。それは音楽や世界に対する思い・・・。この優しくて温かい記憶にウンディーネは涙を流す。


シアン(ウンディーネ)「デキマセン・・・コノコハホントウニ純粋ナココロガアリマス。何モカモニ対シテ」
シアン「ウンディーネ・・・」
ラーリア「このっ・・・!役立たずが!!」
ウンディーネ「キャアッ!!!」
ヤイバ「ウンディーネ!!」


すると、ランリの魔法がウンディーネを助けた。ランリは言う。


ランリ「使い魔に肉体的苦痛を与えることは言語道断だぞ」
ラーリア「チッ・・・!貴様には使い魔の価値の有無が分からないだろう!」
ランリ「使い魔にも価値は小さいにも大きいにもない!俺はカレンのために守るわけには行かんのだ!」


ランリとラーリアが最大魔法でぶつけ合いをしようとする中・・・


???「ダメ・・・」


ランリにカレンとよく似た声が聞こえた・・・。






ランリは軽傷で済んだが、ランリの魔法の威力でラーリアと、二人を止めようとして間に入ったカナンが重傷を負った。


ランリ「カナン!!」


よく見たら、カナンが一番酷い傷だ。この様子を近くで見たヤイバはカナンはもう助からないと確信する。ラーリアは言う。


ラーリア「・・・なぜだ。なぜお前が犠牲にならなくてはいけなかった・・・カナン」
カナン「やっと・・・私の方を見てくれたわね・・・ラーリア」


カナンはラーリアを見てまるで天使のような微笑みをする。人間界に来てまで、彼女が止めたかったもの。自分が犠牲になってまでそうしてまでただ一人の少年のために・・・。
彼女は言う。


カナン「一人じゃないのに・・・私がいるのに・・・なのに、ラーリアは全く聞いてくれなかったんだもん・・・」


カナンは涙を浮かべながら笑顔でラーリアに言う。


カナン「バカ・・・ラーリア・・・大好きよ・・・」


その言葉を最後に彼女は割れた鏡となって消えた。本当に大事なものに気付いても時すでに遅かったラーリアは涙を流す。


ラーリア「・・・カナン・・・」


すると、ランリは水晶玉に触れてそれを魔法で割る。カレンはランリに気付く。


カレン「ランリ!」
ランリ「カナン!」


二人が抱きしめ合う中、すると、その城が崩れる音がした。


クロウ「おい、これはヤバイんじゃねーのか・・・?」
レトリー「早く逃げよう!!」


大半の人達が脱出を図る中、カレンを抱えたランリはラーリアの手を掴む。


ランリ「何をしてる!早く逃げるんだ!」
ラーリア「もういい。ルーンロード様に見放された時、カナンが死んだ時、俺の心もすでに死んだ。もう一人きりはこりごりだ・・・」
ランリ「何を言う!そんなことしてカナンが喜ぶと思っているのか!」


ランリの問いにラーリアは偽悪的に笑いながら言う。


ラーリア「貴様はカレンが死んだ時、果たしてどう思うかな・・・?」
ランリ「何!?」


すると、ランリはカレンの足の傷に気付く。これを見たランリはカレンを抱えて脱出した・・・。






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