二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- ビャッコと初めての海 その1 ( No.538 )
- 日時: 2016/08/02 16:38
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
今回はビャッコ君、初めての海!アシアワールドのことも少し分かります。
王ドラ「あっ、来ました」
前回の続き。桜はゴスロリを身に纏い、魔法で作った浮く椅子に座る。桜は言う。
ビャッコ「よっ」
王ドラ「こらっ;」
桜「みんな。ペールノエルの件はお疲れ様。四勇者やクルーク達の勇気が勝ちを得たみたいね」
クルーク「それはありがたいお言葉だよ、桜」
桜「どうやら、その身なりと仕草からすると・・・ビャッコはアシアワールドから来たのかしら?」
大半の全員「!!?アシアワールド!?」
桜の言葉に大半の全員はざわめく。ビャッコは特に気にせず言う。
ビャッコ「ああ!スザク兄ちゃんに悪戯した時に逃げてたら王ドラが言ってた魔法陣をふんでたんだぜ!」
桜「魔法陣・・・」
サタン「魔法陣!?」
桜「ビャッコ。アシアワールドのことを聞かせてくれないかしら?」
ビャッコ「うん、いいよ!」
ビャッコはアシアワールドのことを話す。自分達弟子が師父とともに人々やアシアワールドの帝さえにも祀りに似たようなことをされていること、アシアワールドの文化のこと、アシアワールドの乗り物のこと、アシアワールドの食文化のこと・・・。ビャッコは次々と言う。
ビャッコ「でな、アシアワールドにビャッコ様達が崇拝している神様がいてな!その神様は見たことないけど・・・」
桜「待ちなさい。次々と言われると頭が混乱するわ;もうちょっとゆっくり・・・」
マスハン「桜、子供の申すことだぞ;」
クレハン「しかも、丸い空飛ぶ乗り物があるなど信じられるが、どんなものか・・・」
MZD「俺は「麻婆つくし」というものが食べてえな〜」
桜「よし。アシアワールドは神様や聖なるものを信じる信心深い世界だと見た。王ドラ。あんた、しばらくはスマブラ屋敷に住んでビャッコを預かりなさい」
王ドラ「えっ!?初めての世界のスマブラ屋敷でどうやって教えればよいか・・・;」
桜「あんた、子供には優しいでしょ。・・・あれ?ビャッコがいない」
王ドラ「えっ?」
すると、ビャッコが自分を神だと称するアイオーンに聞いていた。アイオーンは少し困っている。
ビャッコ「なあ、あんたが師父達が言ってた神様!?」
アイオーン「ヴ・・・?」
ビャッコ「お前、めっちゃ綺麗な顔して髪して神様のままー!」
ロム「いや、ビャッコ!こいつは・・・!」
桜「・・・ふっ」
すると、桜があはははと笑った。笑い終えた桜は言う。
桜「はー・・・気に入ったわ。流石に信心深いと逆に清々しいわね。今日はもういいでしょう。解散!」
桜が言うと、一同は各地へと散らばる。シマリス姿のクロスを連れたツーストが王ドラのところに来た。彼は言う。
ツースト「よう、お疲れ!こんなことになったのはお前の日頃の行いが悪いからだな」
王ドラ「そんなの分かってますよ;」
ツースト「ビャッコ、これからよろしくな!俺、ツースト!こっちは式神のクロス」
クロス「呼び名は何でもよい」
ビャッコ「よろしくー!」
すると、ツーストのスマホにLINEが来た。あいりからだ。これにツーストは頬を染める。
ツースト「あっ、あいり!?まさかの海デート誘い!?王ドラ、クロスをよろしく!(あいりとの海デートに向かう」
王ドラ「えっ、また!?」
クロス「私も随分邪魔者されたものだ」
王ドラ「きっと、邪魔されたくないんでしょうね。ビャッコさん、スマブラ屋敷に案内しま・・・あれ?」
王ドラが向けると、そこにビャッコはいなかった・・・。一方、ビャッコは崇拝される者がしてはならない「恋」をツーストに聞きつけるために彼を追いかけて走っていた。すると、そこには駅が立っていた。
ビャッコ「駅・・・?これ、使えるかな?(王ドラがビャッコ用に作った定期券を取り出す)すみません、これ・・・」
車掌「あっ、乗っていいよ。キミ、小さいのに偉いね」
ビャッコ(初めて・・・できた・・・!)
ビャッコはツーストとあいりが乗った電車に乗る。一方、ツーストはあいりに何気なく手を肩に回していた。あいりは顔真っ赤になる。
あいり「あの・・・///これは・・・///」
ツースト「あいりが俺のものっていう印。大丈夫だ、ファンや週刊誌にバレてない」
ビャッコ「普段とギャップが違う・・・」
すると、海がある駅にたどり着いた。二人が降りる中、ビャッコも降りてこっそり二人について行く。すると、ツーストに電話が来た。王ドラからだ。
王ドラ「すみません、ビャッコ君はこっちに来てませんか?私は改造したスパイセットを使ってあなた達を盗撮しながらビャッコ君探してますけど」
ツースト「後者は今すぐやめろ;見てないなあ、どっか行ったか?子供だけの電車は危ないからそちらも見てもらっ・・・」
あいり「!」
すると、あいりはビャッコの尻尾を見る。ビャッコは気付き、こそこそと人見知りになる。
あいり(白虎が、いました)
ビャッコは見つかり、ツーストからげんこつを受ける。
ビャッコ「いたっ!」
ツースト「ったく!お前って奴は!」
あいり「まあまあ、子供ですし。ビャッコ君、どうして一人でこんなところに来たんですの?」
ビャッコ「だって、恋を知りたいから」
二人「えっ?」
二人の驚きように意を介さずに言う。
ビャッコ「だって、ビャッコ様達崇拝される者は恋をしてはいけないんだぜ!だから、この世界で恋を知るために来・・・」
ツースト「おい!いくら崇拝される者だからって、恋する感情を縛り付けられてることに疑問を持たないのかよ!?」
ビャッコ「えっ?」
あいり「恋する気持ちを縛り付けるなんて、そんなの・・・間違ってますわ!」
ビャッコ「???」
二人(マジで疑問を持たないのか(ですのね)・・・;信心深さにも程がある・・・;)
ビャッコ「?」
ツーストは意を決してビャッコに言う。
ツースト「(まずはああいう邪魔くさい信心深さを少しずつぶち壊してやんないとなぁ)ビャッコ、海に来るか?」
ビャッコ「えっ、いいの!?」
あいり「ビャッコ君用の水着も近くの水着ショップで買えますし・・・」←お嬢様
というわけでビャッコを連れて二人は海へ。その海には夏なので人がいっぱいだった。
ビャッコ君、初めての海
- ビャッコと初めての海 その2 ( No.539 )
- 日時: 2016/08/02 16:42
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
ビャッコ「人がいっぱい・・・!」
ツースト「夏は涼みでもあるからな。冬は流石に人が少ないけど」
あいり「はい、ビャッコ君の水着」
ビャッコ「水着?」
あいり「黄色の服を着てますから、ビャッコ君はこういうカッコいい黄色の水着がいいんじゃないかと。お気に召さなかったらまた買えま・・・」
ビャッコ「めっちゃカッコいい水着じゃん!ありがと、あいり姉ちゃん!」
あいり(きゃあああ悪戯好きですけどめっちゃ可愛い!!)
ツースト(・・・俺、子供のビャッコ相手にヤキモチ妬いてんのか!?)
ビャッコにあいりは取られかけました。
ツーストはウーノにLINEで写メを送る。
ツースト「ウーノに写メを送っとくか」
ビャッコ「ビャッコ様もとるのか?」
ウーノ(あっ、ツーストからLINE・・・)
ツーストからのLINEの写メ:ツーストとあいりとビャッコ
ツーストからのLINE:こいつ、ビャッコ
すると、ウーノから電話が来た。ツーストが出る。
ツースト「もしもし」
ウーノ「なんだあの写メは!!あいりとの隠し子か!!?」
ツースト「お・・・えっ?」
ウーノ「へー、ついに妊娠させたのか!!仕事はどうするつもりだ!!?嫌になったのか!?なあ、聞いてるか!!?」
ツースト「ビャッコ、説明しろOTL何かこじれたOTL」
ビャッコ「絶対やだっ!!怖い!!」
あいりがウーノに話して何とかは誤解が解けた中、あいりがツーストとビャッコがいるところにナンパされた。
ナンパ男「わっ、キミ、すっげー可愛いね!」
あいり「きゃっ!」
ツースト「!!俺の女に触るなこのナンパ男が(睨んでドスの利いた声」
ナンパ男「ひっ!!!すみませんでしたー!!!」
ナンパ男が逃げる中、ビャッコが聞く。
ビャッコ「ねー、あれ何だ?」
ツースト「ナンパだ。女がする場合は逆ナンもある。ちなみに恋愛に関する言葉だな」
ビャッコ「へー。大人の男って綺麗なお姉さんを見るとナンパするんだなー」
あいり(好みによるものですけど・・・)
その数分後、あいりが二人にアイスクリームを買いに行く中、ツーストはビャッコに聞く。
ツースト「・・・ビャッコは、あいりのことどう思ってんだ?」
ビャッコ「えっ?そりゃあ、確かに綺麗なお姉さんだけど・・・よく分からないな」
ツースト「じゃあ、お前、あいりがタイプってこと考えてないのか!?」
ビャッコ「うん」
ツースト「やだなー!もう!そういうことは早く言えよ!(ビャッコの背中をパンと軽く叩く」
ビャッコ「おうっ!」
ツーストはビャッコにあることを教える。
ツースト「・・・恋はな、楽しいものだけど、辛いことがないわけじゃない」
ビャッコ「えっ?」
ツースト「恋は慕ったり守りたいと思ったり、形は人それぞれだが、多分恋は自分を抑えきれないくらいワガママなものじゃないかな。少なくとも俺は思う」
ビャッコ「ふーん・・・」
時間が過ぎる中、王ドラとクロスがようやくビャッコを迎えに来た。心配していた王ドラは言う。
王ドラ「迎えに来ましたよ。帰りましょう」
ビャッコ「はーい」
王ドラ「あなたは心配ばっかかけるんですから」
あいり「お疲れ様」
王ドラ「ほんと疲れます;保護者は大変です;」
ツースト「・・・ビャッコ!」
ビャッコ「?」
ツーストはビャッコに言う。
ツースト「いつでもいいから俺の別荘に泊まっても構わないぞ。お前は弟みたいなもんだから」
ツーストの言葉にビャッコは嬉しそうな顔をする。王ドラはため息を吐きながら思う。
王ドラ(・・・少しは学びましたか)
神様を王ドラは信じていない。でも、本当に神様がいるなら、勇敢で純粋な黄色の聖獣拳士みたいな奴のことだろう・・・。
FIN
「後書き」
今回は久々のツーあい+ビャッコ君のお話。ビャッコ君はこれから今まで信じてきたものがいい意味で壊されるということですね。
ビャッコ君は声も見た目も可愛いですv「3!」と「む〜ん」という掛け声がもうたまらんvただでさえクロードさんのボイスなどで萌えてますのにビャッコ君のセリフダウンロードして聞いたら、私は萌え殺されるんでしょうね(真顔)
さて、少しずつ立場故に禁じられた恋などのいろんなことを知って行くビャッコ君と彼を捜そうとしている他の兄弟子達のお話を前よりもさらに混迷を極めていくのでもしそうなっても決して見放さないで下さいね(T_T)
感想OK