二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 似た者同士 その1 ( No.545 )
- 日時: 2016/08/03 17:57
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
今回からは他の聖獣拳士シリーズが登場&ビャッコ君が初めてコンサートに行くお話。
「追記」
私、自分から人に伝えたりすることは苦手なんです。だから、慣れてないというかリアルで前に出るのが苦手なんです。でも、みなさんからの支えがあったから今の私がいるんです。こんなこと伝える口じゃありませんけど、これからもよろしくお願いします!
スザク「はい・・・はい」
アシアワールド。スザクは行方不明になったビャッコの身を案じ警察に捜索願を出したが、全く手がかりもなかった。
スザク「ではよろしくお願いします(電話を切る)ビャッコ、どこまで逃げてるんですか・・・;」
セイリュウ「・・・」
キリン「セイリュウ君、どうしたの?」
セイリュウ「紋と文字が書かれた禁術(魔法陣のこと)・・・そこにビャッコが踏んだ形跡がある。あいつ、異世界に行ったんじゃないか?」
スザク「まさか!きっと、漫画で知ってビャッコはまだ近くに隠れてるんですよ!ビャッコ!もう怒ってませんから出てきて下さい!」
ゲンブ「ニョロちゃん、何か知ってるネ?」
ゲンブが言うと、ニョロちゃんは魔法陣の力を感じる。そのことに気付いたセイリュウは何かを調べる。チェリーワールドだ。セイリュウは読む。
「黄色の聖獣拳士とその兄弟子達は伝説の魔導師の子孫達とともにアシアワールドの「神」に奮戦」
セイリュウはそれは未来を示したものと知ると、すぐに準備する。スザクは反対する。
スザク「本当に行くんですか!?」
キリン「お出かけ?」
ゲンブ「お出かけですカ?」
セイリュウ「ああ。きっと俺達もチェリーワールドに行くことになる」
スザク「でも、どうやって・・・!」
セイリュウ「ビャッコの奴がいない世界に未練なんてあるか!?」
セイリュウの説得にスザクもようやく心動かされた。彼は言う。
スザク「・・・ビャッコが助かるなら・・・チェリーワールドでもどこでも行ってやります!!」
セイリュウ「師父にもそう言っておく!必要なものは確保するんだ!」
ゲンブ&キリン「おー!!」
四人は必要なものを確保するために住み込みで修行している家のものを漁る。四人の身体能力は高く、重いもの運ぶ怪力やいざという時の短刀を持つ。四人は必要なものを持ちながら魔法陣の前に立つ。
キリン「でも、どうやって行くの?」
セイリュウ「その禁術を踏むしかないだろう!」
最初にセイリュウ、スザク、ゲンブ、キリンから魔法陣を踏んでいく。そして彼らは姿を消した・・・。
今回はコンサートのお話
- 似た者同士 その2 ( No.546 )
- 日時: 2016/08/03 21:27
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
一方、チェリーワールドの桃ヶ丘音大。千秋とのだめがいるうちにR☆Sオケの大半の人達が2週間後のコンサートの準備をしていた。そこにビャッコが遊びに来ていた。
ビャッコ「ピアノだー!」
千秋「ピアノは知ってるんだ?」
ビャッコ「うん、アシアワールドでゲンブ姉ちゃんがピアノの音と一緒に踊ってたんだ!でも、チェロと一緒の時はゲンブ姉ちゃんが楽しそうに踊ってたんだ。こんな風に」
すると、ビャッコがチェロでその曲を遊びで弾く。それはミスタッチがあったものの綺麗な音色に大半の全員が驚く。
千秋「ーーーえ!!?」
峰「菊池、教えたのか!?」
菊池「教えてないよ!ビャッコ君、何でチェロが弾けるの!?」
ビャッコ「だって、ずっと聴いてたよ。?どうして弾けないんだ?」
ビャッコの拳法の他にもチェロの才能があることに気付いた千秋はチェロが弾ける星ノ宮学園の学園中の人気者である女子中学生天川空の家に上がり込む。
千秋「たのもーーーーー!!!」
空「うわぁ!!何!?」
千秋「金はいくらでも出すからビャッコ君にチェロを教えてくれ!」
空「えっ!?」
ビャッコ「よろしく、先生☆」
空「「よろしく」の前にまずはちゃんと説明して!」
千秋はビャッコがチェロの才能があることを空に説明した。ビャッコが空のチェロを借りて弾くと、空も驚く。
空「すごいね・・・キミは、何を教わりたい?」
ビャッコ「!ビャッコ様、聖なる立場だから恋することは禁じられてるんだ。だから、その恋し合う人達の伝わり方をビャッコ様は知りたいんだ」
空「!・・・明日からビシバシ行くよ。覚悟してね!」
空はそれからビャッコにチェロの手ほどきを教えた。空の指導は楽しく厳しいが、ビャッコは辛いというよりもちゃんと分かるので上手くできると楽しかった。ビャッコは飲み込みは早いのですぐに上手くなった。そしてその2週間後。ビャッコはチェリーワールドの音楽を聞くために空とともにのだめ組やSB69組、芸能人組が出るコンサートに行くことになった。空は言う。
空「パスがあってよかった。ビャッコ君は眠るのは失礼だから眠らないようにね」
ビャッコ「分かった!」
王ドラ(正直ビャッコ君のことを理解している人達でちょっと安心します・・・)
すると、楽屋に入ると慌てながら騒いでいた。空は聞く。
空「どうしたの?」
清良「空ちゃん!実はのだめちゃんの足に怪我したの!!」
空&王ドラ「えっ!!?」
のだめ「こんな大事な日に転んでごめんなサイ!!」
一方、かつてのだめと一緒にピアノを学んだ瀬川悠人がコンサートに来ていた。瀬川はのだめの噂を聞きながら少しイライラしたと同時にどこか安心感もあった。
瀬川(・・・恵ちゃん、シュトレーゼマンと知り合いなのか分からないけど・・・ボクだって負けない。恵ちゃんのライバルとして)
一方、のだめは千秋と2台ピアノの演目があり、怪我を治す時間もなかった。クロウは呆れながら言う。
クロウ「どーすんだよ・・・;」
のだめ「のだめは出マス!!足の痛みなんかで負けてたまるかデス!!」
イチイ「でも、アンサンブルが大事な2台ピアノで千秋の他にフォローもしてくれる人間は・・・」
ビャッコ(・・・落ち着け。こんな時に王ドラはどうする?王ドラなら・・・)
すると、王ドラが言ったことを思い出した。ビャッコは言う。
ビャッコ「時間をずらすのは無理でもサプライズの演目変更は行けるか?」
ヤイバ「えっ!?」
菊池「ビャッコ君がチェロのピンチヒッターとして行くんだね!無理でもそれがいいよ!」
チュチュ「ビャッコ君、チェロが弾けるんですか?」
ビャッコ「勝手だけどお願い!失敗したら何でもするから!」
一方、観客席に座った瀬川は他のR☆Sオケメンバーのソロやデュオを聴いていた。瀬川はのだめの出番が来ないか少しワクワクする。
瀬川(いよいよ恵ちゃんの番だな。どんな演奏を見せてくれるか楽しみにしてるよ)
アナウンサー「次は千秋様とのだめちゃんの2台ピアノです!どうぞ!」
すると、千秋とのだめと・・・正装を着てチェロを持ったビャッコが舞台に上がった。
瀬川(!?尻尾の子供!?まあいいけど)
すると、のだめは瀬川を見る。すると、のだめは幼少時代の当時の先生の過度な指導のトラウマを思い出す。これに千秋は気づく。
千秋「のだめ?」
ビャッコ「!(千秋が気付いてる。何か知らないけどのだめ、きっとトラウマ持ってるんだ。空や王ドラがビャッコ様が不安になった時にしてくれたこと・・・」
すると、ビャッコは軽くのだめの背中を叩く。それに気付いたのだめはビャッコを見る。のだめはビャッコに「大丈夫だよ」と言われているようだった。これにのだめは優しく微笑む。そして三人は5月のバラを弾く!
BGM:2台ピアノとチェロ版五月のバラ
三人の演奏は特に目が見張った。ビャッコは少々ミスタッチがあるもののそれを気にせずカバーしていた。これに瀬川は驚く。
瀬川(・・・あの子、初めてだよね?それなのに・・・まるで拳法家が鳥の歌声を聴いてるように・・・)
佐久間(あの子、すごいね!まるでかつて神が許さなかったイカロスの愚行を拳法家が許すように)
けえ子(佐久間さんの詩の訳:拳法家もやってるのかな?)
そしてその演奏が終わると、観客から大拍手を受ける。そして次々と演目が上がる中、コンサートは終わる。ロムが絶賛する。
ロム「ビャッコ、やるじゃねーか!初めてだよな!?」
ビャッコ「うん!」
千秋(白虎らしく耳がいいなんて・・・のだめとはある意味似た者同士かも・・・)
王ドラ(そうとは言えますね。・・・ビャッコ君、まさかあんなおまじないを使うなんて思いませんでした。気質も合わせて少しずつ成長してるんですね)
そして全員が解散した後、空は他の幼なじみ(勇飛は空とは幼稚園から)四人に送られていた。琴は空に飲み物を渡す。
琴「お疲れ様ー」
空「ビャッコ君は手はかかるけど吞み込みは早いのは助かったね」
勇飛「そう言えるのか?ビャッコと一緒にいる時のお前、案外楽しそうなんだが」
空「そう?」
樹「ビャッコ君、ずるいなー;確かに可愛い顔してるけどさー」
太陽「そう言うなよ樹。ビャッコは禁じられた恋愛のことを知ってるんだから」
すると、空達は渋谷である人物が横断歩道を歩こうとしていた。車の信号が青信号のまま・・・。
勇飛「あっ、あいつ、自殺するつもりだ!!」
空「危ない・・・!!」
すると、空がある人物を後ろから抱きついて止める。幸いにも弾かれなかったが、その人物は空を見る。その人物は先ほどチェリーワールドにやってきて右も左も分からないセイリュウだった・・・!
もう一つのお話に続く
「後書き」
続けちゃいました〜・・・;さてさて、今回は聖獣拳士全員登場です。彼らのデータは後日公開するのでお楽しみに!
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