二次創作小説(映像)※倉庫ログ

“神様”の正体(その1) ( No.640 )
日時: 2016/08/22 17:50
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回はアシアワールド、いよいよ到着!しかし、その先で待ち受けていたのは・・・!?






ーーーこれはアシアワールドの伝説の逸話。


ーーーアシアワールドの唯一峠に穴が空いた大きな老木があった。


ある日、女格闘家が景色を見にこの老木を登ろうとしたが、それがこの老木に住む“神様”の怒りに触れ、


女格闘家はその場で燃え上がり死んだ。


怒った他の女格闘家達がこの樹を伐るために立ち上がったが、


その女格闘家達も一気に燃え上がりアシアワールドに一人残らず死んだ。


男達は困り果てた。


しかし、一人の男格闘家は、


「あの老木は神様の住む御神木です」


「僕が人身御供になって、神様の怒りを鎮めましょう」


そうして一人の男格闘家は燃え上がる炎に身を投げ、


燃え尽きた灰の中から一人の女児が誕生した。


それからアシアワールドは毎年一人の男格闘家を人身御供として捧げ、


アシアワールドは再び栄えるようになったのだ。






そしてその儀式の日。今年の人身御供であるセイリュウは儀式の舞を踊っていた。これにアシアワールドの住民達は見惚れる。「美しい・・・」「いい男になったわね、セイリュウ様」「セイリュウ様ならきっと神様を満足していただけるわ」と言われるまでに。そして儀式の舞を踊り終えた時、彼らの師父が儀式の供物を渡す。


師父「セイリュウ。ここからはこれを持って行きなさい。竜の血、月の羽衣、人魚のウロコ。御神木には祭壇があるから、そこにこれを置いたら合図。神様が目の前に現れるということだ」
セイリュウ「はい。師父」


これをビャッコが拍手しながら見ていた。しかし、一方では王ドラや空のことを忘れられずにいた・・・。


王ドラ『ビャッコ君』
空『ビャッコ君!』
ビャッコ(・・・王ドラ兄ちゃん・・・空先生・・・)


すると、何者かがビャッコの口を塞いだ。


ビャッコ「!?」
???「落ち着け。俺はキミの敵じゃない」


その緑髪の貴族風の少年はビャッコを迷いの森に連れて行く。そしてたどり着いた後、少年は言う。


???「実はあのチェリーワールドの人達がこの世界を「救う」ためにこの世界の迷いの森に向かってる」
ビャッコ「!?」
???「迷いの森なら見つからないだろう。だから、自分が忘れられない人達のために行くんだ」
ビャッコ「・・・うん・・・!」


ビャッコは空達を探すために走る!一方、チェリーワールドからアシアワールドに向かった人達は別々に迷いの森に着いていた。ちなみに助っ人の追加としてトーチサイドやアークサイドがアシアワールドに向かっているそうだ・・・。


ロゼ“みな、聞こえるか!?”


チームクロードの一人のクロードの執事であるロゼは魔法の一つであるテレパシーで別々に行った人達に通じる。これに別々にいた全員が聞こえた。


杏「ロゼさん!?」
ロゼ“この迷いの森に凪の樹がある。とりあえずそこに集まろう!”
あいり「!」


テレパシーを聞いた王ドラは誰かを待つような仕草を見せた。空は言う。


空「ねえ、王ドラ、とっとと行こうよ!」
王ドラ「やです(きっぱり」
空「酷いよ王ちゃーん!!!」
勇飛「本当だぞ。王ドラは寂しくないのか?ビャッコがいなくなって」
王ドラ(な訳ないでしょうが。わざわざビャッコ君を待ってるというのにーーー・・・)


すると、人影がした。白い虎のしっぽが生えた人間。そう、ビャッコだ。ビャッコは気付いた途端、駆け寄る。


ビャッコ「王ドラ兄ちゃん!」
王ドラ「ビャッコ君!」
ビャッコ「黄緑の貴族風の魔導師が王ドラ兄ちゃん達のところに行けって言ってた!」
空「ビャッコ君・・・」
ビャッコ「だから、ビャッコ様は王ドラ兄ちゃん達のところにいる!ずっと一緒にいる!」
王ドラ「・・・はい。大丈夫です。一緒にいます!」
勇飛「行こう!」


ビャッコも加わった王ドラ達は凪の樹に向かう。そして大半の全員が凪の樹の前にたどり着く中、ツーストは足踏みをしながら王ドラ達を待っていた。


ツースト「ったく、おせーなあいつら!何やって・・・「ツーストくーん!!見て見てー!!」
ビャッコ( ・ω・)ノやあ
ツースト(;Д;*)ドバッ
ヤイバ「ビャッコ!!(嬉しさのあまり、ビャッコに抱きつく」
チームクロード「???」


ビャッコと再会する中、ビャッコからセイリュウの人身御供としての儀式の話を聞く。クロードは言う。


クロード「人身御供か・・・」
空「なーに、人身御供って」
あいり「神様に身を捧げるということですわ」
空「身を捧げる?」
あいり「つまり、得と引き換えに死ぬってことですわ!」
空「ええーっ!!!?」
ビャッコ「それに知ってたか?ビャッコ様、迷いの森を巣喰う餓鬼爺を見たんだぜ!」
ツースト「餓鬼爺?」
ビャッコ「この辺りで人間やもののけを襲う醜い爺だよ。包丁持っててさー」
クロス(・・・?待て、餓鬼爺、儀式・・・これって・・・)


すると、音がした。ゴソゴソと歩く音。これにヤイバは気付く。


ヤイバ「!クロード・・・?」
レトリー「そういえば、クロード、いつの間にかいないね」
ヤイバ「故に見てくる!」


ヤイバ達が音をさせた人物について行くが、それを見つける。クロードのような人物をした男とある男女二人だ。


ヤイバ「クロード!故に拙者は貴様がエマ王女を誘拐していないなんて信じないぞ!」


ヤイバが愛用のベースであり武器でもある龍剣伝をそのクロードのような男に向ける中、一緒にいた男は嗤う。その男の正体は・・・


???2「やっぱり、イヌ科の動物って、一度信じたら最後まで貫くって本当なんだ」
ヤイバ「何がだ!」
???2「そのままの意味だよ」






バレル「狐君と犬っ娘ちゃん」

“神様”の正体(その2) ( No.641 )
日時: 2016/08/22 17:54
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

ヤイバ「心の友・・・!!?」
レトリー「バレルさん・・・!!?あの時、クロードの居場所、教えてくれたんじゃ・・・!!?」
バレル「ああ、言ったさ。クロードは恐らく渋谷の公園にいて〜。名演技だったろう?」


バレルの本性にヤイバが驚愕のあまり、膝が崩れ落ちる中、バレルは言う。


バレル「さぁ、俺の仲間を紹介しよう。こいつはニセクロードの役をしてくれたブレード」
ブレード「・・・」
バレル「そしてこの女がステータスが高いママ」
ママ「そしてチームクロードがいた組織は私達新生秘密結社ブタのヒヅメと言うわけさ」


謎の組織の正体が明らかになる中、本物のクロードが怒りのあまり言う。


クロード「お前達が、私のふりをしただけでなく、レトリーやヤイバを騙して・・・!」
バレル「やあ、本物クン。疑われた気持ちはどうだい?」
クロード「私の居場所を教えたのもお前か!」
バレル「お前に小細工は通用しないな」
レトリー「じゃあ、ボク達に近づいたのって・・・!」
バレル「偶然だと思ったのか?前の調査者のセヴィリオが諦めた後に書をすり替えておいたのさ」






「今から2年前、ミルキーウェイ帝国の第九王女であるエマ=ミルキーが怪盗であるクロードに誘拐された。現在捜索中」

「今から2年前、ミルキーウェイ帝国の第九王女であるエマ=ミルキーが人買いである馬車に誘拐された。現在捜索中」


そう、あの宝箱の書は偽物だった・・・!






バレル「それがまさかの狐君と犬っ娘ちゃんが来て大当たり!それで近づいたというわけさ」


まさかの衝撃すぎる真相・・・!これに王ドラはわなわなと震える。


王ドラ「あなた・・・人の心をなんだと思ってるんですか?」
バレル「ああ。人の心は信心深くて愚かだと思っているよ。まあ、流石にあの時のジャガイモ小僧は読めなかっ「ふざけるなあああああー!!!!」


王ドラは怒りでバレルにグーパンチをする!王ドラは言う。


王ドラ「この詐欺師!イヌ科のミューモンを騙すなんて最低です!卑怯者!卑怯者!!卑怯者!!!」
バレル「卑怯者って言うな!!ちびまる子ちゃんの藤木か!!まあいい、お前を撃てばいいということだからな(二丁拳銃装備」
王ドラ「!」
空「王ドラ危ない!!」


すると、空が王ドラをかばって撃たれた。しかし、彼女は死ななかった。どれだけ撃たれても。


王ドラ「空さん!大丈夫ですか!?」
空「大、丈夫・・・こんな傷、すぐに治るから・・・(治癒能力で弾丸を追い出し、撃たれた傷が治る」
バレル「ほう、不老不死の女か」
大半の全員「!!?」
バレル「まあいい。ママ、バレル!この女に治癒能力の限界をさせてやれ」
ママ「わかったぜ!」
ブレード「・・・わかった」


すると、ママとブレードが空に向かって肉弾戦や剣術で攻撃する!空の治癒能力は高く、すぐに治ったが、魔力に侵されるのは時間の問題だった。


王ドラ「空さん!私のことはいいですから、あの三人に攻撃しなさい!私のことは捨てなさい!」
空「やだ!」
王ドラ「空さん!」
空「キミも大切なの!」
王ドラ「・・・!」
空「大切な仲間なの・・・王ドラ・・・死なないで・・・」
王ドラ(バカ・・・!)


空が傷つけられて回復する姿を見た大半の全員はすぐに二人を助けに行こうとするが、バレルに阻まれる。これにクロスはブタのヒヅメに対して静かな怒りがこみ上げ、その怒りは膨大なものに変わった。ー彼ーはこう言った。






「止メ。」






クロスのその言葉の威力にママとブレードは思わず攻撃を止め、バレルは驚く。クロスの姿は・・・






クラウン戦の時の金の狼だった・・・!






バレル「な、なんだ?獣・・・?」
あいり「クロス・・・!?」
クロス「ブタのヒヅメ。ここは餓鬼爺の迷いの森であり、貴様らの戦う場所ではない。直ちにアシアワールドの海へ行き、出直したまえ。二度は言わん」
バレル「ハハッ・・・じゃあ、出直す代わりに言ってやる。アシアワールドの“神様”の正体は、ーーー」
ビャッコ「・・・!!!」
バレル「お望み通り、アシアワールドの海へ行って出直してやるよ。じゃあな」


ブタのヒヅメはテレポートを使い、アシアワールドの海に行く。王ドラは言う。


王ドラ「空さん、勇飛さん、ビャッコ君、早く急ぎましょう。儀式を止めるんです!」
空「うん!」
勇飛「ああ!」
ビャッコ「つまり、ずっとビャッコ様達はその“神様”に踊らされていたのか・・・なら、ビャッコ様もセイリュウ兄ちゃんを止める!」
空「みんな、タケコプターですぐに海の方に行って!ヤイバとレトリーちゃんはパソコンを使ってアシアワールドにその“神様”の正体を知らせて!私達もタケコプターですぐにセイリュウのところに向かう!」
クロード「待て。頼みがあるんだ」
空「クロード・・・?」
クロード「・・・ブタのヒヅメに、粘り強さの意地を見せてやれ」
空「・・・!うん!」


四人は一同とは別々に別れ、御神木に向かう!一方、セイリュウは供物を御神木に運ぶ最中、自分達がアシアワールドに帰れた理由を考えていた。


セイリュウ(俺達が帰れたのは・・・俺が空に「恋」をしたから・・・?)
空「セイリュウ!!」


すると、セイリュウの前に空達四人が現れた!空達が御神木のルートを阻む。


空「御神木には行かせない!セイリュウ、よく聞いて!実は・・・」
セイリュウ「・・・(ひょいっと開いたところを通る」
空「あっ;」
勇飛「ま・・・」


すると、技がした。これに勇飛は避ける。すると、勇飛に攻撃したスザクがやってきた。


セイリュウ「師兄!」
スザク「ビャッコがいなくなったと思えば、なんてことですか・・・!!」
空「スザク君もよく聞いて!実はあの“神様”は・・・!」
スザク「セイリュウ、行きなさい!」
セイリュウ「師兄・・・」
スザク「儀式はもう始まってます!神様が降りていらっしゃいますよ!」


セイリュウは御神木のところに走る!そして御神木のところにたどり着いた。


セイリュウ(ここが御神木・・・)


セイリュウは御神木の中に入る。その御神木の中は尋常ではない広さであり、僧侶が二人いるほどだった。


セイリュウ「広いな・・・」


そしてセイリュウは供物を祭壇の上に置く。


セイリュウ(供物を置いた・・・ついに神様に会える・・・!)


そしてその“神様”は姿を現した。その正体にセイリュウは・・・


セイリュウ「うわあああああー・・・!!!」


そのセイリュウの叫び声をスザクは聞こえた。スザクは何か不穏を感じる。


スザク「セイリュウの声・・・一体何が・・・(御神木のところに走る」
空「待って!」


スザクは御神木のところに走り、ようやくたどり着く!


スザク「セイリュウ!?・・・!!?」


その“神様”の正体は・・・






伝説のポケモンで鎖に繋がれたマギアナだった・・・!

“神様”の正体(その3) ( No.642 )
日時: 2016/08/22 17:57
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

マギアナ「私の可愛い格闘家達・・・私のために生気をおくれ・・・」
セイリュウ(これが神様・・・?動けない、どうして・・・)
マギアナ「髪をおくれ・・・銀の光を取り戻すまで・・・目をおくれ・・・ここはまだ仄暗い・・・」
空「セイリュウ!スザク君!」


すると、空達が御神木にやってきた!これにスザクは気付く。


スザク「来てはなりません!空さん、ビャッコ、勇飛さん、王ドラさん!」
マギアナ「ははは、痴れ者!!」


すると、マギアナが光ると、二人の僧侶は消えた。


セイリュウ(え・・・?)


その袈裟から人が現る。そう、それは・・・


餓鬼爺「あ・・・ああ・・・あ・・・ああ・・・」
セイリュウ(餓鬼爺!!?僧侶が餓鬼爺になるなんて・・・じゃあ、迷いの森の餓鬼爺はみな、人身御供になった格闘家の成れの果て・・・!?ダメだ!考えては行けない!信じる心が曇れば儀式は失敗する!)


セイリュウはマギアナの前に近づく。セイリュウは言う。


セイリュウ「お・・・俺が人身御供のセイリュウです。どうか、アシアワールドにご加護を・・・」
マギアナ「わかっている・・・生気をくれたら何もしないよ。私の大切な生簀だからね」
セイリュウ(生簀・・・村が・・・)
マギアナ「さぁ・・・」
セイリュウ(空・・・俺は人身御供になるんだ・・・神様を信じてるんだ・・・)


すると・・・






空「セイリュウーーーーー!!!」
セイリュウ「!」






空「セイリュウ!もう人を不幸に生ませるこの儀式なんかしなくていい!そんなことしたって人の不幸の上に幸せは成り立たない!セイリュウ!セイリュウ!!」


すると、セイリュウはあることを思い出した。それは空との出来事・・・


空『セイリュウって超強そうだね。助けなんかいらないくらい』
セイリュウ『は?俺だって助けが必要な時がある』
空『じゃあ、約束するよ。セイリュウにもし助けが必要ならーーー』


その思い出にセイリュウは涙する。


空『セイリュウにもし助けが必要なら』






空『私がセイリュウの名前を呼ぶから』






空「セイリュウ!」


そしてセイリュウはその場から走る!そして彼は空のところにたどり着き、彼女は言う。


空「おかえり!」
セイリュウ「・・・ただいま」


その様子にマギアナは怒りで声を荒らげる。


マギアナ「おのれ・・・天川空アアアアアー!!!許さんぞォォォォォー!!!」
王ドラ「ということでマギアナの正気を取り戻させますか!」
勇飛「・・・そうだな」
ビャッコ「うん!」
スザク「はい!(涙をぐっ」
空「あの鎖から解放するよ!」
セイリュウ「ああ!」


そして最終決戦が始まる・・・!






続く・・・!






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