二次創作小説(映像)※倉庫ログ

オーディションと猫目の女の子(その1) ( No.710 )
日時: 2016/09/05 23:20
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回はオーディションとberyy再来!動画制作と土日のバイト、何とか頑張ってまーす。ロボボプラネット今更ながら買いました!めっちゃ面白いです!






紅葉「お前ら!どうしてメロディーがそうぷつぷつと切るんだ!もっとアイオーンのイメージ通りに滑らかにしろ!」
桜都(アイオーン)「・・・;(紅葉は知らんみたいだな・・・;」
紅葉「できるまでやるぞ」
吟遊月華「はい!!!」


グリムライブの二日前。まだシグレとナルカミやエニシは仲違いしていた。その昨日、アイオーンはシンガンのリハーサルの時に財布を忘れていたところをダル太夫に会った。


ダル太夫『どうしたでありんすか?アイオーン』
アイオーン『お師匠殿。財布を控え室に忘れてな・・・鍵を借りようと思って』
ダル太夫『そうでありんすか。シンガンは403室でありんすな。行くでありんす』
アイオーン『ヴッ!!?』


ダル太夫はダルマの中に入って移動しながら共にいるアイオーンに聞く。


ダル太夫『ーーーアイオーンは、吟遊月華のプロデューサーは楽しいでありんすか?』
アイオーン『ヴ、ヴッ』
ダル太夫『よかったでありんす。実はシグレに優しすぎだとメイプル社長からお叱りを受けているでありんす。今シグレとナルカミの兄弟は喧嘩してるでありんすから・・・』
アイオーン『ああ。・・・。お師匠殿は本当にシグレを認めてるのか?』
ダル太夫『!まさかお主の実家があちきに金渡したと思っているでありんすか?』
アイオーン『い、いや、そういうわけでは・・・』
ダル太夫『ダメでありんすよ、お主らの場合、実力で勝負するしかないでありんす』
アイオーン『あ、ああ・・・(掴めんな・・・』


すると、ダル太夫がシンガンの控え室である403室のドアを開ける。


ダル太夫『開けたでありんす』
アイオーン『か、感謝する(その控え室に入って自身の財布を見つける)よかった・・・あったぞ。感謝する』
ダル太夫『どういたしましてでありんす』


ダル太夫が鍵を閉める中、アイオーンは聞く。


アイオーン『・・・お師匠殿は、どうして東洋のバンドを作ろうと思ったのだ?』
ダル太夫『!う〜ん・・・若い時に伝説の雅楽師グループバンドの演奏を見て感動したからでありんす』
アイオーン『あ、ヤマトが幼い時に見て感動した「蛇神響都」だな』
ダル太夫『それでありんす。その時の和太鼓ドラマーはあちきに和太鼓の手解きを教えてくれたでありんす』
アイオーン『そうだったのか。それで徒然を結成したのか?』
ダル太夫『いや、同じ理想を掲げた仲間が昔いてバンドを結成したでありんすが・・・結局、選んだのは徒然でありんす』


そしてダル太夫に見送られながらもアイオーンは言う。


アイオーン『お師匠殿、礼を言う』
ダル太夫『気をつけて帰るでありんす』
アイオーン『ヴッ』
ダル太夫『アイオーン』
アイオーン『ヴッ?』


するとダル太夫は言う。


ダル太夫『あちき、本気で思っているでありんす』






ダル太夫『シグレの努力なら天才のナルカミを超えられる、って』






アイオーン『あ・・・この神、頑張る・・・!』
ダル太夫『・・・でありんす』






桜都(アイオーン)(・・・とは言ったものの・・・やっぱり、オーディションしかない・・・)


あれからナルカミとシグレは一言も話していない。その練習が終わった後、アイオーンは部屋からある音が聞こえる。エニシの羯鼓だ。


桜都(アイオーン)(この曲・・・吟遊月華の新曲、「凛名華」・・・グリムライブには徒然も出る。・・・ということは・・・)


ぽんっ


桜都(アイオーン)「!?」
ヘド「しーっ・・・」
桜都(アイオーン)「あ・・・ヘド・・・」
ヘド「見たな?」
桜都(アイオーン)「あ・・・すまない・・・」
ヘド「はははっ、冗談だよ!」


アイオーンは座りながらヘドに聞く。


桜都(アイオーン)「あの、やっぱりエニシは・・・」
ヘド「うーん、諦められねえみてえだな」
桜都(アイオーン)「・・・」
ヘド「大丈夫だ。結局お師匠さんはシグレの努力を認めてるから」
桜都(アイオーン)「!」
ヘド「エニシだって分かってるって、努力に勝る天才はなしだって。あいつはな、ただ納得したいだけなんだ」
桜都(アイオーン)「納得・・・か」
ヘド「そう」
桜都(アイオーン)「ヘドはエニシの味方なのか?」
ヘド「んー、俺は誰の味方でもねえよ。先輩バンドのリーダーが私的な意見を述べるのは好ましくないだろ」
桜都(アイオーン)「ここだけでいいから話してくれ。ヘドの「私的な意見」」
ヘド「内緒にできるか?」
桜都(アイオーン)「で、できるだけ」
ヘド「ふふ、正直だな。じゃあ、言うが」






ヘド「ものすごくどうでもいいぜ。あんな私情での兄弟喧嘩、俺が仲裁するメリットはねえ」






ヘドはそう言い放つと立ち上がる。彼はアイオーンに向かって言う。


ヘド「アイオーンは?」
桜都(アイオーン)「ヴッ・・・」
ヘド「私的な意見。初めて会った時からずっとオドオドしてたし。それでも毎日シンガンのバンド練習もサボらないで吟遊月華の演奏のチェックをやってただろ。なあ、アイオーン」






ヘド「今回のグリムライブがラストプロデューサーだが、今どういう気持ちでいるんだ?」






桜都(アイオーン)「俺は・・・」


アイオーンはその気持ちを抑え込むか抑え込まないかのようにズボンの裾を掴む。この様子にヘドはくるっと回る。


ヘド「・・・。まあ、いいや」
桜都(アイオーン)「あ・・・」
ヘド「最後のプロデュース、頑張れよ」


ヘドはそう言いながらエニシのところに向かう。一方、BRRに帰っていたアイオーンはヘドに図星を突かれたことに悩む。


アイオーン(・・・俺、は・・・)


クロウ&シアン「・・・」


一方、あいりとあおいはグリムライブに出かける準備をしていた。すると、あおいはインターホンの音に気付く。


あおい「インターホンですから、僕が出ます」
あいり「はいですわ」
あおい「はーい・・・(ガチャ」
???「毎度お届けに上がりましたにゃ。宅配便ですにゃ」


その宅配便の荷物を持った少女はニヤリと笑っていた・・・。






そしてグリムライブ当日。控え室にいたバンドやアイドル組はライブの準備をしていたりしていた。・・・一部を除いては。


ツースト「OTL」
ロム「おい、ツーストはどうしたんだ?」
ウーノ「なんでも猫耳のカチューシャをかぶったあいりから突然別れるって言い出して・・・;」
クロウ「やーい、振られてやんの」
エニシ「・・・お師匠様」
ダル太夫「エニシ、何でありんす?」






エニシ「シグレと俺のどっちが上手いか確かめてほしいんです」






ざわっ


ダル太夫「でありんすが、先輩の許可が取らないと・・・」
ユーリ「私達はツーストを慰めなきゃならないからそれくらい構わない」
ダル太夫「・・・分かったでありんす。これよりオーディションを開催するでありんす」
エニシ「・・・ああ」


シグレとエニシはそれぞれの楽器で凛名華のパートを奏でる。エニシは高度な演奏を披露するもさらにたゆまぬ努力を重ねて澄んだ音になったシグレを下回っていた。


ナルカミ「・・・!!」
ダル太夫「ーーーそこまででありんす。エニシ、お主がプロの自覚はないでありんすか?」
エニシ「・・・」


すると、エニシは涙ながらに答える。


エニシ「自覚します。ーーー自覚しないといけません。シグレは今まで以上に頑張って上手くなって自覚してきたプロの自覚をさらに育むべきだと思う」
シグレ「・・・はい」
アイオーン(エニシ、シグレ・・・)


ようやく反省したナルカミは謝りの代わりにシグレの頭を撫でた。ナルカミとシグレの兄弟が仲直りした後、一方、ツーストは猫耳のカチューシャを被ったあいりのことで泣いていた。ヤイバは慰める。


ヤイバ「たかがレジェンド・オブ・猫耳のカチューシャを被っておかしくなったかもしれんし「その通りだ」
フォース「!!クロード、アルルちゃん、シェゾ、ルルーちゃん、ギガディス!(彼ら五人は猫耳カチューシャを被っていない」
シェゾ「うちの猫耳のカチューシャを被ったバカ魔王は知らないか?」
カナカ「知ら・・・へん」
ユズ「そういや、アイオーンさんとシグレ君は!?」
ギガディス「えっ!!?それ、まずいぞ!!」


一方、アイオーンとシグレは庭園で話していた。アイオーンは言う。


アイオーン「・・・シグレ、いい演奏だった。今までよりも最高にな」
シグレ「・・・アイオーン」
???「レディース・アーンド・ジェントルメーン!」
アイオーン&シグレ「!!?」


すると、猫耳のカチューシャにかなり派手なホスト風のサタンが現れた!






今回は騒動の予感!

オーディションと猫目の女の子(その2) ( No.711 )
日時: 2016/09/05 23:24
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

アイオーン「サッ・・・サタン!!?」
サタン「ノンノン♪これからはベリーサタンと呼んでくれ。アイオーン、お前には私の城に来てもらうよ」
アイオーン「ダッ、ダメだ・・・!お客さんが来ているのに・・・」
ベリーサタン「お前達のお客さんはみな猫耳のカチューシャを被って来なくなったから心配いらんよ。さっ、行こうか」
アイオーン「たっ・・・助けてぇぇぇぇぇー!!!(サタンに連れ去られる」
シグレ「アイオーン!!」


すると、ガサゴソと音がした。その正体は・・・


王ドラ「遅かったですか・・・!」
シグレ「ドラケロ防衛隊!」






アイオーンさん、気をつけて下さい、ナルカミさんとシグレさんが仲直りした後にberryの魔の手が来ます






一方、サタン城では猫の女の子がアイオーンのホーリーアークを奪っていた。


???「ふーん・・・稀代のギターセンスとと作曲センスと未来予知を持った者かにゃ・・・」
アイオーン「返せ俺のホーリーアーク!お前達は誰だ!?」
???「あたしはミケ。berryのギターボーカルにゃ。こっちはミケと同じギターボーカルのアリエス」
アリエス「よ、よろしくお願いします」
ミケ「こっちはベースボーカルのアスリ」
アスリ「よろしく」
ミケ「最後はドラムボーカルのレッカ」
レッカ「よろしくじゃ」←広島弁
アイオーン「えっ・・・berryって・・・(第二のプラズマジカーーーーー!!?」
ミケ「ミケ達の目的は・・・アイオーン様、あなたをミケ達のプロデュースすることにゃ!」
アイオーン「!?」
ミケ「本来はアイオーン様がミケ達のプロデュースをするはずだったにゃ。でも、アイオーン様はシンガンをやめにゃい挙句、吟遊月華のプロデュースをしたにゃ!そんな周りの奴らが憎たらしいにゃ!」
アイオーン「そんなの逆恨みではないかっ」
ミケ「うるさいにゃ!そんなミケ達の音楽センスに惹かれてある日メイプル社長の妹であるリップル社長がスカウトしてきたにゃ・・・」






リップル「私の術をかけた猫耳のカチューシャで他アイドルのファン達をberryファンにしなさい。そうすれば、アイオーン様をberryファンを使ってさらってあげるますわ」






アイオーン「そん・・・な・・・」


一方、王ドラ達の怪我の理由はリップル社長の妨害があったからだ。王ドラは言う。


王ドラ「メイプル社長に頼んで通信を繋いでみたところリップル社長に邪魔されて・・・それで向かおうとしたらリップル社長の妨害があったんです」
シグレ「ど、どうするんだ・・・!?」
ドラえもん「ぼく達の親友テレカで被害に遭った芸能人組を呼び寄せるけど・・・シグレ君、キミの力が必要だよ」
シグレ「!」


すると、シグレは龍笛で演奏する!そしてドラえもんズは親友テレカを発動する!


ドラえもんズ「我ら、ザ☆ドラえもんズ!!!」


すると、親友テレカの光とシグレの龍笛の音色が合わさって控え室にいた一同全員もこれに気付く。一方、アイオーンはberryの勝手すぎるやり方を非難する。


アイオーン「酷いぞ!こんなことしたって愚民共が幸せになるわけが・・・!」
ミケ「そんにゃこと言ってられるのも今のうちにゃ。リップル社長の術をかけたこのカチューシャを付ければ、アイオーン様だってミケ達のプロデュースをしてくれるにゃ。さぁ、観念するにゃ」


すると、アイオーンの前に子猫達がアイオーンの妨害で現れる。これにアイオーンは震えていた・・・。


アイオーン(誰かーーーーー!!!)


クロウ「みんな!アイオーンを助けに行くぞ!」
全員「おう!!!」


一方、ファンが被害に遭った芸能人組と他の無事だった人達はアイオーンを助けるためにサタン城に向かっていた・・・!






続く・・・!






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