二次創作小説(映像)※倉庫ログ

ラルゴとエチュードと桃ヶ丘 後編 その1 ( No.83 )
日時: 2016/03/27 00:01
名前: 桜 (ID: AZCgnTB7)

後編です!食糧を全部取り返したR☆Sオケとcantabileの運命は・・・!?久しぶりに第9話の動画を投稿しました!






峰「大漁、大漁!」


若葉「・・・(小さくなった食糧と一緒に入ってる峰の風呂敷に紛れ込んでいる」


そして桃ヶ丘音大に帰った取り返し隊は他のR☆Sオケメンバーやターニャを加えて小さくなった食糧を見る。そしてのだめはうちでのトンカチを振る!


のだめ「大きくなれー!」


すると、食糧が元の大きさに戻った!その食糧のそばで座り込んでいた人物に全員は驚く!


全員「成宮の娘の・・・若葉!」
若葉「いたた・・・;!ドロボー!!警察に訴えてやるわよー!!」
峰「悪いけどな、お前の父ちゃんがドロボー何だ。俺達は奪われたものを奪い返しただけだよ」
若葉「この無礼者!お父様に言いつけてやるわよ!?」
峰「ムッ。お前は可愛く幼いけどな、近寄ったら捕まえられるな;おい、ゼオ!食糧の一部をこのお転婆嬢ちゃんに譲ってやれ!」
ゼオ「いいぞ」
清良「じゃあ、その食糧をちゃんと街の人達に分け与えて、それからバーベキューしましょ!」
ゼオ&ププル「?」←前もやったが、1回も焼いたことはない
クルミ(クルーク)「いいですね!場所は?」
千秋「俺がこの大学の理事長に頼めば一発だね」
峰「校庭を借りられたら、俺、バーベキューセット持ってくるよ!」


そして大量の食糧を街の人達に分け与えた後に理事長の桃平美奈子に許可が下り、R☆Sオケとcantabileと学生達と職員達は盛大にバーベキューを開いた!バーベキューで焼いたことはないゼオとププルに千秋が教える。


千秋「そうそう、そんな感じ・・・何だ、ちゃんとできてるね」
ププル「エヘヘ〜」
ゼオ「・・・おい」
千秋「?」
ゼオ「ずっと思ってたが、何でかしこまってんだ?」
千秋「いや、有名な人と必要以上に仲良くしたら行けないと・・・」
ゼオ「仲良くなってんじゃん。俺達がパシってるみたいでやだだから、かしこまるのは禁止な」
千秋「うん!」
ゼオ「・・・」
千秋「あっ、ああ!」
ゼオ「ふ(小さく笑う)すげーベタなボケ」
千秋「は!?」


のだめ「美味しいデスー!もっと焼いて下サーイ!」
ターニャ「なかなか行けるじゃない。あなた、肉焼くの上手いわね」
クルミ(クルーク)「それほどでもないです(あやクルに教えてもらったからなー」


黒木「野菜もなかなか行けるね」
菊池「それにしても、ずっと思うけど、クルミちゃんとププルちゃん、可愛いなーv今度、デートでも誘おうかなv」
沙悟浄「おい、菊池君!有名な人に手を出したら、お前、お尋ね者だぞ!?」


萌「美味しい〜!」
薫「やっぱり、スタミナならこれね」
清良「そういえば、萌ちゃん、木村君(沙悟浄の名字(沙悟浄は峰のあだ名)に着せる服はどう?」
萌「バッチリよ!明日、着せちゃうんだから!」←沙悟浄に片思い中
真澄(これは既に恋ね;)


江藤「あんたのところとうちのところの野田(のだめの名字。本名野田恵(「のだめ」ぐみ))と千秋、なかなか達者なことをやりおったな」
谷岡「特に野田君はなかなか大したものですよ」


こんな風にバーベキューを楽しんでいた。すると、千秋は少しの食糧のそばに座る若葉を見て誘う。


千秋「おーい、若葉ちゃん。キミもバーベキュー、食べないかい?」
若葉「いや!そんな野蛮なもの、鯛と比べてみたらまだましだわ!」
千秋「・・・そういえば、鯛、最近あんまり食べてないな。峰、食糧庫のところに鯛はなかったか?」
峰「成宮の奴らが食べたんじゃねえの?」
若葉「とにかく!そんなばっちぃ」


※ここからはエコー


若葉「ばっちぃ!」


若葉「ばっちぃ!」


若葉「ものは食べない!あっ!」
千秋「ムッカ〜・・・こんな美味しいもの、食べたことないなんて何考えてんだよ成宮は。はぐっ」
大半のR☆Sメンバー全員「ムッカ〜・・・」
黒木「(まずい!)そっ、そういえば、まだオケの練習がまだだったね!バーベキューが終わったら、練習しない?」
清良「いいわね、それ!ゼオ君もププルちゃんも参加する?」
ゼオ「いいのか?」
ププル「そっか、オケにピアノはないもんね;」
菊池「いいよ!おいでおいで」


そしてオケ練。ゼオとププルは今日の練習に参加し、R☆Sオケの一部が「つか、すげー;」「本物のゼオ・ウィグルゥとププル;」「俺、よくDVDで見たよ〜;」と騒ぐ中、ゼオが言う。


ゼオ「ベートーベンの交響曲第7番か。初めてだな。公演は従来と同じようにやるのか?」
千秋「いや、多少変えていく」
ゼオ「そうか、楽しみだ。始めろ!」
千秋(ゼオとププルの実力を見るために今日の練習に入ってもらったけど、これは幸運(ラッキー)なことだろう)


のだめ「大丈夫デスか?」
クルミ(クルーク)「ええ。ゼオさんとププルさんの演奏、すごいんですから!」
ターニャ「へー」
若葉(何で私まで・・・(ブスッ)


BGM:R☆Sオケ版ベートーベンの交響曲第7番


千秋を含め実力派の人達はゼオとププルの演奏の完成度の高さに驚く。


千秋(IPで優勝した期待の演奏家とーーー。音が・・・二人ともに「cantabile」の音がするーーー)
のだめ「しゅごい・・・」
クルミ(クルーク)「♪」
若葉(う、わぁーーー・・・若い人なのにあんなにできるの・・・。すごい。みんなの音が塊みたいにぶつかってくる。オーケストラ、めちゃくちゃカッコいいーーー・・・!)


千秋は直したいところを指示しながら演奏家は素直に従っていた。


千秋「第一主題、もう少し軽く・・・スタッカート気味に!フルート、もう少し抑えて速く!違う!そこはほんのちょっと遅い!あー・・・そうじゃなくて!」
ゼオ「こういう表現の時は少しアレグロ・モデラートみたいな感じで吹くんだ。その方が盛り上がりがいいだろう?だから、ここのは少し重く表現しよう」
千秋(“こういう表現の時は”って・・・俺が表現したいことを清良の師匠と同じようにすぐに解るのか)
ゼオ「ここはどうしてファンファーレみたいなの繋げた?」
千秋「そこは・・・ppからffに導くためを重視して・・・」
ゼオ「そうだな。それも大事なことだが、ここはもっとだんだんとはっきりさせた方がいいぞ。弦と管の対比の目覚ましさを重視して弱く強く表したらどうだ?」
千秋「ああ・・・そうだな、できれば」
ゼオ「それぐらいできるよなー、お前ら!」
ププル「うん!」
弦メンバー全員&管メンバー全員「はい!大丈夫です!」
ゼオ「オーボエに弦!ここがお前らの持ち場の一つだ!オーボエは他の管に負けないようにしっかり吹け!」
黒木「うん!」
オーボエメンバー全員「はい!」
峰(すげぇ・・・「あの」千秋を子供扱い・・・小さくてまだ少年なのに・・・)
高橋(・・・ふぅん。チビだし美形だからって好みじゃないけど、あのフルーティスト、なかなかやるじゃん!)


若葉(この音、何だろう?綺麗で華が出て歌ってるみたいなーーー・・・)


若葉はオーボエメンバー、特に黒木のオーボエを「美しい」と感じながらしっかりと見て聞く。そして練習が成功したことで早く終わり、黒木が若葉に聞く。


黒木「オーボエ、好きなの?」
若葉「えっ?」
黒木「さっき、ずっとガン見してたでしょ?お嬢様にも興味を持ってるんだね」
若葉「えっ、何で・・・そりゃあ、オーボエや音楽に興味はないことは・・・ないけど・・・」
黒木「それは良かった」


すると、黒木は自分の楽器とは違うオーボエを若葉に見せる。そして言う。


黒木「これ、良かったら吹いてみるかい?」
若葉「えっ!?いいの?」
黒木「うん。あっ、ちゃんと手入れとかリード作りはしてあるから安心して」
若葉「・・・」


すると、若葉はオーボエで吹く。すると、綺麗な音が出た!


若葉「出た!」
黒木「若葉ちゃん、すごいね!ボクでもすぐに吹けなかったのに。これはボクよりも上手くなるね(若葉の頭を撫でる」
若葉「!(褒められたのも頭を撫でられたのも・・・初めてだわ」


そんな二人のやりとりを見て、クルミはターニャに聞く。


クルミ(クルーク)「ターニャさん、あの子にやきもちを妬いたりしませんか?」
ターニャ「あんな可愛い幼女にやきもち何か妬いたりしないわよ。若葉ちゃん、案外普通の子じゃない」
千秋「憎まれ口叩くけど・・・そうだな」
峰「誰だよ近寄ったら捕まるって言った奴!」
沙悟浄「サル(沙悟浄が呼ぶ峰のあだ名)だろ!!」


若葉は黒木に基本的なことを教わり、少しずつ上達してR☆Sオケやcantabileに心を開いた。そしてその日の夕方になると、黒木はそのオーボエと買ってきた教本と練習曲集を若葉に渡す。






コラボ後編

ラルゴとエチュードと桃ヶ丘 後編 その2 ( No.84 )
日時: 2016/03/27 00:07
名前: 桜 (ID: AZCgnTB7)

若葉「えっ?いいの?」
黒木「うん。ボクじゃ機嫌が悪くなるから。キミはオーボエの才能があるよ」
若葉「で、でも・・・」
黒木「大丈夫。千秋君もそう信じてるって」
千秋「だから、黒木君、それは言わないって・・・!」
ゼオ「諦めろ」


若葉はそのオーボエを持った瞬間、すごいいい顔をした。若葉は言う。


若葉「あの・・・」
黒木「?」
若葉「今日、褒められたのも頭を撫でられたのも誰かにプレゼントされたのも初めてだったから・・・だから・・・嬉しい!」


若葉は綺麗な音をオーボエで鳴らす。すると、若葉は眠り落ちた!これに一同はびっくりする。


ププル「若葉ちゃん!・・・寝てるよ」
のだめ「きっと、初めてのことだらけで嬉しかったから、疲れて眠っちゃったんデスね〜」
千秋「そうだな」
沙悟浄「サルー!!!」


すると、沙悟浄が息を切らしながら一同のところに来た。峰は聞く。


峰「沙悟浄、どうした!?」
沙悟浄「大変だ!食糧奪い返したの成宮にバレたぞ!」
全員「ええーっ!!?」






成宮夫妻(°Д°)


成宮夫妻の目の前にはすっからかんとなった食糧庫。成宮は(°Д°)となりながらSP1のところに振り向く。


成宮「若葉は!!?」
SP1「はっ。詳しくは分かりませんが、不思議な道具を使う奴らに連れ去られたもようです」


その夜。命の危機を感じた一同は桃ヶ丘音大に泊まった。大半が眠る中、cantabileは目を開きながら何かを感じ取っていた・・・。






そしてその翌日の明朝。cantabileはタケコプターで飛びながら何かを見つけていた。


ゼオ「・・・来た」
ププル「うん!」
クルミ(クルーク)「来たね!」


地上には馬を乗りながら向かう成宮とSP達だった・・・。それを彼らから伝えられたR☆Sオケやターニャやのだめ、若葉は驚く。


クルミ(クルーク)「いつかは戦うと思いました」
ププル「この桃ヶ丘のためにもね!」
若葉「ちょっと待って!私のお父様よ!?」
沙悟浄「うるさい!キミはいい子だが、キミの父さんのおかげで僕達は苦しんで来たんだ!」
峰「行くぞ」
若葉「待って!」


トンッ


若葉「きゃっ!」
ププル「若葉ちゃん!」
黒木(若葉ちゃん・・・ごめん)
千秋「行くぞ!」
男子組全員「おう!」
若葉「やめてー!!」
ププル「R☆Sオケの女子のみんな、のだめさん、ターニャさんは若葉ちゃんと一緒にここにいてあげて!」
のだめ「はい!」


一方、成宮とそのSP達は馬に乗って桃ヶ丘音大に向かっていた。すると、成宮はあるものを見つける!


成宮「・・・?」


成宮はあるもの、帽子を被った侍の格好をした人物を見る。


成宮「姿を見せろ!」


そして成宮は帽子を外す!






ロボごろ太「プリリンごろ太!プリごろ太ー!」
成宮&SP全員「!!!!?」






何と、正体はプリごろ太の主人公のロボットでした。全員が驚く中、峰がショックガンで撃つ!


SP1&SP2&SP3「ぎゃっ!!!」
峰「お前ら、手品道具でやっちまえー!!!」
大半の男子組全員「おう!!」


峰達とcantabileがショックガンで攻撃する中、成宮は小さい傷を残したまま憤慨する。


成宮「ふんちょこざいな〜!!!」


ドドドドド


成宮「!!?」


すると、走って来たのはひみつ道具「豊作くん」に乗った千秋と黒木だった!


千秋「オラオラー!!!金しかないくせに嫌がらせしてんじゃねー!!!」
黒木「報い、しっかり受けてもらうよ!」
成宮「ぎゃああああああー!!!」
峰「千秋、くろきん(黒木のあだ名の一つ)、やっちまえー!!!」


「ぎゃああああああー!!!」


若葉「!(叫び声がした方に行く」
ターニャ「若葉ちゃん!!」


若葉が行く中、千秋と黒木を乗せた豊作くんは成宮を追っていた!


千秋「とどめだー!!!」
若葉「やめてー!!!(豊作くんの前に飛び出す」
黒木「若葉ちゃん!千秋君、やめて!」
千秋「えっ!?」


すると、止まり、お互いの頭を頭突いてしまった!不幸にも雨アラレのボタンを押してしまう!そして豊作くんは桃ヶ丘の橋の下の地面に落ち、千秋と黒木は落ちたものの、意識を失っただけだが、若葉は桃ヶ丘音大周辺に降っている雨の中、二人を見る。


若葉「・・・」


若葉は昨日起きた出来事を思い出した。初めて一人で出かけたこと、初めてオーボエやオーケストラや音楽に興味を持ったこと、初めてオケの練習を見たこと、初めて学校以外で黒木に教わったこと、初めて褒められたこと、初めて誰かにプレゼントされたこと・・・。その初めてだらけの出来事が彼女にある決意をした!


若葉「・・・!」






一方、桃ヶ丘音大の校庭では成宮達がR☆Sオケやcantabile、のだめやターニャを追い詰めていた。


成宮「撃てー!!」
SP全員「はっ!」
一同全員「・・・;」


すると・・・


ドドドドド


全員「!!?」


すると、現れて来たのは豊作くんに乗った若葉だった!


成宮「若葉、よくやった!こいつら、やってしまえ!」
一同全員「・・・!!」


命の危機を感じる中、若葉を乗せた豊作くんは成宮・・・ではなく、一同全員の後ろに立った。これに成宮は泣いている若葉に戸惑う。


ププル「若葉ちゃん!?」
成宮「若葉!?」
若葉「・・・っ、お父様、もうやめて!このまま帰ってー!!(豊作くんを動かす」
SP全員「うわー!!!(逃走」
成宮「若葉!やめなさい!若葉!」
若葉「ひっく・・・ひっく・・・」


すると、濁流の水が流れた!一同全員は銅像の上に避難した。


成宮「うわー!!」


成宮は流されそうになるが、若葉が豊作くんで担いだことにより難を逃れる。一方、晴れている空ではcantabileを探している人物がいた。王ドラだ。


王ドラ「もー、cantabileってば;激怒してるシェゾさんとメタちゃんに言われて探しに来ましたよ!子分のヤクザの桃ヶ丘の組長の情報によるとここにいるって聞きましたけど・・・ん?何ですか、あの雨雲?まさか・・・;(見当が付いた」


王ドラ、残念ながらキミの予感は当たってるよ;一方、cantabileは何とかこの大雨を止める方法を頭の中で探していた。そして思いついた時、cantabileは空をタケコプターで飛んであるひみつ道具を出す!


cantabile「晴れ晴れコートー!」


そしてcantabileは雨雲の上に行き、その雨雲を吸い出す!その異常気象が起きたため、桃ヶ丘の人達や遊びに来た人達は大騒ぎし、一目散に郊外へ避難した。そして豊作くんに乗った若葉と担がれた成宮は濁流に流され、降りられた若葉と成宮は郊外の谷底の上で今にも落としそうな倒れた木の上にしがみつき、豊作くんも濁流に流され谷底に落ちて行った・・・。

ラルゴとエチュードと桃ヶ丘 後編 その3 ( No.85 )
日時: 2016/03/27 00:11
名前: 桜 (ID: AZCgnTB7)

千秋「良かった・・・!俺達、生きてる・・・!(感涙」
若葉「助けてーーーーーー!!!」
黒木「!!若葉ちゃん!」
ゼオ「千秋ー!黒木ー!こっちー!」


一方、大半の一同は郊外で倒れている木の谷底の上に若葉と成宮がいることに驚く!木は少しずつ谷底に動き、若葉と成宮は落ちないように倒れている木を上る。これにタケコプターで飛んでいる王ドラは驚く!


王ドラ「大変です!(ひみつ道具を出そうとする」
黒木「若葉ちゃーん!」
王ドラ「!」
千秋「待ってろ!今、助けるからな!」
ゼオ「(本当はこの魔法は物を作ることによって魔力を使うことになるが・・・仕方ない!)ダークラルゴ!」


ゼオは魔法でおもちゃの遊具によくある道具を作る(遊具の名前は分かりませんでしたすみませんOTL)!ププルとクルミは声をかける。


ププル「みんなー!ボクとクルミちゃんでおじゃまぷよの大きな大ぷよ作ったから、ここにそこに飛び込んで!」
クルミ(クルーク)「ただし、最後の手段として考えて下さーい!」
ゼオ「分かってる!」
王ドラ「・・・」


王ドラはcantabileなどの力で何とかするだろうと思ったが、四次元袖に突っ込む手を戻そうとしない。木はまた動き、意を決したのだめを始め、一同は木を強く引っ張る!騒ぎに駆けつけた桃ヶ丘の人達はこれを見て、成宮妻も仰天する!


成宮妻「若葉!?」
峰ママ「龍太郎!!あんた、成宮さんから食糧を盗んだって本当!!?」
峰パパ「十和子;(峰ママの本名」
峰「かっ、母ちゃん!?親父!?」
峰ママ「帰ったら、後で酷いからね!?」
峰「母ちゃん、勘弁!!って、それどころじゃねーんだよ!!」
峰ママ&峰パパ「!?」


千秋ママ「真一!!」
俊彦&由衣子「真兄!!」


のだめママ「恵!!」
佳孝「姉ちゃん!!」


マキ&怜奈「のだめ!!」


江藤「野田!!千秋!!」
谷岡「野田君!!千秋君!!」


彩子「真一!!」
菅沼「千秋君!!」
多恵子「やっちゃん!!(黒木のこと&この子は黒木の従姉妹」


峰「みんなボケッと見てないで助けてやってくれー!!!」


八百屋の主人「ふざけんな!!俺達を苦しめた罰だ!!」
魚屋の主人「そうだそうだ!!」
成宮妻(°Д°`;)(;´°Д°)オロオロ


すると、木がまた動き、これに意を決した峰ママと峰パパも木を引っ張る!


峰「母ちゃん!親父!」
峰ママ「後で酷いからね!?」
峰「あっ、ああ!」


一同の関係者全員も続いて木を引っ張る!そして他の桃ヶ丘の人達も木を引っ張り、これに成宮妻は安堵し、王ドラも四次元袖から手を離した。そしてロープはようやく谷底の上の木に縛り、黒木は言う。


黒木「若葉ちゃん!それに掴まって!」
若葉「・・・(遊具に手を伸ばそうとするが、離す)怖いよ・・・!」


ぐぐ・・・(木がまた動く音)


若葉&成宮「!!」
八百屋の主人「ダメだこれは間に合わねえ!!」
のだめ「ああっ!!」






千秋&黒木「掴まれーーーーーー!!!(遊具を使ってロープの下を揺らしながら速く動かす」
ゼオ「おいコラ!!それ、俺の魔力ーーーーーーーー!!!(同じく速く動かす」






千秋と黒木の言葉を聞いた若葉と成宮は落ちそうになる木の上を走り、黒木と千秋とゼオのところに掴む!そして受け身でププルとクルミが作った大きなおじゃま大ぷよの上で着地した・・・!


桃ヶ丘の人達全員「やったぁぁぁぁぁー!!!(二人が救出されたことに歓喜」
王ドラ「・・・クス(安堵」


ゼオ「良かった・・・!魔力失われなくて・・・!」


安堵をしたゼオと駆け寄るププルとクルミをよそに黒木は若葉の顔を覗き込みながら呼ぶ。


黒木「若葉ちゃん」
若葉「・・・!・・・う「うわあああああー!!!」!?」
成宮「怖いー!!!うわあああああー!!!」


若葉は成宮の号泣に驚いて思わず泣くのを止めた。黒木と千秋もびっくりする中、ププルとクルミが励ます。


ププル「でも、ゼオ、魔力はシェゾさん並だったよ!」
クルミ(クルーク)「きっと、そのうちシェゾに勝てるって!」
ゼオ「ホントか!?あー、ツーストやシェゾさん、クリオラ達にも見せたかったなー!」


すると、ガサゴソとひょこっと出てきた人物がいた。cantabileを探していた王ドラだ。


王ドラ「カンタービレっ。カンタービレっ」
ププル「!王ドラ!」
クルミ(クルーク)「・・・帰るの?」
王ドラ「はい。cantabile、カッコよかったですよ」
ゼオ「・・・」


cantabileと王ドラはタケコプターで元の場所に帰って行った・・・。それをのだめがこっそり見て、涙ながらいつまでもcantabileを見送る。


のだめ「さようならデス・・・cantabile・・・」


ーーーそれ以来、cantabileの姿を見ることはありませんデシタ。成宮夫妻はすっかり反省し、桃ヶ丘音大は買収せず、桃ヶ丘やR☆Sオケに毎月支援金を出すことを約束してくれマシタ。その数分後に千秋センパイはある指揮棒を拾いマシタ。その指揮棒は前に持っていた指揮者が使いこなせず捨てられていたようデス。


千秋「・・・?何だこれは?珍しい指揮棒だな・・・」


この指揮棒を手に入れたのものだめ達の街が救われたのもお天道様が遣わされた三人の正義のてるてるぼうずという名の「cantabile」がもたらした奇跡というプレゼントかもしれマセン。
なので、大雨が降って困った日はてるてるぼうずの他に「cantabileぼうず」の名のてるてるぼうずを作ることが桃ヶ丘のちょっとした恒例となっているようデス・・・。






そしてその日の夕方のスマブラ屋敷。夕刊のチェリーワールド人物では「成宮事件!?盗まれた食糧と桃ヶ丘の人達に救われた命」の記事がメインに乗っていた。これにシェゾはその夕刊を握りしめ、怒りを露にcantabileに正座させていた。


シェゾ「お前らなー・・・(激怒」
cantabile「・・・;」
シェゾ「俺の預かり知らぬのところで何やってたんだよ!!?一歩間違えれば立派な犯罪だぞ!!?」
ゼオ「いやー;でも、結局、警察にお世話になるほどの事件には至らなかったし、これで一件落着ということで」
シェゾ「やかましい!!処分なしだからってお前らのやったことは変わらない!!」
王ドラ「まあまあ;今回は許してやりましょうよ;」
シェゾ「王ドラ、こいつらに甘くねーか!?」
クルミ(クルーク)「そういえば、ププルさんは・・・?」


すると、焼いた肉の匂いがした。バーベキューの肉を焼いているププルだ。


王ドラ「おや!ププルさん、肉焼くの上手ですね」
ププル「へっへーん」
王ドラ「そういえば、最近、あんまりバーベキューはしませんでしたねー・・・今夜はバーベキューにしましょう。悶怒!お金渡しますから、今すぐバーベキューの肉と野菜を買ってくること!」
悶怒「はい!」
シェゾ「何仕切ってんだよお前!!説教、まだ終わってないぞ!?」
ゼオ「わーい!バーベキュー!」


それはとっても長かった、ある三日間の出来事でした。


おしまい






「オリキャラ紹介」


・成宮若葉
成宮財閥の一人娘。両親に構ってもらえず、いつも家政婦が遊び相手だった。一同に連れ込まれた際、当初はR☆Sオケやcantabileを敵視していたが、彼らの生のオケを見たことや黒木にオーボエを教わるうちに心を開いた。成宮財閥の社長である自分の父親が桃ヶ丘に乗り込んで来た際、ひみつ道具「豊作くん」に搭乗して一同を庇った。


・成宮
成宮財閥の社長で若葉の父親。桃ヶ丘音大を買収するべく、ことあるごとに部下を使って桃ヶ丘の人達などに嫌がらせしていた。成宮妻達と知り合いの会社の息子の結婚式に行った隙に今まで徴収した食糧を取り返し隊に奪われた。桃ヶ丘に乗り込んで、千秋と黒木除く一同を追い詰めるが、若葉に止められる。若葉とともに濁流に流され、谷底に落ちそうになるが、桃ヶ丘の人達や遊びに来た人達、cantabileの協力によって救出される。その後、今までの自分の行動を反省し、桃ヶ丘音大は買収せず、桃ヶ丘やR☆Sオケに毎月支援金を出すことを約束した。


・成宮妻
成宮の妻。贅沢で裕福な暮らしをしている。


「後書き」


今回はcantabile×のだめカンタービレのコラボでした。
ちなみにのだめ組は登場するまでネタがあんまり思いつかなかったキャラでした!!
そして登場した時にネタがどんどんできました。やっぱり、やらないと分からないって本当何だな;
では次のお話、「ペールノエルと四勇者編〜戦いは動き出す〜」をお楽しみ下さい!






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