二次創作小説(映像)※倉庫ログ

第7話:モノトーンのエチュード(その1) ( No.857 )
日時: 2016/10/26 17:36
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
参照: http://www.nicovideo.jp/mylist/53300028

今回はクロスの父親に関する話がメイン。カービィ漫画の続編はネタはどんどん膨らませてますが、新しいフルート買って慣れた後に続編を描こうと思います!






一方、その記事を見たデデデは向かいに座っているサンを諭す。


デデデ「・・・サン、そろそろ話してくれないか?クロスに関すること」
サン「・・・アル」


サンはクロスに関することを話す。






〜サンからクロスのお話〜


私はどうやら稀に前世の記憶を持った人間として生まれたアル。そのことを話したけれど伝えるのには幼すぎて誰も私の話を聞こうともしなかったアル。
私は笑顔で外で修行をして自分の部屋で陰で泣く日々が続いたアル。そんな時に風の噂でクロスのことを聞いたアル。
私は今は事故で亡くなった叔父の本でクロスに腹違いの妹がいることを知ったアル。その時に式神界のことを知ってクロスの父親である式神界の長の存在を知ったアル。本で調べていくうちに自分はなんなのか分かるようにもなってきて・・・ちょうどマジカル★4の加入オーディションもあったから、それに受かったらテレビを通じてクロスもトーガさんにも会えると思ったアル。






デデデ「じゃあ、あの時ツーストの親友としてのヤキモチでクロスとシャンソンを引き離そうとしているわけではないゾイ?」
サン「・・・アル」
デデデ「ワシもクロスがプラスにならない、つまりクロスとトーガが会うのは反対ゾイ。だからーーー」


一方、その話を聞いたウラデデデとエスカルゴンが驚きのような顔をしていた。悪巧みでもなく・・・


エスカルゴン「陛下・・・」
ウラデデデ「・・・(何も接触を避けたままプラスになる?そんなことないゾイ。そんなもの・・・」






一方、あいりは月島邸に軟禁されていたが、ようやく圭一郎からスマブラ屋敷に行くことを許可され、ツーストのところに向かう。


あいり(ツースト、いますかしら?)


すると、あいりはツーストを見つけ、あいりは声をかける。


あいり「ツースト!」
ツースト「あ、あいり。もう軟禁は解いたのか?」
あいり「ええ、クロスの父親に関するニュースの方に行ってるからって。クロスの父親、まともに育てられないなら妊娠させるべきではありませんよね!クロスだって・・・」
ツースト「あいり。俺さ・・・」


一方、ルネとイチイはカナカからシャンソンの今の状況を聞く。


カナカ「シャンソンは・・・式神界の知り合いのところに身を寄せとる。チェンも私がユズの親戚に頼んで避難しとる。ユーフさんはうちの母さんと一緒にドイツに避難しとるけど」
ルネ(ナンネル)「よかったぁ〜;」
イチイ「で、シャンソンの父親・・・もといクロスの父親は?」
カナカ「・・・トーガさんは・・・」


ツースト「・・・俺達・・・ちょっと・・・」






ツースト「距離を置かないか?」






カナカ「逃げたんや」






ルネとイチイがカナカの衝撃的な発言に驚く中、あいりもツーストの決意に驚く。ツーストは言う。


ツースト「・・・用はそれだけだ。じゃあな」


ツーストがそう言って立ち去る中、あいりは部屋に入る。その首にかけて行ったツーストからの貝殻のネックレスとシェゾからのペンダントを見る。あいりは思う。


あいり(・・・ツーストが、やっと私そのものを愛してくれて嬉しかった。あの時も、私がアミーの件で傷ついた時に抱きしめてくれたことも覚えてますわ。さっきのは夢?それともあの時が夢?)


あいりの目に涙が溢れた。あいりが泣く中、誰かが声をかける。クロことクロードだ。


クロ(クロード)「あいり殿」
あいり「えっ?」


クロは傷心のあいりを抱きしめる。一方、クルミはゼオとププルとピアニッシモで一ヶ月半後のルートライブでの新曲のセッションをしている中、響のことでボーッとしながら演奏していた。


クルミ(クルーク)(正直に言えばピアノを弾いても勉強しても響のことですっきりしない気がする。その原因は、一体何なんだろう・・・)
ププル「ちょっ、クルミちゃん!楽譜を二枚めくっちゃってる・・・!」
クルミ(クルーク)「えっ!?あっ!(気付く」
ゼオ「何してんだバカ!お前が集中してないなんて珍しいな」
クルミ(クルーク)「ごめん・・・;少し考え事していて・・・;」
ププル「ルートライブのこと?ゼオとサタンさんは大分反省したし、もう気にしなくていいんだよ」
クルミ(クルーク)「・・・うーん、多分・・・響・・・?」
ゼオ「ちょっとそこに座ろうか」
クルミ(クルーク)「まだセッションの途中・・・;」
ププル「セッションは後ででいいの。集中できないほどのことの方が気になるでしょ」


クルミはようやく二人に話す。それは・・・


ゼオ「ウラメタナイトが・・・響の好きな奴?」
クルミ(クルーク)「多分だけど、少なくとも響が頑張る理由はこれだと思う。前にウラメタナイトが気絶した響のことを気にかけて駆け込んだし。それで・・・ボクっ、思わず本人に聞いちゃって、あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛!!!(思い出してた後に大慌て」
ププル「クルミちゃん、落ち着いて!そのこと知ってショックだったんだね」
クルミ(クルーク)「ショックっていうか、モヤモヤっていうか・・・」
ププル「そっかぁ。カービィのことも好きなんだろうけど」






ププル「響のこと好きなんだ」






クルミ(クルーク)「誰が?」
ゼオ「クルミが」
クルミ(クルーク)「誰を?」
ププル「響を」
クルミ(クルーク)(す・・・ッ!!?(錯乱)


一方、あいりはなぜクロに抱きしめられたのか戸惑っていた。あいりは言う。


あいり「クロード・・・?」
クロ(クロード)「ツースト殿は、簡単にあいり殿にアプローチしては突き放す。だが、そのせいであいり殿が傷つくのは黙ってられない。ーーー私は、笑ってるあいり殿がいい。なあ、あいり殿」






クロ(クロード)「私では、ダメか?」






あいり「(それって・・・)クロー・・・ド」


クロが顔をあいりに近づける中、あいりが戸惑っているのを察して離す。


クロ(クロード)「う・そ・だ」
あいり「え、えっ!?」
クロ(クロード)「ツースト殿は距離を置くとは言っても別れるとは言ってない。きっと奴をあそこまで言わせた何かがあったはずだ。距離を置いた方がいい見方に気付くこともできるだろう?」


クロードの言葉にあいりはツーストとの思い出を思い出す。そして意を決した彼女は「ええ」と頷く。


クロ(クロード)「さっ、さっきのお礼に私と口付けを・・・」
あいり「すみませんが、それは無理ですわ」
クロ(クロード)「がくっ;で、ではヴァイオリンの演奏会!私の知り合いが他のチームクロードと貴殿のチケットを取ってくれて、その・・・貴殿が望めばできるが、私は貴殿が望まぬなら口付けも抱きしめたりもしない・・・」
あいり「まあ、大人数で演奏会だけですし、何もしないと誓うなら・・・」
クロ(クロード)「いいのか!」


チームクロードとあいりが演奏会の約束を取り付ける中、一方、クロスは心配している王ドラとタママに例の記事を見させてもらった。これにクロスは意を介さずに言う。






今回は衝撃展開!ツーストファン、ツーあい同盟、ごめんなさいOTL

第7話:モノトーンのエチュード(その2) ( No.858 )
日時: 2016/10/26 22:49
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
参照: http://www.nicovideo.jp/mylist/53300028

クロス「どうせ俗に言うゴシップか何かだろうし、この記事には下世話なものだ。私が気にすることではない」
王ドラ「で、でも、必ずしも嘘とは限りませんし・・・」
クロス「記事とかニュースとかそういうの、正直どうでも良い」
王ドラ「えっ・・・」
クロス「だってな、父は私のことには関係ないと思っているだろう。私が意に介すメリットはない」
王ドラ「メリットって・・・」
クロス「なぜに私が主人であるツーストの命以外に実行せねばならんのだ。ツーストの命ならともかく」
王ドラ「でもーーー・・・!むぐっ!(タママに口を塞がれる」
タママ「そうですね、個人の問題は個人で解決しとけって話ですね!」
クロス「わかったのならば良い。私はこれから鍛錬だから、莫迦(ばか)なことしてないでCOMの仕事しろ」
タママ「はーい」


クロスが行く中、ようやく離してもらった王ドラはタママに怒る。


王ドラ「何するんですか!」
タママ「だって、クロスさん、めちゃくちゃイラついてるのに・・・」


すると、テンとナツが部屋に入る。テンは聞く。


テン「クロス、怒ってたのですか?」
タママ「怒ってたというか・・・クロスさんはツーたん以外に命令されたり頼み事されたりするの嫌がるですぅ」
王ドラ「それって酷くないですか?」
タママ「酷いも何も。あの人は初めからああいう人ですぅ。クロスさんはツーたん命ですから」
ナツ「・・・」


一方、響がスマブラ屋敷の部屋に入る。響はクルミを見つける。


響「あっ、クルミ」
クルミ(クルーク)「!!」
響「なんだよ、人の顔見るなり」
クルミ(クルーク)「別になんでもありませんっ!」
響「いつもよりも声でかいし。こないだも様子、変だった。なんであの後帰ったり避けたりしたの?」
クルミ(クルーク)「ヴッ;それは・・・」
響「気になってた」
クルミ(クルーク)「(心配・・・してくれたんだ)ーーー昨日は、急に指がちょっと痛くなって!」
響「なんだ、指の練習か。腱鞘炎にならないように気をつけてよ」
クルミ(クルーク)「はい!(もっとマシな言い訳できないのか自分〜〜〜〜〜」
ウラカービィ「メター!」


すると、響はウラメタナイトの姿を見る。その時の表情は切なそうにしていた・・・。これにクルミはズキンと胸が痛む。


クルミ(クルーク)(こんなに痛いもんなの?“恋”って)


一方、ブタのヒヅメのママ直属の部下であるエルマはある車椅子の少女の姿を見る。その少女は言葉も発さずにエルマは言う。


エルマ「・・・ブタのヒヅメのママ様の言う通り、ある方法であなたを“生き返らす”ことができるなら、私はお金を稼ぐし、悪にだってなるからね・・・」






エルマ「“エルカ姉さん”」






ーーー第7話・おわりーーー






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