二次創作小説(映像)※倉庫ログ

第10話:「キミじゃなきゃダメなのに」(その1) ( No.877 )
日時: 2016/11/02 01:27
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
参照: http://www.nicovideo.jp/mylist/53300028

連続投稿すみません;今回からはいよいよラストヘ向かいます!このお話には実は最後に・・・






そして式神界の武闘大会当日。式神達が向かう中、クロスは王ドラに声をかけられる。


王ドラ「クロスさん!」
クロス「!」
王ドラ「・・・頑張って下さいよ」
クロス「・・・ああ」


そして式神界の武闘大会は始まった!


式神司会「エントリー・ザ・ジェントルメーン!これにて式神の武闘大会が始まりまーす!」


クロスはあらゆる強敵を打ち倒して行く。これに式神司会は驚く。


式神司会「おーっと!クロス、どんどん勝ち進んでいます!このまま優勝候補のアクセスを倒せるかー!!?」
ゼオ「アクセス、そんなに強いのか・・・うげ」
アイオーン「オッドアイの希少種だからな。ヴー、アクセスは昨年の式神の武闘大会の覇者であるな。しかも、厳しい中で勝ち抜いた功績がある」
ププル「うげっ!!?ってことはクロス、負けちゃうんじゃ・・・確かにクロスも強いけど・・・」
響&クルミ(クルーク)「・・・(お互い相槌をして走り出す」
奏「あっ、おい!?」
ウラメタナイト「私が向かう!」
ウラカービィ「メタ!」


一方、トーガはそばに付いていた二人のセクトニアと二人のドロシアがなんとかデデデを説得していた。しかし、デデデはそれでも聞かなかった。


デデデ「ダメゾイ!せめて観戦くらいはさせてくれとは言っても・・・そんなもの、あまりにも突然すぎるゾイ」
トーガ「・・・」
ドロシア「でも!プラスにはならないっていうのはあなたの勝手な思い込みだわ!」
セクトニア「そうだぞー。いい加減意地張らなければどうだ?」
ウラセクトニア&ウラドロシア「うんうん」
デデデ「・・・!!ーーーじゃあ」






デデデ「お前らがそいつに、騙されてない証拠は?」
二人のセクトニア&二人のドロシア&トーガ「!!?」






デデデ「そいつがもう一度クロスを捨てたいから、お前らを利用したんだとしたら?」
トーガ「ちがっ・・・」
デデデ「違うってどうして言い切れるゾイ?なんせ普通の方法じゃ無理なんだから」
トーガ「・・・っ」


すると、ある人物が来た。響とクルミとメタナイト、三人に呼び出されたウラデデデとエスカルゴンだ。


ウラデデデ「ーーー残念ながらそいつはそんな奴ではないゾイ」
デデデ「!?」
ウラドロシア「みんな!?」
エスカルゴン「クロスは父親に捨てられたと思い込んでいるゲス。父親で傷ついたのなら、その父親に救われるべきゲス。この方法はちょいと荒療治ゲスが」
デデデ「なんゾイ貴様ら。分かったような顔をして・・・」
ウラデデデ「少なくとも貴様よりは分かってるゾイ。つか、貴様がわかってなさすぎゾイ。トーガがようやく向き合ってもう一度やり直すと決めたチャンスを、奪う権利は誰にもないゾイ!!」
デデデ「!!」
ウラデデデ「わかっているゾイ?クロスが一人で抱え込んだ時、狼に変身した時も誰も気にかけてやらないで、クロスはいつだって一人でーーー」
エスカルゴン「陛下。・・・この世界の陛下だってそれは分かってるはずゲス。ただ、失礼ゲスが、これはトーガしかダメゲスのに分からない大王に、この世界のプププランドを幸せにできると思えないゲス」
セクトニア「ーーー正論だが、言い過ぎだぞエスカルゴン!!」
響「セクトニアさ・・・!」
デデデ「セクトニア。・・・お前は耳に痛いことを言ってくれるゾイ、エスカルゴン。クロスはずっと何も言わないままツーストに付いて行こうとしたから、クロスはツーストの命令だけに忠実だから、それでも良いと思ったが、それは・・・逃げだったのかもしれないゾイ・・・トーガ、一ついいゾイ?」


ウラデデデとエスカルゴンの説得に考えが変わったデデデはトーガに問う。


デデデ「お前がもしもクロスに会った時、クロスはトラウマからお前を拒絶するかもしれない。・・・それでも会うと誓うか?」
トーガ「・・・。溝を楽に埋まるよりずっとマシだ!」


ようやく役目を果たした三人はひとまず静かに観客席に戻る。一方、クロスはアクセスと対峙する決勝戦まで進み、そばにいたツーストは言う。


ツースト「クロス。あの時も言おうとしたけど、どうしても俺の命令じゃないとダメか?」
クロス「・・・お前がロビンの生まれ変わりだからだ。なんて言おうともロビンの生まれ変わりであるお前しかいない」
ツースト「!!クロスの良さを分かってくれる奴は俺だけじゃない!!」
クロス「・・・」
ツースト「・・・つかさ、クロスは・・・クロスのこと好きな奴が現れると思う・・・」
クロス「は!!?」
ツースト「出会いも運の巡り合わせだから、ロビンと出会ったのは運が良かったと思う。ただお前が気付いてないだけで。あいりと俺が出会ったのも運が良かったと思うんだ♪」
クロス「いや、そんなのと一緒にされても・・・;」
ツースト「だから、俺は今まで出会った奴らを守って行こうと思うんだ」
クロス「!」
ツースト「後輩バンドもスマブラ屋敷の奴らもチームクロードも、ミラクル☆4もマジカル★4も、あいりもあおいもお義父さんもお義母さんも美貴も、クロスも。そうやってお前が気付いてないだけで確かに出会ったんだよ。それが・・・俺の今の命令だ・・・」
クロス「・・・!」


すると、ツーストはテレビの観客席である人物の姿を見る。ツーストは意を決したのか言う。


ツースト「それと決勝戦に行く前にもう一つの命令。償いはしたいと思う奴はいるから、全力を出し切って来い!!」
クロス「・・・」


クロスはその命令を聞き届けたのか決勝戦の舞台に上がる。すると、クロスはある人物の姿を見る。それは・・・






クロスを一目見るために観客席に座るトーガだった・・・!






クロスはトーガの姿を見た時に過去を思い出した。それは捨てられた記憶ではなく・・・






トーガ『なんでだろう。私達みんな全力を出し切ったのに、何が行けなかったんだろう?どうして私のフルートは上手くなったのに観客の反応で行けないんだ』
クロス『式神の演奏会なんてそんなものですよ、父上』
トーガ『そうだが・・・もし、私のフルートをお前に受け継いだ時は、ーーー』






その言葉を思い出したクロスはアクセスと戦う!アクセスは名刀の使い手であるため大剣である天羽々斬の使い手であるクロスはスピードの方が上であるアクセスに押されていた。


ヒショウ「すげーな。ほぼ互角だ!」
クロ(クロード)「・・・ああ(・・・勝ち上がって来い、クロス!自分の壁を壊すため!」


クロスの押されるところを見たトーガは約束の言葉を思い出す!


トーガ『私のフルートを受け継いだ時は』






トーガ『その時はお前がこれから出会う人達にお前を託そう』






トーガ「クロス!!頑張れ!!」
クロス「!!」


父親の声援によりようやく落ち着きを取り戻したクロスはアクセスの攻撃を跳ね返し、そして・・・!


クロス「天羽々斬・風斬!」
アクセス「!!!」


そしてアクセスは弾き飛ばされた・・・!これに式神司会は・・・!


式神司会「・・・素晴らしい!クロス、全ての人達のために勝ちました!そして優勝ーーーーー!!!」
クロス「・・・」
式神司会「クロス、優勝の感想は?」
クロス「・・・(観客席に上がる」
式神司会「ちょっ、クロス!?そっち観客席ですけどー!!?」


すると、クロスは観客席に上がり、トーガの元に駆け込む!トーガは気付く。


トーガ「クロス・・・」
クロス「・・・馬鹿父が」
トーガ「えっ?」
クロス「なんでそれだけのために私を捨てたのだ!?しかも受け継いだフルートだってロビンが死んで以降吹けてないしな、赤猫を連れた魔導師が仕組んだことも知っている!」
デデデ「え?」
ウラカービィ「ありゃー;」
トーガ「す、すまない。私が・・・」
クロス「寂しくてたまらないんですよ・・・」


すると、トーガが見たのはクロスの流した涙だった。クロスは泣きながら言う。


クロス「私も、なんで吹かなかったんだろう。ロビンにちゃんとフルートで伝えて欲しかったのに、そしたら、そしたら・・・」


すると、トーガは泣いたクロスを抱きしめる。トーガは涙を浮かべながら言う。


トーガ「すまないな。今更許してもらえるとは思ってない。だが、安心しろ。今までもこれからもずっとずっとお前の味方だ」
クロス「!」


すると、クロスは父親のトーガの本心に静かに泣いていた声が叫びに変わる。クロスは泣き叫びながらトーガに抱きついた・・・。これにクルミは涙を浮かべながら響に言う。






今回はいよいよクライマックス直前!

第10話:「キミじゃなきゃダメなのに」(その2) ( No.878 )
日時: 2016/11/02 01:31
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
参照: http://www.nicovideo.jp/mylist/53300028

クルミ(クルーク)「大人にも、家族は必要なんですね」
響「うん。誰かの支えなくして成功はありえないからね」


響の涙を浮かべながらの笑顔にクルミは胸が苦しくなる。クルミは言う。


クルミ(クルーク)「ぼっ、ボク達、そろそろルートライブの最後の追い込みに入らないと!響さんも入るんでしょう?」
響「うん!だって、僕達も」






響「なかま「ガシャン」
クルミ(クルーク)「!?」






響「クルミ。なに、これ?」
クロ(クロード)「・・・!!」
???「キャハハハハ!」
クロ(クロード)「!?」


すると、響を丸いガラスの球体に閉じ込めたブタのヒヅメのママ直属の部下であるエルマ、サキュバス、Dサーバントの三人組だった!エルマは言う。


エルマ「実に愉快、実に滑稽ね、クロ!この子はいただいてくわ」
クロ(クロード)「おい!!こんなの認め・・・」
サキュバス「あらん、邪魔しないでv(悪魔の攻撃」
クロ(クロード)「ぐはっ!!!(吹き飛ばされる」


会場全体が戸惑う中、すると、クルミはゼオとププルに関する二人の苦しみを思い出した。その苦しみと響のこれから受ける苦しみを重ねたクルミは魔法でエルマに攻撃する!


エルマ「おっと!?」
ゼオ「行かん、憎しみで魔力に侵されてる!」
ププル「クルミちゃん!!やめて!!」
アイオーン&奏&ウラメタナイト「クルミー!!!」


すると、流れ弾がエルマに当たろうとした時、cantabileがIPで優勝した一番幸せな出来事を思い出した。それを思い出した時、エルマへの攻撃はやめ、クルミは倒れこんだ。


響「クルミ!!」


そして響はブタのヒヅメのエリート候補である三人組に連れ去られた・・・。






そしてクルミはスマブラ屋敷の医務室で目を覚ました。クルミはようやく思い出して涙を流した・・・。






ウラドロシア「クロードさん、そろそろ教えてくれない?何でクルミちゃんはともかく響も必要だったこと」
クロード「!気付いてたのか」
ウラドロシア「あれぐらい簡単に気付けるのよ」


クロードはようやく響を連れ出した理由を話す。


クロード「・・・アイオーン殿の予知した未来は、エルマ殿らによりクロス殿の心を壊されたあまりその膨大すぎる魔力でチェリーワールドを滅ぼす未来だ。だから、クルミ殿と響殿を連れ出せば、クロス殿は父親と和解し、未来は変えられると思った。その方法が功を奏して未来は結果的に変えられたが、・・・だが、それは・・・大きな慢心だった・・・まさか、エルマ殿らが響殿に目を付けた上にさらってしまうとは・・・」
ウラカービィ「・・・ぼくは未来のことなんて分からない、けど・・・こんなの、あんまりだよ・・・!」
カービィ「もう一人のボク・・・」


この会話を聞いたクルミは響を助けるために単身でレーダーを頼りにブタのヒヅメのママやエルマ達がいるアジトに乗り込むことを決意する!そこに誰かが話しかける。かなり怒っているウーノとそんなリーダーの姿にオロオロしているツーストだ。


ウーノ「どこに行く?」
クルミ(クルーク)「!」
ウーノ「私がいつまでも優しく接すると思っているのか!!?相手はあのママがいるブタのヒヅメだぞ!!」
ツースト「おい、ウーノ!仮にも子供相手に・・・」
クルミ(クルーク)「・・・」
ウーノ「ブタのヒヅメは血も涙もない秘密結社だという!もし、これが失敗したらお前は殺されるかもしれないんだぞ!!」
クルミ(クルーク)「・・・」
ウーノ「・・・それでも行くというのか・・・?」


すると、クルミは頭を下げながら言う。


クルミ(クルーク)「それでもいいんです。死んでもそれがボクの今の使命だというなら」
ゼオ「そうじゃないだろ」


すると、ゼオとププルとアイオーンと奏、ウラカービィとウラメタナイトがクルミの乗り込みの同行を買って出た!彼らは言う。


ゼオ「今は響を救ってルートライブの日までみんなで生きて帰ることだろ?」
ププル「結構役立つよボク達!」
アイオーン「今回はこの神の未来予知のせいだからな・・・」
奏「今回で俺も納得できないと思ってな」
ウラカービィ「ぼくも何が何だか分からないけど、戦う!」
ウラメタナイト「響もクルミも・・・私達の大切な友だからな」


クルミは六人の想いに涙を浮かべたが、懸命に堪える!クルミは頭をもう一度下げる。


クルミ(クルーク)「ウーノさん、ツーストさん。どうかみなさんをよろしくお願いします。絶対に待ってて下さいね」


クルミの頼みにぶわっと涙を浮かべたツーストはクルミを抱きしめる!今回は自分のせいであると痛感したツーストは泣きながら言う。


ツースト「絶対だぞ!!絶対に帰って来いよ!!!」
クルミ(クルーク)「・・・!はいっ(ツースト、約束だよ」


こうして七人は旅立つ!事情を知ったウーノはツーストに対してため息を吐く。


ウーノ「まあ、今回は仕方ない。その弱みに付け込んだDサーバントが悪いからな」
ツースト「すまん・・・;あの・・・俺、あいりともう一度同棲を「好きにするがいい」えっ?」
ウーノ「お前はあいりの心を守りたいのだろう?だったら、自分から離れてどうするのだ。あいりの繊細な心を守るのは、お前しかいない」
ツースト「ウーノ・・・」
ウーノ「それにまた月島(圭一郎のこと)さんにステージをめちゃくちゃにされたら困るしな」
ツースト「・・・;」


この会話を聞いたクロスとチームクロードはツースト達には内緒でこっそりクルミ達の後を付ける。これが決戦の始まりだった・・・。






ーーー第10話・おわりーーー






連続投稿、本当にすみませんでしたOTL文化祭の準備編の感想もOKです。感想OK