「十四松……お前何処行くの……?」「あ!一松兄さん!あの子に会いに……」「そうなんだよ!一松!お前も行くか?」俺がそう言うと、一松は肩をガシッと掴んできた。一松は、小声でこう呟いた。「せっかく久しぶりに会うんだから、二人きりにさせてやんないと……な?」「ええ!?!?でも、心配……」「十四松〜!お前一人で行け!」一松が一方的に言っている。どうしよう……。「分かった!じゃあねー!」十四松は物凄い速さで車庫に走って行った。