二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.108 )
日時: 2016/07/31 17:29
名前: ロード (ID: 0llm6aBT)

「なんとかモンスターを召喚して凌いだか…」

「ここからどうするかが問題だよね…とりあえず、あのボルテック・ドラゴンを倒さないと駄目だから…それから何をするか…」

「でも、何かおかしいわ龍矢……」

「えっ、どうして?龍奈ちゃん」

「龍矢はパワー・ツールを3枚持っているの、それを出さないで、機械竜の方を出すなんて…何を考えているのかしら?」

「確かに…ここで選ぶなら、普通のパワー・ツールが一番だとは思うけど…」

「そこは、龍矢しかわからんな」


7・龍矢のターン

「俺のターン!ドロー!」(龍矢手札1→2)

「俺は機械竜を攻撃表示に変更して、さっきバウンスされた『黒いペンダント』を機械竜に装備!攻撃力500アップ!」

攻撃力はアップするも、ボルテック・ドラゴンには届かない!

「更に、機械竜に装備魔法が装備されたから、カードを1枚ドロー!」(機械竜攻撃力2300→2800)(龍矢手札2→1→2)

「龍矢はこれを狙ってたのね…」

「そのドローカードが、勝負の分かれ目だ!」

客席の龍奈、遊太がそう言う。

ドローカードを見た瞬間、龍矢はにやりとする。

「よっしゃあ!」

「?」

「このデュエル、ここで決めるぜ!」

「何!?」

「俺は、魔法カード『アームズ・ホール』を発動!デッキの上からカードを墓地へ送って、デッキ・墓地から装備魔法を手札に加える!俺が手札に加えるのは墓地の『デーモンの斧』!」(龍矢墓地15→16)

意外な装備魔法をサーチしたことに驚く菊姫達。

「『デーモンの斧』を機械竜に装備!そして、ボルテック・ドラゴンに攻撃!重装解体!」(機械竜攻撃力2800→3800)

機械竜同士の対決!機械竜の攻撃がボルテック・ドラゴンを貫く!

だが…。

「おいおい…ここで決めるって行っても、僕のライフはまだ残るよ、それにモンスターは守備表示だし…ここからどうするの?」(東ライフ1500→1100)

「フッ、ここからが本番なんだよ!速攻魔法発動!『エネミーコントローラー』!」

「それは…!?」

「相手モンスターの表示形式を変更!単三型を攻撃表示に変更!」

「……確かに、単三型は表示形式が一体でも違うと攻撃力を上げられないモンスター、けど、もうバトルは終了しているよ!」

「ここからが本番って言ったじゃねえか、罠カード発動!『イクイップ・シュート』!」

「何!?」

龍矢が発動したカードを見て、菊姫達は驚く。

「おい…あんなカード…」

「龍矢がデッキに入れてるのは見てたけど…まさか使うなんて!」

「具体的にどんな効果?」

「それは……」

そしてデュエルリングの龍矢はというと。

「『イクイップ・シュート』は、バトルフェイズのみ発動可能!自分フィールドの攻撃表示モンスターと、装備カードを選択して、選択した装備カードを相手の攻撃表示モンスターに装備カードを装備!その後、装備カードを装備していたモンスターと選択したモンスターで戦闘を行う!」

「な、何!?」

「『黒いペンダント』を単三型に装備!そしてそのまま攻撃!重装解体・2!」

「そ、そんなあ!」

ドガーンッ!

「うわあああっ!」(東ライフ1100→0)

ピーッ!

「勝者!榊原龍矢!龍矢選手三回戦へ進出!」

「よっしゃああああ!」


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『黒いペンダント』
装備魔法
装備モンスターの攻撃力は500ポイントアップする。
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
相手ライフに500ポイントダメージを与える。
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『アームズ・ホール』
通常魔法
このカードを発動するターン、自分は通常召喚できない。
(1):デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
自分のデッキ・墓地から装備魔法カード1枚を選んで手札に加える。
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『エネミーコントローラー』
速攻魔法
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その相手の表側表示モンスターの表示形式を変更する。
●自分フィールドのモンスター1体をリリースし、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その表側表示モンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
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『イクイップ・シュート』
通常罠
バトルフェイズ中のみ発動する事ができる。
自分フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスターに装備された
装備カード1枚と相手フィールド上に存在する表側攻撃表示のモンスター1体を
選択し、選択した装備カードを選択した相手モンスターに装備する。
その後、選択した装備カードを装備していた自分のモンスターと、
選択した相手モンスターで戦闘を行いダメージ計算を行う。
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「ありがとうな、対戦してくれて」

「うん…負けちゃったけど、楽しいデュエルだったよ、まさかあんなカードを使ってくるなんて…」

「ああ、一回使ってみたかったんだ、上手く行ってよかったぜ」

「それじゃあ、また後でね!」

「おう!」

そう言って東と別れた龍矢。そして、遊太達の所に行く。

「おう皆!俺勝ったぜ!」

「やったわね、龍矢!」

「これで次は…シードの江崎との戦いだね」

「ああ!だけど俺は…負けないぜ!」

遊太や龍奈と勝利を嬉しがる龍矢。が、菊姫はというと……。

「一つ良いか龍矢」

「な、なんだよ?」

「あの場面は普通に『エネミーコントローラー』を使えば勝ててたのに、なんであんなソス罠カード使ったんだ?」

「あ……しまった!?」

「ったく、こんなんじゃ先が思いやられるぜ…」

「ああ〜!なんで俺あん時あんなの使ったんだ〜!?」

「まあまあ、今回は勝利ってことで…許してあげようよ」

「……まあ、その辺にしとくか」


第十九話。終わり。