二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.117 )
日時: 2016/09/03 17:43
名前: ロード (ID: 0llm6aBT)

1・中ノ島のターン

「俺のターン、モンスターを裏守備でセットして、カードを2枚伏せてターンエンド」(中ノ島手札5→2)


中ノ島

ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター1体(裏守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数0枚
除外されているカード0枚


2・菊姫のターン

「アタシのターン! ドロー!」(菊姫手札5→6)

ドローしたカードを見て、少し考える菊姫。ドローしたカードは『古代の機械獣』であった。

(相手の伏せカード、少し心配だが……アタシの『古代の機械』にはそんな物通用しねえ、一気に攻めて行くぜ!)

(と、その前に……!)

「アタシは手札から、魔法カード『トレード・イン』を発動! 手札のレベル8モンスター『古代の機械巨竜』を墓地へ送って、2枚ドロー!」(菊姫墓地0→2)


-------------------
『トレード・イン』
通常魔法
(1):手札からレベル8モンスター1体を捨てて発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
-------------------


「そしてアタシは、手札からフィールド魔法『歯車街』を発動!」(菊姫手札6→5)

菊姫のフィールドに、歯車がむき出しの鋼鉄の街が現れる。岩ノ井と対戦した時使った、フィールド魔法だ。

客席の遊太達も、このカードがいきなり出されたことで歓喜する。

「岩ノ井君、アレは君の時使った『古代の機械』専用のフィールド魔法だよね」

「ええ、あのカードは『古代の機械』をアドバンス召喚する時、リリースを1体少なくすることが出来る上に、破壊されたら『古代の機械』を特殊召喚出来る、『古代の機械』には無くてはならないカードッス!」

「これなら、序盤から一気に攻めて行けるッス!」


-------------------
『歯車街』
フィールド魔法
「アンティーク・ギア」と名のついたモンスターを召喚する場合に
必要なリリースを1体少なくする事ができる。
このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の手札・デッキ・墓地から
「アンティーク・ギア」と名のついたモンスター1体を選んで特殊召喚できる。
-------------------


そして、リングの菊姫はというと。

「アタシはフィールドの『歯車街』の効果で、手札のレベル6の『古代の機械』モンスター、『古代の機械獣』をリリース無しで召喚!」(菊姫手札5→4)

歯車むき出しの獣が現れる。攻撃力は2000と、中々強力だ。


-------------------
『古代の機械獣』
レベル6
地属性
機械族 効果モンスター
攻撃力・2000 守備力・2000
このカードは特殊召喚できない。
(1):このカードが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
(2):このカードが戦闘で破壊した相手モンスターの効果は無効化される。
-------------------


「行くぞ! バトルだ! 『古代の機械獣』が攻撃するバトルフェイズ中には、相手は魔法・罠を発動出来ない! プレシャス・ファング!」

機械獣が、伏せ守備モンスターに向かって攻撃しようとする! が、裏返った伏せ守備モンスターはというと。

裏返った伏せ守備モンスターは、『アステカの石像』だった。

「『アステカの石像』は守備力2000! 攻撃力と守備力が同じなら、攻撃してもダメージは無い!」

「チッ、ここはダメか……」

「だがこれならどうだ! 手札から『牙城のガーディアン』を捨てることで、『アステカの石像』の守備力は1500アップする!」(中ノ島手札2→1)(中ノ島墓地0→1)

「1500……いや、確か『アステカの石像』の効果は!」

「そう! このモンスターを攻撃した相手がダメージを受ける時、そのダメージは2倍になるのさ!」


-------------------
『牙城のガーディアン』
レベル4
地属性
戦士族 効果モンスター
攻撃力・0 守備力・1500
自分フィールド上に守備表示で存在するモンスターが攻撃された場合、
そのダメージステップ時にこのカードを手札から墓地へ送る事で、
その戦闘を行う自分のモンスターの守備力は
エンドフェイズ時まで1500ポイントアップする。
-------------------

-------------------
『アステカの石像』
レベル4
地属性
岩石族 効果モンスター
攻撃力・300 守備力・2000
このモンスターを攻撃した時に相手プレイヤーがダメージを受ける場合、
その数値は倍になる。
-------------------


「ぐぅっ!」

機械獣は石像に勢いよく突進して行ったが、石像に跳ね返されて大ダメージを受けてしまう!(菊姫ライフ8000→5000)

「ヘッ、見事に引っ掛かってくれたぜ! あー気持ちいい、これがアステカデッキの真髄だぜ!」

「フン、要はただの受け身なデッキなんだろ……! アタシはカードを2枚伏せて、ターンエンド!」(菊姫手札4→2)

(……次のターン、目に物見せてやる……!)


菊姫

ライフポイント5000
手札枚数2枚
モンスター1体『古代の機械獣』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚『歯車街』(フィールド魔法)
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚


まだ2ターンだが、いきなり3000もダメージを喰らった菊姫に、不安になる遊太。

「いきなり3000も喰らっちゃったね……大丈夫なの!?」

「心配無いッス、アネゴは大丈夫、この試合、勝てるッスよ!」

「ほ、ホントに?」


3・中ノ島のターン

「俺のターン、ドロー!」(中ノ島手札2→3)

「このドローフェイズに罠カード発動! 『サンダー・ブレイク』! このカードは手札1枚を捨てることで、フィールドのカードを1枚破壊する!」(菊姫手札2→1)(菊姫墓地2→4)

「まさか……お前アステカを破壊しようって言うのか?」

「違う! アタシが破壊するのは……右の伏せカードだ!」

その伏せカードを破壊すると言った瞬間、顔がこわばる中ノ島。

(ヤバい、そのカードは……仕方ない!)

「罠カード発動! 『魔宮の賄賂』! このカードは魔法・罠を無効化し、相手に1枚ドローさせる。さあ、ドローしろ」(中ノ島墓地1→2)

「……わかった」(菊姫手札1→2)


-------------------
『魔宮の賄賂』
カウンター罠
(1):相手が魔法・罠カードを発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
相手はデッキから1枚ドローする。
-------------------


ドローしたカードを見る菊姫だが、表情は晴れない。

(アタシに1ドローさせても守りたかったカード……相手のデッキは恐らくアステカデッキ……なら、あの伏せカードは当然……)

「俺は更にモンスターを1体伏せて、カードを1枚伏せてターンエンド」(中ノ島手札3→1)


中ノ島

ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター2体『アステカの石像』(守備表示) 『?』(裏守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚