二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.119 )
- 日時: 2016/09/05 18:00
- 名前: ロード (ID: 0llm6aBT)
5・中ノ島のターン
「俺のターン! ドロー!」(中ノ島手札1→2)
「さっきは上手く凌げたけど、今度は直接攻撃は嫌よっと……! 装備魔法『磁力の指輪』を発動! この装備魔法が装備されているモンスター以外、攻撃することは出来ない。 よって、直接攻撃も出来ない! ……代わりに攻撃力・守備力は500ダウンするけどな」(『アステカの石像』攻撃力300→0 守備力4000→3500)
「そう来るかよ……!」
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『磁力の指輪』
装備魔法
自分フィールド上に存在するモンスターにのみ装備可能。
装備モンスターの攻撃力・守備力は500ポイントダウンする。
相手はこのカードの装備モンスターしか攻撃する事ができない。
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「更に俺は、裏守備モンスターをリリースして、レベル6の『キャッスル・ゲート』をアドバンス召喚!」(中ノ島手札1→0)(中ノ島墓地3→4)
伏せ守備モンスターがリリースされると、巨大な門のようなモンスターが召喚された! だが、その見た目に反して、攻撃力は0。
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『キャッスル・ゲート』
レベル6
地属性
岩石族 効果モンスター
攻撃力・0 守備力・2400
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「攻撃力が0のモンスターを、攻撃表示で場に出すだと……! 確かに、ロックされてはいるが、やすやすと出されるなんて……屈辱だ!」
「あ、一応『キャッスル・ゲート』は戦闘では破壊されないからな。それに、もう一つ効果があるぜ」
「ああそうかよ!」
「俺はこれでターンエンド」
中ノ島
ライフポイント8000
手札枚数0枚
モンスター2体『アステカの石像』(守備表示) 『キャッスル・ゲート』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード1枚『磁力の指輪』(装備魔法)
墓地の枚数4枚
除外されているカード1枚
6・菊姫のターン
「くぅ……アタシのターン! ドロー!」(菊姫手札1→2)
「アタシは手札から『グリーン・ガジェット』を攻撃表示で召喚!」(菊姫手札2→1)
歯車のようなモンスターが召喚されると、歯車を回して効果を発動する。
「『グリーン・ガジェット』は、召喚・特殊召喚された時、デッキから『レッド・ガジェット』を1枚手札に加えられる」(菊姫手札1→2)
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『グリーン・ガジェット』
レベル4
地属性
機械族 効果モンスター
攻撃力・1400 守備力・600
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「レッド・ガジェット」1体を手札に加える。
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「で? それから?」
「く……ターンエンド!」
菊姫
ライフポイント1800
手札枚数2枚
モンスター3体『古代の機械獣』(攻撃表示) 『ペアサイクロイド』(攻撃表示) 『グリーン・ガジェット』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード1枚『歯車街』(フィールド魔法)
墓地の枚数9枚
除外されているカード0枚
7・中ノ島のターン
「俺のターン! ドロー!」(中ノ島手札0→1)
「よし! 俺は『岩石の巨兵』を攻撃表示で召喚!」(中ノ島手札1→0)
「そして、俺は『キャッスル・ゲート』の効果発動! 1ターンに1度、このモンスターが攻撃表示である時、レベル5以下のモンスターをリリースすることでそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える!」
「な、何!?」
「『岩石の巨兵』をリリースして、その攻撃力分の1300のダメージを与える! モンスターカノン!」
『岩石の巨兵』が『キャッスル・ゲート』の扉の中に入ると、そこから射出された!(中ノ島墓地4→5)
その射出されたモンスターの攻撃力分のダメージが菊姫に加わった。
「ぐああああ!」(菊姫ライフ1800→500)
「俺はこれでターンエンド。このままなら、モンスターを引いたら俺の勝ちかもしれねえなー」
中ノ島
ライフポイント8000
手札枚数0枚
モンスター2体『アステカの石像』(守備表示) 『キャッスル・ゲート』(守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード1枚『磁力の指輪』(装備魔法)
墓地の枚数5枚
除外されているカード1枚
客席から見ていた遊太は、思わず不安になってしまう。
「ね、ねえ皆……菊姫は大丈夫だよね? 勝つよね?」
「だ、大丈夫ッスよ……! ここから大逆転かますッスよ!」
「大丈夫……だぜ?」
精一杯フォローしている岩ノ井と鏡山だが、不安になっていることには否めなかった。
それを見かねて、才羽が言う。
「大丈夫だ、自分が焦っていることに気づければ、きっと何とかなるはずだ。ただ……当の本人が完全に気づいていないってことだな」
「どうすれば……気づける?」
「……菊姫に言ってやれ、応援の言葉をな。そうすれば、きっとわかってくれるはずだ」
「わかった、言ってみるよ!」
才羽に言われ、皆は客席から応援の言葉を菊姫にかける。
「菊姫!」
「な、なんだよ遊太……今アタシはこのピンチからどうやって逆転しようか考えてて忙しくて……」
「よく聞いて菊姫、このデュエル、今の君じゃ勝てないと僕は思う!」
「あ!? 何言ってるんだ遊太ァ! アタシがこんな奴ごときに負けるはずが——」
「ダメッスよアネゴ! そんな風に考えていては!」
「もう少し考えてください! アネゴには目標があるでしょう!」
「……は?」
取り巻きの言っていることに、少し理解を示す菊姫。
「確かにアネゴはこんな奴なんかに負けるはずありませんが、とりあえず目の前の現実を受け入れましょう! コイツは、アネゴの行動を逆読みしてるッスよ!」
「ですからこんな風に良いようにやられているんじゃないですか!」
「う……」
反論できない菊姫は、黙ってしまった。
「アネゴ、確かにシードだっていうのに認められてないのはアネゴにとって我慢ならないことッスよね? けれど、見てくださいッス、その我慢ならないことのせいで、焦って実力を誇示しようと躍起になれば、勝利は遠のいてしまうッス!」
「……!」
「アネゴの実力を見せつけるには、ただじっと、いつもの通りにデュエルすれば良いのですよ!」
「そう! アネゴはいつも通りやっていれば、きっと勝てるッスよ!」
「だから……今のデュエルでは勝てないのでいつものデュエルになってくださいッス!」
「あ……そうか!」
「ね? 菊姫をずっと見てきた二人がこう言ってるんだから、菊姫はいつものデュエルをやればいいのさ!」
「いつもの……デュエル? わかった、見せてやるぜ! このアタシの、いつものデュエルを!」