二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.134 )
- 日時: 2016/10/04 20:23
- 名前: ロード (ID: sFi8OMZI)
1・志垣のターン
「俺のターン、俺はモンスターを1体裏守備表示で出して、カードを1枚伏せてターンエンド」(志垣手札5→3)
志垣
ライフポイント8000
手札枚数3枚
モンスター1体『?』(裏守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数0枚
除外されているカード0枚
2・鏡山のターン
(相手は伏せカード1枚と、裏守備表示モンスターが1体……相手は後手に回ったな。なら、俺は先手先手を取るだけだ!)
「俺のターン、ドロー!」(鏡山手札5→6)
「『機甲忍者アース』は、相手フィールドにだけモンスターがいる時、手札から特殊召喚出来る。アースを攻撃表示で特殊召喚!」(鏡山手札6→5)
手札から、黒装束を纏った忍者が現れる。だが、レベル5だと言うのに攻撃力は1600と貧弱だ。
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『機甲忍者アース』
レベル5
地属性
戦士族 効果モンスター
攻撃力・1600 守備力・1200
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
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「そして、俺は『機甲忍者フレイム』を攻撃表示で召喚!」(鏡山手札5→4)
今度は赤い装束の忍者が現れる。すると、フレイムが印を結び、自身に炎を纏わせる。
「『機甲忍者フレイム』は、召喚・反転召喚・特殊召喚された時に『忍者』と名の付いたモンスターのレベルを1つ上げられる! 俺はフレイムのレベルを1つ上げる! よって、フレイムのレベルは5となる!」
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『機甲忍者フレイム』
レベル4
炎属性
戦士族 効果モンスター
攻撃力・1700 守備力・1000
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
自分フィールド上の「忍者」と名のついた
モンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターのレベルを1つ上げる。
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これを見て、観客席の遊太達は感づく。レベル5が2体並んだ。その意味は……。
「エクシーズ召喚!」
「やる気だな、鏡山!」
「レベル5の2体のモンスターをエクシーズ素材として、エクシーズ召喚!」
「闇に紛れし紅色の忍びよ、影より舞い出で敵を抹殺せよ! エクシーズ召喚! ランク5『No.12 機甲忍者クリムゾン・シャドー』!」
2体のモンスターが重なり合って生まれたのは、紅蓮の装束に身を包み、片手に忍者刀を持っている赤い忍者だった! 攻撃力は2400と、中々だ。
この時、志垣が伏せカードを発動する。
「罠カード発動、『奈落の落とし穴』。攻撃力1500以上のモンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時、相手モンスターを破壊して除外する」(志垣墓地0→1)
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『奈落の落とし穴』
通常罠
(1):相手が攻撃力1500以上のモンスターを
召喚・反転召喚・特殊召喚した時に発動できる。
その攻撃力1500以上のモンスターを破壊し除外する。
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折角強いモンスターを召喚出来たのに、観客席から龍矢が残念がる。
「ああ〜! 折角攻撃力2400のモンスターを出したって言うのに、除外かよ〜」
「心配するな龍矢、お前の心配はいらねえよ。しっかり読んでるぜアイツは」
その通り、鏡山は効果を発動しようとしていた。
「クリムゾン・シャドーの効果発動! エクシーズ素材を1つ取り除くことで、このターンは戦闘・効果では破壊されない!」(鏡山墓地0→1)
落とし穴に一瞬落ちたかと思ったら、クリムゾン・シャドーは丸太になって消えてしまった。そして、鏡山のフィールドに再びクリムゾン・シャドーが現れる。
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『No.12 機甲忍者クリムゾン・シャドー』
ランク5
地属性
戦士族 エクシーズ・効果モンスター
攻撃力・2400 守備力・1700
レベル5モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
このターン、自分フィールド上の「忍者」と名のついた
モンスターは戦闘及びカードの効果では破壊されない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
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「な? 言っただろ龍矢」
「おお〜……」
感心する龍矢をよそに、
「そして、クリムゾン・シャドーで裏守備モンスターを攻撃! 月影紅斬り!」
クリムゾン・シャドーに攻撃された裏守備モンスターがひっくり返る。それは、トゲトゲした芋虫であり……。
「『ニードルワーム』の効果発動。このカードがリバースした時、相手はデッキからカードを5枚墓地へ捨てなくてはならない」(志垣墓地1→2)
「……わかった」(鏡山墓地1→6)
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『ニードルワーム』
レベル2
地属性
昆虫族 効果モンスター
攻撃力・750 守備力・600
リバース:相手のデッキの上からカードを5枚墓地へ捨てる。
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いきなりデッキから5枚も墓地へ送られた鏡山。だが特に慌てる様子も見せず。
「俺はカードを2枚伏せてターンエンド」(鏡山手札4→2)
鏡山
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター1体『No.12 機甲忍者クリムゾン・シャドー』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数6枚
除外されているカード0枚
3・志垣のターン
「俺のターン、ドロー」(志垣手札3→4)
「俺は手札から、魔法カード『手札抹殺』を発動。互いのプレイヤーは手札を全て捨てて、捨てたカードと同じ枚数だけドローする」
「わかった」
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『手札抹殺』
通常魔法(制限カード)
(1):手札があるプレイヤーは、その手札を全て捨てる。
その後、それぞれ自身が捨てた枚数分デッキからドローする。
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プレイヤー二人は互いに手札を全て捨てて、同じ数だけドローする。(志垣墓地2→6) (志垣手札4→3) (鏡山墓地6→8)
「さて……俺はモンスターを守備表示でセットして、魔法カード『浅すぎた墓穴』を発動。互いのプレイヤーは墓地から裏守備表示でモンスターを特殊召喚する。俺は再び『ニードルワーム』を守備表示でセットする。お前もモンスターをセットしろ」
「なら俺は、墓地から『白い忍者』を裏守備表示でセットする」(鏡山墓地8→7)(鏡山手札3→2)
「そうか、俺はリバースカードを1枚セットして、ターンエンド」
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『浅すぎた墓穴』
通常魔法
お互いのプレイヤーはそれぞれの墓地のモンスター1体を選択し、
それぞれのフィールド上に裏側守備表示でセットする。
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志垣
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター2体『?』(裏守備表示) 『ニードルワーム』(裏守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数6枚
除外されているカード0枚
この状況を見て、観客席の菊姫は感づく。
「どうやらコイツは……デッキ破壊を狙っているみたいだな」
「デッキ破壊……ですか?」
「ああ真薄。相手のデッキをとにかく削り、ドローさせなくして相手を倒すデッキだな。このタイプの場合、速攻で行けば問題ないと思うが」
「でもさ菊姫……速攻で行けないと大変なことになるんじゃ……」
「遊太の言う通り、速攻で行けなきゃ大変なことになる。デッキはボロボロ、下手すりゃ手札もボロボロになる」
「そうなのか……」
「だが……アイツはそう簡単にはやられんと思うよ」